人に頼まれてまたまた首巻きを。 前回編んだのと同じ編み図で、ブリオッシュ編み。今度はSublimeのシルクメリノの混毛糸なので、弾力性ばっちり。これもチクチクしない。 こっちは鹿の子編み。編み図は悩んだ挙句、シンプルに。アメリコのベイビーアルパカとピマコットンの混毛糸。アルパカのほうが多いのに、コットンぽさのほうが強く出ているのでチクチクしないけど、固めの糸。もしかしたら、一回洗った方が柔らかくなるような気がする。この水色は美しい。 無理して面倒なブリオッシュ編みにしなくても、遠目には似た編み目。ただ、厚みを出したいならブリオッシュ、リバーシブルにこだわるなら、鹿の子編みというトコが特徴。 どっちも人が買ってくれた糸で編んだから、編む楽しさだけを味わえてよかったわ! 3年ほど前にシルクブレンドの白い毛糸だけでセーターを編んだ。糸を買ったときアメリコの店の人たちに「勇気あるぅ!」と言われたけど、やっぱりセーターは汚れる。あのセーター、どうなった?とまたアメリコで聞かれたので、ドライクリーニングに出さないといけないから困る、という話をしていたら、Eucalanでつけおき手洗いするとすごく汚れが落ちる、と教えてもらった。しかし、なぜかアメリコにはEucalanを置いてない。近所のランジェリー屋さんに売ってるから、と言われた。
Category: 編み物
友達にカウル
友達のために編んだカウル。アメリコのバンブーとアルパカが半々ぐらいの軽くて、チクチクしない糸。1カセあたりの糸の長さも長くて、コスパがいい!といっても、カウル1つ程度では糸が余る量が多いだけでコスパもへったくれもないが。 鹿の子編みじゃなくって、ブリオッシュステッチなのもおしゃれ。でも裏表が出る編み地だな。あと、間違えた時の復活が鹿の子編みより面倒臭い。 でも糸と編み地がぴったんこで最高の仕上がりだわん。自分にも編もうかな。 パターンはこれ。 作り目も伏せ目も伸縮性が出るやり方でやってみた。面倒臭いけど、やっぱりこのほうが満足度が高い。
ORIGINAL YARN
フェイスブックで、強力な糸の結び方のビデオを観て、これなら、糸処理の手間も省ける!と思って、箱の中に溜め込んでいた余り糸を適当につないで、1個の玉にした。 アイデアは貧乏くさいけど、気に入った糸であればあるほど、余り糸は捨てられないからね。仕上がりは野呂の糸のよう。 これで帽子編んだら可愛いかも。ルームシューズもいいな。 時々、買った毛糸の玉やカセの途中でこんなふうに繋げてある糸あるよね。 糸を繋げている間に手がカサカサになるのでハンドクリームが要る。
ニット解禁
長い長い間、編めなかった。ようやく解禁! アイスランドで買った毛糸(の一部)。これもロピ。だけど20%ナイロン。 山芋とろろに青のりを混ぜたような糸だと人に言われたけど、私は気に入っている。 これはアメリコで買ったメリノウール70%、カシミア30%の柔らかな糸。ねじり目の縄編みできりっと。 これもアメリコのブークレ糸だけど、2年ぐらい前に編んだスヌードを解いて、小さく編み直した上に、友達に藍染してもらった!もともと染めてない白い糸だった。濃く染めてもらうか、薄く染めてもらうか、悩んだけど、染めのことは知らないからお任せで。そしたら、こんなに美しい色に生まれ変わってきた!! 今日のトロントは雪の降り積もる一日。
ブークレのくびまき
先日編み始めたブークレで首巻作りました。カウルとかスヌードとかネックウォーマーとか、いろいろ名前がありすぎて面倒なので、もう「くびまき」でいいでしょう。ホントに首しか巻かないし、コレ。 私は赤が好きで真っ赤なコートを何着もっていますが、赤にこの首巻はすごく合うような気がします。毛が抜けてきますが、マフラーのようにダランとしたところがないので、ヨシとしましょう。 高校生の頃、真っ白なアンゴラ風(アンゴラではない)のセーターを着て、通学電車に乗り込みました。降車駅で紺色の制服の学校のお姉さんたちが、「ちょっとぉ、ナニコレ」と白い抜け毛がくっついた制服をパタパタはたいていました。「アイツだ!」と問題の根源を見つけた彼女たちに、上から睨まれました。以来、抜け毛には敏感で、鞄には携帯用のエチケットブラシを入れていますが、迷惑をかけた他人のジャケットをブラッシングしたことはまだなく、いつも自分の上着だけをブラッシングしています。 その学校が甲子園で初勝利を収めてました。思い出すのはあのときの視線だわ!!! すごく簡単なパターンでした。ラベリの無料ダウンロードのパターン http://www.ravelry.com/patterns/library/wham-bam-thank-you-lamb-neckwarmer 追記1 最近、どうも編み物だけでは老人性認知症は防げないらしく、ニットを超える知的活動が必要ということを知った。おそらく、自分が熟知してしまっているパターンをひたすら編んでもだめで、そこそこ解読やスワッチなどで試作が必要となるパターンでないといけないのではと思う。あと、人とおしゃべりしながら編むとか。とかいいながら、わたしは仕事をすればするほご誰とも話さないので、非常に危ないのでは、と心配。
SALMON PINK BOUCLE
暑い暑いと文句を言っているうちに、トロントの夏の日差し、あるいは空気の中に、秋を発見してしまったような気がする。嗚呼夏が短い。またぶり返しがあるのかもしれないが。 そんなわけで、夕方、トモダチと二人でカフェでニット。しかし、昨夜は10月の総選挙に向け、各党首たちのディベートがあったせいもあり、同じカフェで政治談をしている人もいた。別に政治談がいやなわけではないが、政治の話をしている人たちの声はなぜあんなに大きいのか。 そんな人たちの横で、私たち二人はもうとっくに終わってしまったテレビシリーズ(Breaking Bad)を今頃見ているので、ふたりで淋しく盛り上がり、2013年のニューヨーカーにあの主役についての秀逸な記事があって読んだ!貸して!と2015年8月に語り合っていた。もちろん、小声で。「Breaking Badはいろんなところで言及されてるから、見ておかないとね!」などとも言い合っていたが、わたしたちが見終わった頃には、もう誰も言及していないと思う。 日本で買ったアブリルの糸。ブークレを触っていると小さな幸せを手のひらに感じるな。 カナダ人に「ものすごくジャパンっぽいピンク」と言われたけど、日本でしか手に入らなさそうな色合いを狙って買ったつもり。これで、モンチッチの帽子を編めば可愛いと思う。モンチッチ持ってないけど。
Loop in London
古い話だけど… ロンドンにある「Loop」という毛糸屋を勧められたので、長逗留の間に行ってみた。小さくて可愛らしい店だけど、イングランドの羊毛がたくさん置いてあった。せっかくだから輸出されなさそうなローカルな毛糸を見たいもんだわ、と思っていたので満喫。でもタグを紛失し、もはやどこの人が作った毛糸かわからない。ブルーフェイスド・レスターという寒地に生息する羊の毛糸ということだけ覚えてる。 染めがオシャレだったのでものすごく血迷ったけど、インディゴっぽいのにした。糸の光沢もほどよくてグッド。2カセしか買わなかったから、カナダだとこれじゃあ寒いよね、という箸にも棒にもひっかからない大きさの三角ストールが出来てしまった。 もっと素敵なボディを買えばよかったと後悔していたけど、最近サイボーグっぽいこのボディが気に入ってきた。クローゼットがいっぱいになってくると、このサイボーグが重ね着してくれるしさ。 この店の場所がカムデン・パッセージというアンティーキングするには楽しいところだったので、財布の紐はなるべくしっかりと締めておかないと危険なトコ。 http://www.loopknitting.com/index.html
STRIPE STRIPE STRIPE
長旅のためほぼ編み物は休止していたけど、ロンドン滞在中にちょこちょこと編んでいたチュニックを完成させた。 元の編み図ではフード付きだったのを面倒なので普通の襟に変えた結果、襟元の開き具合が気に入った。 写真ではコントラストがはっきりしているけど、かなりのダークグレーと黒のストライプ。日陰や室内にいるとストライプだとはわかりづらい。「コントラストがはっきりしてないストライプのほうが面白い」と思ってやってみたけど、ロンドンのアパートは自然光が入らず、照明も悪くて、黒とダークグレーを2段ごとに編み換えるのは至難の業だった。 結果、何度も編み直し。ただただまっすぐのメリヤスだけなので単純ではあったけど。 渋谷のラドログリーでかわいいワッペンを買い、それをまず赤いフェルトの上に付けてから、チュニックに縫い付けた。かわいいかと思ったけど、刺しゅうワッペンなのでテカッている。ニットには羊毛刺繍ワッペンのほうがいいかも。とりあえず、実験としてそのままつけておくけど、イヤになったら外そう。 編み物と関係ないけど… BL漫画。人が貸してくれた。嗚呼面白い!これに大人のおもちゃがあれば完璧、などと熟女は思う。普通の男女の寝物語はつまらないのに、BLだと結構イケル。BLって女の妄想を男色に重ねたということなのかしら。「非日常性」が女のココロをぐっと掴んでいる。ベルバラっぽい設定もよかったな。
The 80s Knitwear (?)
FB情報で代々木にあるカフェで面白いニットが展示されていることを知り、さっそくGO。カフェはよくある路地にある小さなカフェ。展示スペースというのはそのカフェの壁だけ。 ニットのモチーフになっているものが80年代なので同世代だろうなと思っていたらやはりそうだった。写真を見たときは三億円事件犯人がツボだったけど、実物を見ると聖子ちゃんカットの編み込みによる表現力に脱帽。聖子ちゃんの頭部がキラウエア火山の火山口から流れ出す溶岩みたい。 手編みなのか機械なのかわかりづらかったけど、聖子セーターのゴム編み部分は機械編みだった。YMOセーターなども機械。 面白い... お笑いのセンスが。ほかにもたこ八郎のマフラーもあった。 もっとよく見たい人はこちらを見てね。 私も隠居生活に入ったらこういうことをして暮らしたい。こういうものを編むかどうか別として、オリジナルニットを作ってそれを着て暮らしたい。ま、今も着ているが。 このカフェ「金魚カフェ」というんだけど、冷たい飲み物が金魚鉢に入って出てくるし、ガムシロップが徳利に入って出てきた。ちょっと度肝抜かれる。金魚鉢が中古品でなければいいなと祈りながらアイスティーを飲んだ。
MORE LAST-MINUTE KNITTING
超極太の糸でザックザックとひたすら編み続けた。 去年ブークレ糸のファンとなり何も考えずに編んだマフラーがいやになり、解いてスヌードにしたら、気に入った。ブークレ糸の魅力も問題も「太さ」なので、マフラーのようなものにすると難しいことに気付いた午年2014年の年末。来年の未年にぴったり。何度も解いて編み直ししたわりにはブークレのふんわり感が保たれているような気がする。去年これの2倍の量の糸でマフラーを編んだ事実が信じられない。 そしてマラブリゴのMECHAという太い段染め糸で鹿の子編みのスヌードも完成。これは自分用じゃない。写真では色が再現できていないけど、からし色に紫や緑がアクセントになっている色合い。 夏からずっとあまり編み物をしていなかったのでかなり満たされた。クリスマスもずっと引きこもっていた成果かもしれない。ウェアも編んでいるけどそれは来年に持ち越すかも。
