Hodejegerne (Headhunters)

http://www.imdb.com/title/tt1614989/ ノルウェーの映画だけど、ハリウッドのサスペンス&アクション映画風。既視感たっぷりで、ノルウェーの映画という点に誤魔化されたかんじがする。話の筋も「んー... 苦しいな」とゴリ押しがあり、たとえば007見るときは娯楽映画として見に行くので変な期待もせずに見ることができるんだけど、これはそういう割り切りもせず、心の準備がそもそも間違っていました。 ノリ的にはハリソン・フォードの逃亡者よね。あ、IMDB の評価が同じぐらいだわ。やっぱな、よく似てるもんな。 ノルウェーの人、みんな白いですね。

The Five-Year Engagement

Carlton 劇場の火曜日は激安。しかも映画上映前のコマーシャルがレトロでとても楽しい!! http://www.imdb.com/title/tt1195478/ 別にそんなに見に行きたくはなかったけど教授が笑いたい、というので。Emily Blunt が好きなので行ったわけです。 面白かったよ!深く考えずに笑いたい人にはいいラブコメです。しかもサンフランシスコが舞台。しかも、出だしから「あ、これは○○ちゃんところに行くルートじゃないか!」と始まり、後半は私がサンフランシスコに行くたびに編み物合宿をやっている手芸部部長宅が出てきた!!それがまあ、サンフランシスコの地理を知る人にとっては、「おいおい!」みたいなシーンでして。「アラモスクエアに行きたいの!」と言っていたはずなのに、「おめー、そこはアルタビスタやねーかっ!!」というレベルで。 それだけでなく... 私がサンフランシスコからトロントに引っ越したのも真冬だったので、このコメディが微妙に笑えない。トロント在住の人に悪いですが、というかトロントが悪いわけじゃないんですけど、あのサンフランシスコの気候から「なんでわざわざこんな寒くてグレーなところへ?」というのは永遠につきまとうのですよ。 というかこの映画そのものが、「私と重なっている」のですわよ。いろんな意味で。だからゲラゲラ笑いつつも「笑えねー」というシーンもたくさんあったわけですね。 クッキーモンスター&エルモトークがすごく私のツボを刺激しました。 ジェーソン・シーゲルはそんなに好きじゃないんですけど、この映画はまあまあよかったです。

Senna

http://www.imdb.com/title/tt1424432/ アイルトン・セナのドキュメンタリー。 去年か一昨年ぐらいにトロント国際映画祭で評判がよかったとかで、トロント市内の映画館でも上映してたのを見逃し、やっと DVD で見た。 よかった。 私、88年日本グランプリの鈴鹿のレース場にいたんですよ。この映画、鈴鹿のレース場何度も出てきます。呪われてたから。 私は F1 レース事務局で留守番係&あのレース場の管制塔みたいなとこで3時のお茶係だったんですよ。セナ、プロスト、ナカジマサトル、スズキアグリぐらいは知ってましたよ(ま、それぐらい誰でも知ってるね)。 当時はレースより、「レース・クィーン」と呼ばれる女の子たちとそうでない女の子の扱いの差が露骨で、レース・クィーンを見ると出がらしの茶を投げつけてやりたいと、嫉妬の炎をメラメラ燃やしてました。バブルの絶頂期だったよねー!日本人金持ち多かったよねー!あの頃は。 まあ、そんなわけで、映画見ながら当時のことを思い出しつつちょっと興奮してたわけですね。あんまりにも F1 のこと知らない人が見たら面白くないかも。

わたしのグランパ

そーいや、茶事イベントのナレーターしたとき、この映画も上映してたから見た。 私の好みの映画じゃないですが。 菅原文太は割と好き。「トラック野郎」見てたもん。デコトラ特集番組も見てたもん。でもああいうブンタさんを知らないと、この「わたしのグランパ」は落ち着きどころがない、と思った。 ハリウッド系の映画だと「孤高の男」が一人壮大な敵とか理不尽な世の中に立ち向かってすごいアクション展開させるけど、ブンタさんは商店街のおっさんたちや中学生の不良とおしゃべりして、ヤクザに立ち向かっていった。でも億単位の現金をネコババしてた。 「グランパったら...」 みたいなオチのある映画だった。

Jiro Dreams of Sushi

http://www.magpictures.com/jirodreamsofsushi/ チケット買うとき「スシ二枚 (two for sushi)」って言ったのにチケット売りのお姉さん笑ってくれなかった! それはさておき... お涙頂戴の作りではなく、あくまでも職人のプライドの話。スシだけで90分間こんなに熱くなれるなんて!おいしいスシが食いたい。実は私はそんなにスシ派ではないんだけどね。いろんな魚を一度に食べるより、好きな魚だけをいっぱい食べたいから。 それよりもこのスシ屋が3万円から、という価格設定に対する反応に、カナダ人の食事に対する態度が違うんだな、と思った。3万は高いけどそんなにおいしいなら是非食べたい!と思う日本人はそんなに金持ちじゃなくても多いと思う。 全然分野は違うけど、「編み物もそうなのよ、キリがなくて飽きないの。」と映画を見ながら思っていました。

Monsieur Lazhar

http://www.imdb.com/title/tt2011971/ オスカーナイトに備え、せっせと映画を見ています。 これはオスカーの外国語部門賞にノミネートされてるカナダ映画。ケベックが舞台だからフランス語。 じわりときます。ホロリと涙が出ます。 主人公のアルジェリア人の先生がとてもいい。「シャッフル」わかんないのに「あー、シャッフルね。」と知ったふりして会話を流すことが、なんだかツボだった。 先生と子供の心の交流っていうのもあるけど、「越えなければいけない困難」の差をうきぼりにしている話でもあるし、教育現場へのさりげない批判とも受け止められる部分もある。 この映画を見たときの「予告編」が数寄屋橋のすし屋さんのドキュメンタリーだった。すごく面白そう。早く見たい。スシ食いたい。

Cafe de Flore

http://www.imdb.com/title/tt1550312/ なかなか面白い発想の映画だった。輪廻転生と恋愛が交錯した話。仏教っぽいわ。来世で結ばれるってのが。 フランス語だから字幕。字幕が何故か見づらかった。ロ、ローガン? それでもね、映像だけで結構あらすじは掴めるもんだわ。むしろ、こういう抽象的なことは言葉に惑わされないほうが理解しやすいのかも。 でもさ、なんか話にのめり込むまでは、都会的なインテリっぽい若者の実験的映画っぽいかんじが匂っていやだった。

A Dangerous Methods

http://www.imdb.com/title/tt1571222/ またまたマイケル・ファスベンダー。今度はユングになってた。色々と忙しいね。 ユングとフロイドの決別に至るまでの話にもちろん「リビドー」がからんでいるのでとても面白うございます。でもこれを見るとユング派になるよ。 クローネンバーグの映画だけど、そんなに「奇想天外」な話じゃなくて、ある程度史実に基づいているみたい。 ウィーンにあるフロイトの家が出てくる。ベルベデーレ宮殿も。フロイトの家はすごく小さいのに何時間も過ごしたので、本当にあの部屋で撮影したかどうかは知らないけど、よく再現してあると思うわー! でもキーラ・ナイトリーが、映画の中で大変なことに!これを見るのがとても楽しかったりします。 それと、クローネンバーグがカナダ人ということを最近知りました。アメリカ人かと思ったよ。アメリカ人だと思っていたら実はカナダ人だったリストがどんどん大きくなります。 今の時点でのビックリ・リスト マイク・マイヤーズ ジム・キャリー ユージン・レヴィー ジャスティン・ビーバー ケイディ・ラング デービッド・クローネンバーグ ジェームズ・キャメロン パメラ・アンダーソン (追加。現時点で第一位) マイケル・J・フォックス (追加) カナダ人とアメリカ人を区別するのは難しいね。

川の底からこんにちわ

http://kawasoko.com/ 日本の日常生活のこと、あまり知らない人たちと一緒に見た。田んぼの風景に説明が必要だったし、日本なのに全然ハイテクじゃない生活送っている人たちがいることにショック受けてたみたい。 英語のタイトルは「Sawako decides」で、いい訳だなと思った。真ん中より下でいいじゃない!という開き直りがテーマだけど、英語で lower-middler になってて、「これすごくいいわー。私も今度から使おう!」と思いました。 そのー、でもー、日本をあまり知らない人たちがですね、「主人公が開き直るきっかけが一体なんだったのかつかみどころがなくて、そこんとこミソだったと思うけど、逃したみたいだからなんだったわけ?」と質問してきました。 なんだったんでしょうね? SNL で「ホワイトピープルズプロブレム」っていう、黒人が白人の悩みに突っ込むやつを見たことあるけど、まさにあんなかんじなんですかね? あの、思うんですけど、日本社会は均一な部分が多いので、「平均あたり」というのがどのあたりか経験的にみんなが知っていて、そこからどれぐらいずれるかによって「笑い→嘲笑→軽蔑→バッシング→村ハチ」というのがあると思います。だから個人的なことに面と向かってちゃちゃ入れしたりすることが多いような気がします。そのだから平均からずれてしまうことに大きな悩みが発生するんだと思います。でも、この映画はそれだけじゃなくって、テキトーな線で日常生活を収めつづけると、最終的に虚しさが募るので、それに対する反発っていうか、「これじゃいかん!」というのがありますよね。百均で身を固めていると「百均な人」にしかならないのと同じで。たとえが悪いか。 でも、私は実は「普通が一番」という納得の仕方とか、「普通より下でいい」ときっぱり言うことが大切とか全然思わない。そういう発言自体が「平均への媚」のように聞こえるから。この映画は「自分を愛せるようになるために」という意味で↑こういうこと言っているとは思うけど。

Young Adult

http://www.imdb.com/title/tt1625346/ すごくオモロかった。女子にしか分からん心理かもね。不幸感漂わせてる人が近づいてきて、あてこすってくる、あの微妙な動き。おっさんが過去の栄光について聞きたくないもないのにしゃべってくるポジティブさとは違って、なんだろう、他人を落とすことで自分を肯定できる、みたいなやつ。 でも映画では嫌味なく、ストレートに表現されててすごくよかった。 女子は複雑。