フェイスブックのほうでは報告済みですが、去年末にお買い上げいただいた分の $350 (32500 円)をあしなが育英会に寄付いたしました。皆様どうもありがとうございました。 今年もゆっくりとモチーフをつなげて TJWK 作品の販売を続けていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 このたびは1月17日の阪神大震災の18周年に日本に居合わせまして、震災の特別番組をいろいろ見ました。その中に、神戸にある、あしなが育英会によるレインボーハウスの特集もありました。震災当時に赤ん坊や幼児だった子供たちがレインボーハウスで暮らしたり、そこに通ってケアを受け、今は成年となった彼らをインタビューしているものでした。TJWK のあしなが育英会への寄付は東北のレインボーハウス建設のために行っているのですが、こんなふうに有意義に私たちのお金が使われていることをあらためて実感しました。 神戸に立ち寄ったのでメリケンパークにある阪神大震災のメモリアルも見てきました。 これは私の母が編み溜めたモチーフ。近所の編物クラブの人から要らない毛糸をもらって編んだのだそうで。以前はTJWK関西にモチーフを送っていたようですが、今度はトロントでつなげるためにスーツケースに入れて持ち帰ってきました。 今回の日本帰国中に TJWK 関西と東京の両方でイベントがあったので、是非立ち寄りたかったのですが、望みは叶いませんでした。すごく残念!!次回こそ是非!
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阿漕駅周辺をちい散歩
ちい散歩その2。 川喜多半泥子の作品が多く展示されている石水博物館のタダ券をもらい、阿漕の駅から徒歩で。無人の駅を出たとたん、どっちに行けばよいのかわからず、人がまばらすぎて道を尋ねることもできず、営業しているのか外からはわかりにくい喫茶店のヨボヨボのお爺さんに道を尋ねると「あっちのほうや。池のどんづまりを左に行け。」…と。 「どんづまり」の意味がわからず、聞き返す勇気もなかったので、「あっち」というアバウトな方向指示に従いましたが、「直線で行けばあっち」ということなので、それなりの努力と想像力を必要とする散歩でした。でも到着。方向感覚だけは優れているのです。 平日だったので誰もおらず、好きなように展示物を眺めていました。長谷山の広永陶苑に行ったこともあるし、半泥子の生き方も憧れるところがあるけど、本人が作ったものよりは、彼と交流があった人たちからの贈り物のほうが私は好きでした(ま、そっちのがプロだからね)。 この池の「どんづまり」というのは...?? 池の手前という意味だったようです。 また歩いて阿漕駅に戻りましたが、名所案内が恐ろしい。 阿漕塚とは阿漕浦にあるのでしょうか?「あこぎな」の語源になった浜のことです。 この JR 阿漕駅のレトロぶりに嬉々として写真をパチパチ撮影。無人駅なのですが、隣の津駅から遠隔で案内放送が入り、「只今津駅を列車が発車いたしました」という実況中継ぶりです。 シンプルな直線美 余談ですが私は鉄女じゃありません。
寺家と白子でちい散歩
日本に一ヶ月も里帰りしていたので実家付近で「ちい散歩」してみました。遠方からわざわざ訪ねるほどのものはないけど、伊勢街道沿いなのでそれなりにスポットはある。 まずは子安観音へと足を運んだのですが、観音寺よりもスゴイもの発見!(あくまでも「ちい散歩」的発見) この周辺は車が入れないような狭い路地が迷路のようになっています。散歩というより、人の家の裏側を歩いている感じなので、怪しまれるのではと思うほど狭い。そんな中、西方寺というフツウの町のお寺を見つけ、入る。 人の手をかたどった、一見不気味な碑を発見。 碑の裏手に回ると、島村俊廣という囲碁棋士の天元戦優勝を記念したものだという記述が。 この方は寺家出身のようです。ウィキペディアにもページがあるけど、有名な囲碁棋士だったのですね。よーく見ると、気持ち悪い!と騒いだ「手」というのは、碁石を碁盤にパチリとさすときのポーズで、石が一個指に挟まれている。碑の周囲も碁石が敷き詰められている。なかなかの発見でごじゃりました。 一応、子安観音の報告もしておきますと、751年開山の古いお寺です。白衣を纏った観音様が鼓に乗って海から現れたのでその観音が祭られています。だから、このあたりの浜は「鼓ヶ浦」というのね。ふむふむ。 日本帰国直前に水上勉の「櫻守」を読んだ影響でここを訪ねたのですが、「不断桜」という有名な古木がこの本に出てきます。一年中花をつけているからこの名前が付けられているのですが、ちらほらとしか咲かないようです。 「子安(こやす)」観音なので安産祈願に来る人が多く、この日にも何組かの夫婦を見かけました。この櫻の葉っぱの裏表で赤ん坊の性別を占い、祈祷済み腹巻がもらえるみたいです。そして、前にも書きましたが、この不断桜の櫻の葉の虫食いの様子が美しかったので、伊勢型紙が生まれたとか。そんなわけで隣接の幼稚園の名前も「さくら幼稚園」。なーんだそういうことだったのか。 詳しくはこちらを。 ついでに伝統工芸会館でも行って、伊勢型紙と鈴鹿墨でも見てきましょう、と歩いていきました。書道を習っている妹のために墨を買おうとしたら、「ひらがな用ですか?漢字用ですか?」と聞かれよくわからず断念。どうも濃さが違うようです。子供の頃、近所に型紙の彫師や墨の色入れをしている人たちがたくさんいたなー。勝手にそういう家にお邪魔して作業しているところを見ていたな… などと感傷に浸ってみたり… 帰りは鈴鹿茶房でふわふわオムライス。満足な一日でした。
櫻守
『櫻守』は、笹部新太郎という実在の人物をモデルに、その人の山守だった園芸師が主人公です。昭和44 (1969) 年発行。戦中戦後の日本の山の変わり様が桜をとおして感じられる、よい話でした。現在でも関西一円で桜の名所として知られるところは笹部新太郎の功績によるものが多いようです。「桜=ソメイヨシノ」と思い勝ちですが、それは比較的簡単に育つし花も美しいというこの品種が戦後もてはやされた結果ということを知りました。ほかにもいろんな日本固有種があったのね。 読んでいてはっと気づいたのが、大正生まれの男の人は戦場にかりだされたため生き残っている同世代が少ないということ。切ないですね。そういう世代の園芸師が日本固有種や老木の桜を守ることを生きがいにしていた、というのが、縦糸、横糸となり、美しい話を織り成しているように思います。この話は桜について多くを語るけれど言外に匂わせていることも多いようで、読者の心次第で何とでも深読みする楽しみも。お話全体がほのかで短命な桜の花とでもいいましょうか(きゃは!) この話に出てくる、ダム建設でダムの底に沈むはずだった桜の老木を移植したのは本当にあった話なのですね。いやー立派な桜! 白子の子安観音の不断桜も出てきました。近くに住んでいたのに一度も実物見たことないけど。この不断桜の虫食いの葉の様子が美しく、そこから伊勢型紙が生まれたとか。ま、言ったもんがちみたいな言い伝えですね。
クリスマス 2012 は静かだった
皆様クリスマス休暇はいかがお過ごしでしたか?私は昨日今年分の仕事が完了し大喜びです。今年はのんびりゴロゴロしたいということで二人だけ。 私は信仰心ゼロですが、厳かな雰囲気に浸りたく近所にある聖ポールズ教会のクリスマス礼拝に行ってきました。建物が美しく以前から中に入ってみたかったという下心です。日本で正月に神社に行くのと同じノリです。礼拝に参加といいながらも、賛美歌はどれも歌えないし、コミュニオンもやらなかったし、跪きもしなかったけど、お賽銭がわりに一年間溜め込んだ5セント玉をポチ袋に詰めて置いてきました。 ここはカナダ英国教会の教会で、場所柄、金持ちから貧乏人まで、いろんな人種、世代、セクシュアリティが入り混じっています。人間観察してましたが、信仰心の篤い人たちもいるとは思いますが、クリスマスショッピングで千々に乱れた心を清めに来ている人や、神社に行くのと同じノリの人もいるようです。それに本当に教会ってクリスマスディナーを無料で振舞うのですね!!食べなかったけど。 この教会の建物は何度も建て増しや改築を繰り返していますが、20世紀前半にトロントで活躍した建築家エドワード・ジェームズ・レノックス氏が一部設計。旧市庁舎やカサローマの設計で有名な人です。さらに同じ敷地内にある複数の建物をつなげるために、今は一部ガラス張りになっていて、新旧一体、洒落てます。これは2006年に完成。トロントはなぜか歴史建築物を保存するよりは取り壊すことが多くて非常に残念なのですが、そんな中光っている教会です。 教会の中にはカナダの各州の旗と、カナダ英国教会の旗、カナダ軍の旗、国旗、いろいろはためいています。私はこういう象徴をフムフムと見て歩くのが大好きです。カナダ英国教会は同性愛も受け入れているので、レインボーキルトもありました。この教会の隣はゲイ地区だし、隣人は受け入れなきゃね。なかなかステキな最後の晩餐の彫刻も祭壇中央にありました。 カナダ英国教会の旗 教会のクリスマスツリー 礼拝の後は、トロント大学のキャンパスのきれいなところを散歩し、中華食べて、家でゴロゴロしてギフト交換。3日間毎晩映画館に行って満足。まだまだ見足りないけど。
Les Misérables (2012)
これも予想に違わずよかった。友達の影響で、ヒュー・ジャックマンのワンマンショーを観て以来、彼のファンとまではいかないものの気になる人です。おじいさんメイクが似合ってました。 映画を観ている2時間半はずっと歯を噛み締めっぱなしなので、顎が疲れます。リラックスして観る話ではないですよね… http://www.imdb.com/title/tt1707386/ 歌はみんなうまかったですが、特に気に入ったのはマリユス役の子です。彼が同志達を失った後に歌うところ、アン・ハサウェイが自分の人生はこんなはずじゃなかったと歌うところで、ウルウルしました。気になるのはラッセル・クロウです。登場シーンが多くて歌っている回数も多いけど、1オクターブぐらいの音域でしか歌っていないのではないか?という疑いが… 私はミュージカルを見ていないけど、いつもジャヴェール役の歌う歌はああなの? これはこれでよかったんだけど、私はリーアム・ニーソンとウマ・サーマンの映画の「レ・ミゼラブル」のほうがずっといいな。ミュージカル映画の人たちはなんだかみなさんいい人すぎて、ついていけない。 あとね、午後10時35分のショーで観たけど、コマーシャルと予告編と本編の全部を見ると1時半になってしまうので、地下鉄の最終に間に合いません。要注意。 帰り道、「削ってもいいと思うシーン&歌」について語り合いました。
Silver Linings Playbook
Silver Linings Playbook 見た。 予想どおりでしたが、ストーリーはアメリカ的で(いい意味で)、私好み。けっこう笑えるし。こういうアメリカ映画は日本では劇場公開されないよね。 主人公は心の病をなんとか克服して元の生活取り戻そうとしている話。英雄的な要素がまるでなくて、ただ普通に生きたいと願うアメリカ人の生活についてだし。スポーツ観戦にバカみたいに燃えてたり、奥さんにお尻ひかれてヒーヒー言っていたり。まさに、EXCELSIOR! 人生途中からやり直したいときに、他人に決めつけられたり、いろいろ意見されるのってイヤだし、怖い。途中でやり直す必要がなかった人たちには理解しえないことかもしれない。傷ついた状況から這い出して日の当たる場所を歩むには、相当な苦しみと努力が伴うけど、失敗も重ねていくわけだから、それについて寛容でいてくれる人が周囲にいるって大切ね。 ブラッドリー・クーパーも、デニーロもよかったけど、ジョン・オーティスがコソっとよかったです。 http://www.imdb.com/title/tt1045658/
Life of Pi
Silver Linings Playbook を見に行くはずが満席で、代わりに Life of Pi を見ました。ものすごくよかった。本当は哀しい話なのに、映像が美しく、話にどんどん引き込まれます。お涙頂戴じゃないけど泣ける。 VIP ルームで見たので20人ぐらいしかいなかったけど、観衆は全員銀幕に釘付け。最後の最後までジィーと映画の世界に引き込まれていました。普通、ごそごそしたり、おしゃべりする人が何人かいるのにね。3D でもやっているけど 2D で私は見ました。2D でもかなり満足できます。 本がベストセラーになっていた頃(2003年あたり)にいろんな人に勧められたけど本はまだ読んでいません。家に本はあるから読もうかな。本はもっとボートで漂流中の動物の描写が長いらしいのですが、映画は割りとザックザックその辺は飛ばしているようです。 私はてっきりインドから移民してきたカナダ人が著者なのだと思ってきましたが、そうではないのですね。でも著者自身が自分の人生に迷いを感じていたときに書き上げた話なので、ものすごく説得力があります。 そしてフランスの増税を逃れるためにベルギーへの引越を最近表明したジェラルド・デパルデューもこの映画に出てます。75% はないでしょう。仕事をするやる気というのはある程度税措置面でも認めたほうがいいですよね。でもこういうのはどこで線を引けばいいのか難しいですよね。 http://www.imdb.com/title/tt0454876/ 明日は Silver Linings 見ようかなー!ホリデーシーズン見たい映画がいっぱいある!!
Life of Pi
Silver Linings Playbook を見に行くはずが満席で Life of Pi を見ました。ものすごくよかった。本当は哀しい話なのに、映像が美しく、話にどんどん引き込まれます。お涙頂戴じゃないけど泣ける。 VIP ルームで見たので20人ぐらいしかいなかったけど、観衆は全員銀幕に釘付け。最後の最後までジィーと映画の世界に引き込まれていました。普通、ごそごそしたり、おしゃべりする人が何人かいるのにね。3D でもやっているけど 2D で私は見ました。2D でもかなり満足できます。 本がベストセラーになっていた頃(2003年あたり)にいろんな人に勧められたけど本はまだ読んでいません。家に本はあるから読もうかな。本はもっとボートで漂流中の動物の描写が長いらしいのですが、映画は割りとザックザックその辺は飛ばしているようです。 私はてっきりインドから移民してきたカナダ人が著者なのだと思ってきましたが、そうではないのですね。でも著者自身が自分の人生に迷いを感じていたときに書き上げた話なので、ものすごく説得力があります。 http://www.imdb.com/title/tt0454876/ 明日は Silver Linings 見ようかなー!ホリデーシーズン見たい映画がいっぱいある!!
へちま襟のチョッキ完成
袖を編まなくていいから楽勝と高をくくっていたら、へちま襟が鬼門でした。でもサイズは自分にぴったりに出来たので大満足。 へちま襟は3つのパーツに分けて編み、それぞれにはぎ、最後に前立てにはぐので、はぎはぎはぎはぎ… キィーっとなります。もっと簡単に編む方法はないものかと考えましたがへちま襟を編んだのがたぶん初めてかもしれません。とりあえず本のとおりに編みました。本当は身頃より大きな針で編まなければいけなかったけど、間違えて細い針で編んでしまいました。だから第一ボタンははずしておいたほうが襟は落ち着きます。 パターンは風工房のトラディショナルニットから。 糸はAmerico の Matizada。スーパーファイン アルパカ 100% と柔らかですが、毛足が短い糸で撚ってあるので抜け毛が少しだけでます。ドレープを心配しておりましたが、コシのなさは体への密着効果と出たようで、減目してないのにいいかんじです。 この写真、Americo のフェイスブックページにアップしとこーっと。Ravelry にもアップしとこーっと。ソーシャルメディア以前はニッターはどういう手段を使って自分の作品を見せびらかしていたんでしたっけね?失敗作でもとりあえず着用して「見て!」とコートを開いて見せていたんでしたっけ? 次はとてもシンプルなVネックの黒のカーディガンを編みます。ベビーラマで。アメリコのオーナーが着ていて(彼女は黒が好き)、私も気に入ったので「お揃い」を作ることになりました。「なかなか気に入った黒のベーシックなニットのトップが見つからない。」と私がブツブツ文句を言っていたら、彼女が「私もよ!だからこれ編んだの」と言うのにのせられたのですが、アレはやっぱり営業トークだったんですかね。 ま、1月1日に日本に行くまでに完成させたいと思います(クリスマスは家でごろごろしているからね)。
