週三で運動している。パーソナル・トレーニングもお試しで4回やることにした。今、アメリコでサンプル編した報酬として毛糸をタダでもらっているから、毛糸代がういた分をエクササイズに使うことにした。 トレーナーのお姉さんは近寄るとまつげにぶつかりそうなぐらいエクステンションしている。しかしまつげと歯のホワイトニングと日焼けサロン焼けを除き、健康美に溢れ、私もああなりたいわぁと思う。彼女アジア人だしさ。 来週いよいよマドンナがジムに来て、クラスを教えるらしい。ジムから個人的にお知らせが来ていないから、トレーナーに「マドンナ、本当に来るの?私もクラスとっていいのかな?」 トレーナーのお姉さんは小首を申し訳なさそうにかしげて「困ったチャン」の作り顔して、「オーディション合格者だけがマドンナとエクササイズできるのよ…」 気まずーい。 メンバーになったら優遇されるのかと思っていた自分が甘かった。マドンナも自分のジムのプロモーションに来るわけだけから「ビジュアル」を大切にしたいのも分かるな… 次のトレーニングの予約をしていたら、「来週火曜日はやっぱりマドンナが来るから忙しいの?」、「そうね、混雑して大変なことになってると思うから、前日にトレーニングしようか」 がーん。私は当日の「排除されるべきメンバーリスト」に入っているに違いない。 「夏に向け、ビューチフルな足と腕に鍛えて、露出したい」という私の願いが現実となるよう、トレーナーは私をしごく。上半身と太腿が今筋肉痛。今トロントでは雪が氷結していて路面が滑る。筋肉痛には堪える。実際に転んだことも何度かあるから、用心してそろそろ歩いてバスに乗ろうとしたら、バスの運転手が、ピーピーピーっと車体を下げた。私のために。あれは歩行困難なお年寄りなどのためにあるものだと思っていたので、 「私には必要ないのよ」と言ってみる。 運転手はニヤニヤ。 ニヤニヤすんな。
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棒針でループ編み
只今棒針でループ編みを練習中。 とても面倒。 寒波が襲ってきていたときに、ニットのロングジャケットを編み始め、変わった襟にしようと思ってブークレ糸を使おうとしたのを止めて、「ループ編」にしよう!と決めたんだけど。しかも2本どりで。 襟を編んでいる間にもう一着編めそうなぐらい、進まない。今はスワッチ編んでるだけだけど。
ことばの食卓&江戸の味を食べたくなって
友達に借りたこの二冊を立て続けに読んでいたら、おいしいものが食べたくてしょうがない。 「ことばの食卓」で武田百合子が干杏を煮含めたものを、おいしそうに食べている様子を書いていたので、自分で作ってみたら、おいしかった。 教授と冷凍のサンマの塩焼(全然美味しくない)をつつきながら、「日本でなら、サンマは秋から冬のものがおいしい、旬ってものがあるのよ。魚はいつも生のものを食べてるわけじゃなくて、一夜干しなんてのもあるのよ」と説明。 季節ごとに楽しむ食べ物を貪欲に追いかける人が少ないため、カナダの大型スーパーは一年中同じものが置いてあるという話で手芸部で盛り上がったところだった。真冬なんて野菜も果物(リンゴ以外)も全部輸入品しかないんだから、もっとバラエティに富んだものを輸入してくれればいいのになぁ。 今私が食べたいもの... やわらかいキャベツ... 池波正太郎は「うまいものを食うには金をけちるな」と言うんだけど、ないのよ、やわらかいキャベツが...
マトリョーシカを訪ねて箱根の旅
年末、シマネだけでなくハコネにも行った。 去年読んだ「富士屋ホテル物語」をきっかけに三姉妹で富士屋ホテル泊の箱根旅行を決行。箱根がマトリョーシカ発祥の地であることを知り、マトリョーシカを集めている私を筆頭に、三人でそのロクロ木工細工師である田中さんの工房を訪ねようということになった。御年80歳の田中さんは今や箱根あたりでは唯一のロクロ細工師。ご存命中に是非作品が見たいという気持ちが益々募る。 アポの電話を入れると「どうぞどうぞ」と安請け合いとも取れる反応。天皇陛下に作品を献上している大物職人のはず。本当に会ってくれるのだろうか。不安なままレッツゴー。 案の定本人は留守。しかし連絡は届いていてすぐ戻ってくるという。工房は思いのほか小さく地味。しかし中村勘三郎や桂文珍とのツーショットなどもある。やはり大御所なのだろうか。 巨匠を待つ間、店番さんと謎の若者と談笑しつつ作品吟味。展示品が非常に少なく、売品なのかもわからない。ネットでは見たことがない作品を三人で褒めちぎる。すると、謎の若者が「いやぁ、分かる人にはわかってもらえるんだなぁ」と独り呟く。あとで、この若者が田中さんが作った入れ子細工に絵付けしているということが発覚。知らずに素直にけなした作品もあったんだけどお客さんの生の声だと思って許してください。 やがて田中さん登場。「いやぁ、べっぴんさんが揃ってるネ」とテンションをあげていらっしゃる。待ちわびた私たちも質問攻めに出る。話が弾む。 私は桜の花が絵付けされたタマゴを気に入り購入。すると、田中さんが「それだけだと安定しないから」と台を即に作ってくれるという。黒い卵には白木が合うというので「これ箱根神社の杉の木なんだけどさ、いい箱根土産になるだろう?」と原木を持ってきて削り出す。「さすが大御所ですね」とヨイショすると「パクってきたんだよ」と一言。大御所…やることが違う。ロクロ彫りの実演も見せてもらった。しかし私たち三人が横からヤイヤイ話しかけるし、6つの目で注目されてるしで、ちょいと失敗したらしい。「後で壊れたりしたら連絡して。代わりのものを彫ってあげるから」って。でも私にはそんなちょっとキズのあるもののほうが思い出に溢れていて嬉しい。このタマゴは入れ子ではないから、可愛らしくするため、田中さん作の独楽を買って入れてみた。 本物の鶏の卵ぐらいの大きさ 小さな独楽たち。くるくるよく回る 姉は、田中さんの作品に絵を付けていた絵師で今はもうお亡くなりになっていた人の作品を半端ものではあったけど、譲ってもらった。最初は気が進まなかったようだったけど、きっと自分が持っていても仕方がない、分かってくれる人に譲ろうということなのかもと勝手に解釈。でも古い絵だけあって、実に味がある。 こんな素晴らしい、腰の低い大御所がどこにいるだろうか!私たちは三人とも田中さんの大ファンとなり、さらに妹と私はほかのものも注文。頼んだものは長野県の彫師さんとのコラボで時間がかかる。「来年しか作れないから勘弁してね!」だって。私たちは軽く半日ぐらい田中さんの工房に居座っていたと思う。最後は外まで見送ってもらった。お互いの姿が見えなくなるまで手を振ってお別れ。 実は巨匠は大変ご多忙な方らしく、年末にわざわざ足を運んだ私たちに特別な計らいをしてくれたのではないかということらしい。是非是非健康で長生きして、私たちの注文分を完成されたし! マトリョーシカとの大きな違いは、素材となる材木の質が箱根のもののほうが格段にいいということかな。もちろん絵も違うし、箱根のものは七福神など縁起ものが多くて女子受けしないと思うけど、できればそういう伝統的なものをずっと作っていて欲しいな。 追記 後で箱根湯元の風知草というギャラリーで田中さんの作品を見かけた。その店のセンスが素敵だったので立ち寄り、工房訪問のことなど店のおばさんと談笑。素朴な木彫りの入れ物を見つけると「これは田中さんのお友達の作品だから、箱根のものじゃないけど置いてある」と言う。「これはきっと田中さんとコラボしている長野県の彫師さんだ!」と私たちは力説。その「農民彫り」と言われる素朴な彫り物は、ちょっと南米や東南アジアの工芸品を彷彿させる。これは長野県上田市のもの。かわいいねー! 箱根駅伝をテレビで見ていたら、やっぱり田中さんの工房の前の道がコースとなっていた。ひょっとして田中さんが沿道で応援してるかも!なんて淡い期待をして見ていたけど、全然映ってなかった。宮ノ下の富士屋ホテルはさすがに実況中継中に一言あったけど。楽しかった旅を小田原からなぞるような駅伝中継はすごく嬉しかった。
新年の誓い
立ち読みした占い本によると今年は「健康維持に努めよ」という運勢なのと、昨年太ったことも手伝って(私の職業は忙しければ忙しいほど一歩も動かないデスクワークなので)、運動とダイエットを肝に命じました。去年も同じことを肝に命じてヨガに行ったのですがね。今私は、タイツを二重履きすると苦しくて気絶するぐらいに太っています。もっと大きなサイズのタイツ買えば済むという話ですが、その辺はケチってしまう... そんな折、近所の人が新しくできた「マドンナのジム」に嬉々として通い出し、つられて私も同じジムの会員となりました。ウチはゲイ地区にあるのでマドンナ好きが多いのです。 ジムの名前は「HARD CANDY」。中はマドンナ(の写真)で溢れていますが、音楽は普通にいろんな人の曲がかかってます。マドンナが経営している?プロデュースしている?一体何を彼女が手がけているのかは判りかねますが、新しくできたばかりで綺麗なのと、混んでいないのが利点。しかしその分出て行くものも出て行くわけで… なんだか私はマドンナに搾り取られている形です。 しかし初回の無料の体力測定では脂肪率がとんでもなく高いことが判明。「あなたの年齢ならこれぐらいのことをしなければダメだ」というキツイ言葉もマドンナ(齢56)のジムなら説得力があるというもの。壁の写真のマドンナの体の線を目の当たりにし「彼女のようになりたい!」と切望してしまう。嗚呼私は魔法をかけられている!!呪縛にかかっている!パーソナルトレーニングの購入を持ちかけられ、「がんばるんだ!」と迫られている! ジムまで徒歩でいけるのですが、会員費にお金を注ぎ込んでしまったため、運動した後の空腹に耐えられずいつもなら買い食いするのですが、「ダメだ!お金をこれ以上使ってはいけない!」と別の角度から自制がかかり素通りで帰宅。これもマドンナ効果なのでしょうか… 来月彼女が本当にこのジムに来て一緒にワークアウトしてくれるらしい。アタシも当日ジムに行ってもいいのかなぁ。それともやっぱり選ばれた人しか行けないのだろうか。 私は泳がないからどーでもいいけど、このジムにはプールがない。サウナとスチームバスはあるけど。初日は寒波が襲ってるからまずはサウナで温まってきた。運動はこれから... あとカナダには今のところここしかないから引越すると年間メンバーシップが無駄になる。
BOUCLE!
サンフランスコで試し編みして、日本で完成させた。編物仲間からは「可愛い!」と絶賛された糸だけど、日本の家族からは「ボリュームありすぎ」という嘲笑を含んだ言葉を浴びた。しかし今年のトロントは寒波に続く寒波。体感温度が零下27度なんてのもある。だからこれは重宝してる(耳も鼻もカバーするから)。羊を一頭首に巻いている感じは否めないが寒さには替えられない!息を吐くとブークレの糸が凍っていくんだから! 両方先細りさせて結びやすくした。ふたまきして軽く結ぶ。 これを巻いて帽子被って、サンプルを届けにアメリコに行ったら、「誰かわからなかった」と言われた。顔が埋もれていたらしい。 この糸はサンプル編の報酬としてもらったアメリコのブークレヤーン。「一番羊っぽい」ということで迷わず選んだ。しかし問題が。 1. やたらと毛が抜ける。白だから最悪。だからダウンなど表面がツルツルした素材のコートなら大丈夫。黒やダークグレーのはなぜか白ほどは抜け毛がない。目立たないだけなのか!?はたまた染料のせいなのか。 2. ボリュームがありすぎて、巻いているのを脱いだとき、どこにしまえばよいのやら。カバンには入らない。エコバッグに入れたらこれだけでパンパン。 まあ、実用性を追求するなら、この半分の大きさで編むべきね。ブークレなだけにほどかないけど。 Americo Bouclé 3.5 skiens US13
島根の旅 – 松江
島根県立美術館へ伝統工芸展を見に行った。宍道湖の湖畔にあるこの美術館は夕陽スポットで有名らしい。しかしこの企画展を見終えたのは日没後。夕陽が美しかったかどうかは分からずじまい。 夕飯はトロントの友人に勧められ松江の「かねやす」という割烹で。新鮮な魚がとてもおいしい。FBでつぶやいたけどここの女将は90歳。一人でカウンターに座って御造りと日本酒を楽しむ私に「いくつ?26歳ぐらい?」「ダンナさんはいないの?」などと突っ込んだことを尋ねてくる。実年齢を答えると目を丸くして「若いね」と驚かれるので「そんなことはありませんよ。そちらはおいくつですか?60歳ぐらい?」とフッてみたら、「90よ!90!」と。これが女同士の社交辞令、会話のキャッチボールといおうか。来た球は返さなくちゃね。実は90歳ぐらいに見えたけど、動きがキビキビしていているのは体の可動域が広いからかも。 ここの店は家族で切り盛りしているらしく、その90歳の彼女の息子と思わしき人もカウンターにいる。年末とありこの一年を総括するテレビ番組で「東京五輪音頭」なるものが流れる。そんな曲は知らない私。息子さん(といってもこちらもおじいさん)が「東京五輪音頭、聞いたことないの?オレはこれを聞いて育ったよ」という。そして、店の割り箸の入っている袋をひっくり返して「この歌詞を書いた人は、ウチの歌も書いてくれたんだ」というではないか。 あら! この作詞者の宮田隆さんという人は、「かねやす」の常連客の一人で、島根県庁にお勤めだったらしい。どういうわけで「東京五輪音頭」の作詞に至ったのかは知らないけれど、文才溢れる飲兵衛であったらしく、ややけなされ気味に評されるのは、少なくともこの店の人には愛されていた証であろう。この「かねやすの歌」には宮田さんの店への愛が滲み出ているから、相思相愛。 東京での2020年オリンピックが決定した2013年の年末に、前回の東京オリンピックにゆかりのある場所に居合わせたことや、小さな発見がとても嬉しい。90歳のおばあちゃんとはある程度同じことの繰り返しではあったけどいろいろ話をして、「トロントの友達にコレ持っていってよ!ありがたいことだね!」とチョコレートを渡された。計算された「おもてなし」が多い中、掛け値なしのおもてなしに触れると心が温まる。時間がなくて松江はここしか行ってないけど、やっぱりこういう出会いが一番の旅の思い出ね。 これで島根の旅の思い出話はお終い。 東京五輪音頭の歌詞 東京五輪音頭(三波春夫版)
島根の旅 – 出雲神社
「島根に行く」と言うと「出雲大社に行くの?」と必ず聞かれる。しかも2013年は60年に一度の遷宮で屋根が葺き替えられた。伊勢神宮の20年に一度の遷宮と重なった稀な年だった。三重生まれの私は「遷宮の年にお伊勢さんに行くと人混みがすごいから」などと言って参拝を避けるけど、ここに20年と60年の差があるね。あと20年ぐらいは軽く生きるだろうという楽観が… たぶん私が出雲大社の次の遷宮を見るのは空から。 一畑電車に乗って出雲市駅から大社に向かう。どこか別の鉄道会社からの中古車両を走らせていて「こういう車両に昔乗ったことがあるな」という懐かしさを感じ、思い出に浸る。縁結びだとかパワスポ巡りに黄色い声をあげている女子たちとはもうこの時点で「旅情」が違うのである。 ひとたび出雲情報を集め出すと「縁結び」という言葉がやたらと飛び交いちょっとうんざりする。霊験あらたかな場所を否定しているわけではないけど、パワスポに関しても、2つの遷宮が重なった2013年に向け、メディア、旅行、土産物業界が時間をかけて流行らせてきたのではないかなどと疑ってしまう。そんな私に、出雲大社について本を読んだことのある義理弟が「お姉さん、今から本を読んで勉強したのでは寝台列車に乗り遅れますから」ということでササっと教えくれた。島根の方にも神話を深く知ると島根の旅がより一層楽しくなりますよ、とも言われていたのだった… 私の行った12月中旬は大晦日と元旦を控えていた時期で人は少なかったのかもしれない。それでも人は多かった。自分とは違うノリのものや人に気圧されて盛り上がらなかった。地元の人に尋ねると「遷宮じゃないときのほうが参道も落ち着いていて地味ですよ」という。きっとそういう頃のほうが好きだと思う。早々に参拝を済ませ、誰もいない宝物館のようなところを見学して終わり。 結ぶ縁が多い... しかし出雲市駅付近の寂れたシャッター街に喜び3往復。60年に1度の遷宮の年でもあのシャッター街に活気が戻ってこなかったのだなと残念に思ったりしていた。伊勢だったら「(伊勢神宮の)おかげ」と言われる経済効果がやたらと目につくのにな。これも20年と60年周期の違いなのかしら。いや、ただそういう効果は松江に流れているだけなのかしらん。しかし、もし旅の同伴者がいたらこんなシャッター街をうろつくことはできなかったはず。独り旅でよかったわん。 歩き疲れて入った店が島根の人がやっている沖縄料理レストラン。メニューをよく見ず「お一人様歓迎」の貼紙だけを見て入っておきながら、「ここ島根の料理を出す店じゃないんですか?」と驚いた。若いときに島根から外に出たくて南下し、沖縄に惚れてしまったのがきっかけでこういう店をやっているが、最近島根もいいなと思うようになってきて地元の料理や酒も出しているという。なんとこの店でスペインで勇気がなくて手を出さなかった「カメノテ」の酒蒸しをいただいた!見た目が調理後もグロテスクであるが、中身はピンク。そして厳つい殻を割って苦労して食べる割には身が小さい。みんなで分け合いながら食べたい一品だが、なんたってお一人様。これを全部一人で食べた。しかしカメノテの出汁は非常に美味しい。島根では漁師や海で遊ぶ子供がこれをおやつとして食べたりしていた(いる?)らしい。 あとは松江のことだけだな。
島根の旅 – 窯元巡り
島根のことを調べていたら民藝運動の影響を受けた陶芸が盛んであることを知り、陶芸好きとしては是非とも窯元のひとつやふたつは訪ねたい。まずは温泉津。 石見銀山からバスと鉄道で温泉津に行こうとしたら時間表の解読ができずただでさえ本数の少ないバスを逃す。時折特ダネ級の大森町のウワサを繰り出すタクシー運転手に耳を傾けながら、タクシーと鉄道を乗り継いで辿り着いた温泉津は小さな鄙びた町で日帰り湯も楽しめる。でもそれほどお風呂好きでもないので3件ほどある窯元とやきものの館だけを訪ねる。 しかし… 閑散期なためどこも開いているといえば開いているけど誰もいない。作品を眺めまわしたものの誰も出てこないから寂しい。どうやったら人を呼び出せるのか、呼び出したところで買うわけじゃないし。嗚呼寂しい。素敵だけど好みじゃない。ちょっと残念。やっぱり閑散期だからだろうか。ちらりと温泉津の港を見る。小さいけど綺麗。この港も銀山への物資輸送に使われかつては栄えたとか。 日を改め、今度は出雲の出西窯。有名で雑誌にも取り上げられてるけど、やっぱり現地は違う!まず田んぼの真ん中にあるのが愛おしい。この窯の成り立ちはウェブサイトで読んでもらえばいいけど、民藝運動の誉れ高き陶工たちに指導を受けて完成したと言われる形の食器を綿々と作っている。少しアレンジしたものもあるけど。島根のソウルフードと言われるぽてぽて茶漬の茶碗は丸っとして可愛らしい。これは百姓が田んぼのあぜ道で休憩するときにお茶よりは腹持ちのよいお茶漬をお箸を使わずに「飲む」のに使われた茶碗らしく、今はご飯茶碗でも何にでも使うみたい。クリスマス前だからなのか商品出荷で忙しそう!ショップの横にフル稼動している工房があり見学できる。ダイヤモンド社から新しくこの窯についての本が出ているので買う。まだ読み切ってはいないが戦後「ふるさとで何かしたい」と思った人たちのいきさつが書かれているかんじ。散々食器を見て触り窯の人と話をして、食器も購入し大満足。 工房の中 工房横の登り窯 その後、出西窯の紹介で玉造温泉駅そばにある湯町窯へ。ここも民芸運動の影響を受けていてその筋の著名人の名が連なっているだけでなく、おにぎり大将の山下清もここで陶芸をしたので作品が残っている。ややセレブな感じがするが閑散期。客は私だけ。窯を司る福間さんとおしゃべりし、その奥様とも洗濯物が乾きにくそうな山陰の冬の天候の話などで盛り上がる。食器を買おうとしたら現金のみとのこと。現金不足の私を玉造温泉の郵便局に送り出してくれた。この温泉街は駅から田んぼの中の川沿いを山に向かって歩くと見えてくる。現金引き出して、お昼を食べて、また窯に戻ると、買ったお皿たちはきれいにラッピングされていた。雨模様だったので、またひとしきり私の島根旅行の話を聞いてもらい、もうここまで来るとお別れするのも名残惜しい。 陶工の自戒? ザ・山下清 この川に沿って温泉街へ(春は美しいに違いない桜並木) 本当はまだ訪ねてみたい窯はあったけど時間切れ。実は島根ではいろんな人たちとおしゃべりし、素朴な工芸品を見て回るのが一番楽しかった。 後は出雲大社と松江についてだな。
American Husle
日本に帰国していたので、いつもならホリデーシーズンに見るはずのアメリカの映画賞を争う作品をいろいろ見逃しました。そんなわけでクリスチャン・ベールのデッパラを見に、American Hustle。デッパラのドアップもありよござんした。Blue Valentine のライアン・ゴスリンの禿を上回るデキでした。まあ本物(ハラ)とヅラとの比較なので比較にもなりませんが。ジェニファー・ローレンスが自分の身の振りを考えるのにガンガンに家の掃除をしていたことにとても共感を覚えました。 http://www.imdb.com/title/tt1800241/ あろうことか、時差ボケのため睡魔が途中で襲ってきて、ただえさえややこしい話なのに、10分ぐらいは寝たと思われます。それで帰途バーに寄り「あらすじの確認」をしましたが、大局は掴めていたのでそんなに寝てはいなかったのかも。私好みの映画でした。 ゴールデン・グローブ授賞式が終わった後に見てしまったのが残念。
