https://youtu.be/vLXYfgpqb8A ザ・クラウンウォッチャーとしては、シーズン3は新キャストでも面白いかどうかが気になるところでした。キャストはとってもいいのですが、時代が…… イギリスが斜陽の時代だったのと、女王も妹のマーガレット王女も中年になっていて、ジューシーな出来事というより泥沼な出来事が多く、個人的にはぱっとしませんでした(シーズン1と2に比べての話ね)。マーガレット王女の酒池肉林ぶりがよかったです。ちらっと昭和天皇と皇后が出てきましたが「おいおい!」な感じでした。でもシーズン4に向けた伏線がいっぱい散りばめられているので、次が待ち遠しいです。過去を振り返っている間にも、現在進行系でイギリス王室のジューシーなニュースが流れ、『ザ・クラウン』がどこまで続くのかが楽しみで仕方ありません。ストーリーが現代に追いつく前に、ネットフリックスがストリーミング業界で淘汰されるようなことがあっても、この番組だけは、アマゾンなり、アップルなり、ディズニーなり資金のあるところが、あの超豪華なセットとキャストで引き継いで、ヘンリー王子とメーガン妃までたどり着いてほしいです。なんなら、メーガン本人がメーガンを演じるっていうのもアリですね。
Author: Kyoko Nitta
Fleabag & Little Women
https://youtu.be/ygWAY44SKYQ 昨日ちらっとゴールデングローブの授賞式の様子をネットで見ていて、思い出した。12月末、トロントの映画館でNational TheaterのFleabag(フィービー・ウォーラー・ブリッジが一人芝居している)を上映していたので、はりきって見に行った。満席だった。他の日に行こうとしたらチケットが売り切れていたので、連日満席だったのだと思う。これを元にストリーミング版のFleabagができたので、シーズン1と話は重なっている。でもストリーミングよりダークな部分があった。やっぱりマス向けに作るものはちょっとオブラートに包むのだね。ばらしちゃうけど、演劇ではギニーピッグを握りつぶしてしまう。みんなストーリーもオチも知っているのに大笑い、それにジーンと響くところは静まり返っていた。何回見てもいい!!Little Women 2019年版はフラッシュバックが激しかったので、1994年版に戻って話のだいたいの流れを再確認しようと思ったら、なんかこう、クリスチャン・ベールがすごく浮いて見えた。『若草物語』っぽいものには向いてないからかも。それより、1994年という時代が反映されてて、ジョーが「それって中国の児童労働者を使って作られたシルクでしょ」と言っていた。わざとらしいセリフだ……とドン引きしてしまった。関係ないけど、よく映画を一緒に見に行く白黒映画の仲間は、心は高校生ぐらいの「シニア」。私たちはそれを利用して、長蛇の列があると、「ああ〜すみません」と彼女を先頭に横入りする。私が「シニアパワーを使え!」と命令することもあるけど、彼女の方から「私に任せろ!」と自ら切り込んでいくこともある。大型の映画館ではチケット1枚で忍び込み、何本か映画を見ていると自慢している。その辺はまだ私は現役社会人なので、咎められたときに逃げ場がないからできないけど、年金生活者は強い!
Parrots of Ookayama 3
Episode 2 Episode 3: Yukiko's jobs Yukiko Ohta juggled two jobs. One was a full-time job at a wine importer. She chose it because the company traded Italian wines. She was hardly a wine connoisseur, or even much of a wine drinker, but she loved hearing all the Italian words: Toscana, Nebbilo, Abboccato, Brunello di… Continue reading Parrots of Ookayama 3
2020年謹賀新年
He ain't a rat! あけましておめでとうございます。といっても、私にはクリスマスもお正月もなく、ずっと仕事をしていました。刑務所勤務の人がホリデー出勤すると給料が倍になると言っていたの聞き、「私にもその手があったはず……!」と自分の愚かさに気づいて年を越しました。これが終わったら南国の島に行きたい! こんなふうに引きこもり気味で仕事をしているときの体重増加は私の長年の課題ですが、今回も鏡をじっと見て、「こんなことってあるのかな?」というくらいにふっくらしていました。3月に親戚の結婚式に出席するので、そのときに痩せていたい! とダイエットしていたはずなのに…… ずっと前に母親から「私にもこんなに太っていた時期があったんやねぇ」の言葉とともにもらった着物があるのですが、どうやら、その着物を来て出動するときが来たようです。昨年2019年は、骨盤の骨を折る怪我をしましたが、怪我のおかげで親しくなった人もいるし、何より人にやさしく接してもらえたことや、世の中を障害者目線で見れたこと、人にやさしくなれたことが(既に薄れつつあるけど)収穫でした。ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、日本と旅をして、ミュージカルや歌舞伎を堪能したり、友だちとしゃべり倒したりするのも楽しかった。そして、念願の句会を始めたのもうれしい。怪我をしていることを知らない仕事関係の人たちからは、面白い本の翻訳やレジュメ作りの仕事を次から次へともらい、充実した一年でした。でも、その反面、個人的に書いているものが今年も完成しませんでした。来年2020年は、なんとかこれを完成させたいです。仕事用のウェブサイトを作り変えたいし、日本とアメリカ以外の国にも行きたい。今年もどうぞよろしくお願いいたします。追記:チェブラーシカはねずみじゃないけど、ねずみのマトリョーシカを持っていなかった。耳の位置をずらせば、ディスニーのアレに見えなくもない。
Marriage Story
https://youtu.be/BHi-a1n8t7M 決して楽しい話ではないけれど、夫婦だとかパートナーと暮らし続けることの難しさってのがよーくわかる。関係がうまくいっているときは意識しないけど、関係が崩れるとそこではじめて、自分たちはどんな夫婦だったのかを考える。ラブコメの真逆を行く話。カナダのコミュニティ誌だったか、新聞だったか忘れたけど、アジア系の既婚男性が「なんで自分のパートナー(女)が夢の仕事をするために、俺が我慢しながら会社勤めをし、収入を稼げていない彼女を支え、家庭を支えなければならんのか!」と投稿をしていたのを読んだことがある。これを、夫婦だったら当然と考えるのか、いやいや、夫婦とはいえ、互いに自立すべきと考えるのかは、永遠の課題。夫婦間で話し合っていくしかない。ちなみに私は自分が働くことが大前提。パートナーに下駄を履かしてもらうことにも抵抗を感じるほう。『Little Women』を見るまでは、この映画が私の中の一番だった(映画とか関係ないんだったら、『Fleabag』のシーズン2だけど)。
Little Women
https://youtu.be/AST2-4db4ic 2019版の『若草物語』を見てきました。#MeToo要素がすごく盛り込まれているのかと心配していましたが、配役で回避してありました。うれしい驚きはティモシー・シャラメでした。一緒に行ったのが白黒映画の仲間たち(しかも高齢)だったので、私はウィノナ・ライダー版の若草物語の話をしたかったのに、キャサリン・ヘップバーン版とかエリザベス・テイラー版の話をされてしまいました。が、歴代の若草物語の映画の中でも、2019版がいいとふたりとも言っていた。2019版は四人姉妹が全員アメリカ人女優ではないし、途中フランスのシーンもあるしで、「いったいどこの国の話なのだろう、あ、アメリカだった、そうだよ、アメリカに決まってるじゃないか!」と思い直さずにはいられなくなりました。これを見るまで『Marriage Story』が私の中の一番だったけど、『Little Women』に入れ替わりました(夫婦で争ってるかんじ)。
クリスマス生まれ
Raptor's Game 私はクリスマス生まれなんですよ。姉も妹もクリスマス近辺に生まれてるから、子どもの頃は「みんなの誕生日+クリスマス」でケーキ1個でごまかされてきました(別にそれが当たり前だったので不満に思っていなかったけど)。なので、何の祝日ともかぶらない普通の日に生まれた人、いや、自分の誕生を祝うためだけに人が集まってくる人の気持がわかりません。今年の誕生日当日は友だちに連れられて、トロント・ラプターズvsボストン・ケルティックスの試合を見てきました。友だちは私がクリスマス生まれだと知らなかったらしい。私はてっきり知っているから誘われたのだと思っていた。まずはアリーナ内の食事しながら試合が見られる席で食事して、その後ボックス席に移動し、試合を堪能。自腹では絶対にできません。試合そのものは面白くもなんともない内容だったけど、アリーナ全体がクリスマス仕様になっていて、夢や幸せに満ちあふれていました。ところで今年はプレゼントにiPAD miniをもらいました。miniが欲しかったのは、老眼にスマホがつらいことと、寝転びながら使うときに、ウトウトして顔に落としてもまあ大丈夫なサイズがほしかったから。iPADを買い換えるのは8年ぶりぐらい。新しいのは軽いね! 顔に落ちてきても痛くないわ!
句会と白蓮れんれん
Becoming a poet 頭の体操したいし、そこそこクリエイティブに遊びたいし、何よりバカ笑いしたい。それに北国では冬の室内遊びを考えないといけない…… ということでしばらく前に句会を決行。一応、形式や伝統は重んじるけど、それ以外はどうせ海外在住の身だし、ということでゆるめに。もちろん予習も修正もしない。その瞬間に爆発する創造性が決め手になるようなしくみでやっているので、その場でひねりだすことがすべて。場所もパブ。お酒が回ってくるとピン句(大人の俳句)も詠んでしまうし、「うーん」と産みの苦しみを味わっている最中に、80年代の懐メロがおかまいなしに邪魔をする。普段は使わない部分の脳みそをフル回転させているので、せっかくだから記録して、インスタに句を挙げている(別アカウントで)。海外でも夏井いつきの本が大活躍。上達したら、もっと複雑な思いを短歌にしたためたい、と思っていたけど、林真理子の『白蓮れんれん』を読んでいたら、白蓮の恨みがましい恋愛の和歌がいっぱい出てきて、私には無理だと思った。私はどっちかというと失恋からの復活を祝福する歌のほうが得意だと思う。ちなみに『白蓮れんれん』は、途中から白蓮が林真理子化していた。白蓮の口を借りて、林真理子が言いたい放題言っている。まあそれが面白くもあるけど。
Frozen 2
https://youtu.be/bwzLiQZDw2I 火曜日は映画が安いので、IMAXか3Dか悩んだ末、IMAX。遅い上映時間だったので、大人しかいなかったけど、あのストーリーは小さい子はどれくらい理解できるのかな。うちの姪っ子は、真っ黒い髪を三編みにして、エルサのコスプレをして喜んでいる年齢だけど、どこまで話が理解できたのか訊いてみたい。それより、IMAXに来ていた大人たち(高校生か大学入ったばかりの年齢)がうるさかった。女の子たちは明らかに「アナ雪」もしくはディズニーファンであることがわかる反応を示していたけど、男の子たちは違った。私の予想では、彼らは夜遊びがしたいけど親がうるさいので、「アナ雪見に行ってくる」と言い訳して映画館に来ているのだ。おつまみとビールを持ち込んで、映画などほとんど見ていない。スマホもずっといじっているし、おしゃべりもする。そういうお年頃なのだから仕方がない。問題は、夜なので館内はガラガラ……なのに、私のすぐ横の席に、指定どおりに座ってくる。なので、私はそこそこ聞こえる感じのため息をつき、場所を移動した。若い男の子たち、夜遊びしたいなら、羽目をはずせ! ルールを無視しろ! ガラガラのときはチケットの指定どおりに座らなくていいんだよ! 他のルールは無視してるくせに、そこだけ守るな! で、私はあの氷?水?の馬に感動してしまった。そして、ノルウェーで見たフィヨルドを思い出して、超感動してしまった。これを書いていたら、ヤフーニュースで「アナ雪ステマ疑惑」なるニュースが飛び込んできた。仕事でマーケティングについて調べ物をすることも多いので、「ステマ」と騒ぎ立てることが無意味に思う。ステマでもいいじゃないか。それで「アナ雪」を見て幸せになればいいじゃないか。ステマで稼ぐ人を羨んでいるだけじゃないのか? そういう営業の才能のある人をすばらしいと思う、でも私はそんなことしない、って思えばいいじゃないか。私は日頃ミニチュアの楽しさをリアルの世界でも仮想の世界でも吹聴してまわっている。クリスタル・メモリーシリーズについてはスワロフスキーにインタビューしたいぐらいに強い関心を今も持ち続けている。ところが、未だにスワロフスキーからコラボのお誘いがないどころか、私のフェイスブックやインスタには、まったく興味が持てない最近のスワロフスキーのジュエリー広告でいっぱいで、迷惑だ(かわいいと思うものも実はある。でも買わない)。
Yesterday
https://youtu.be/qD6FDkUXSZQ Yesterday 劇場公開中に見たかったけど時間がなかった。最近、白黒映画の仲間が劇場で連続3回見たうえ(連続だよ!連続!)、「今年のマイベストだ」と絶賛していたので、自宅で2回見た。エド・シーランが出てるせいもあって、あらすじはいろんなところから漏れ聞こえていたが、浦島太郎っぽい話だなと思った。ま、映画ではやや後ろめたいことをして、シャングリラに行ってしまったわけだけど。私の好きな女優リリィ・ジェームズが出てるし、すごく好きな感じのストーリーだった。私のマイベストかどうかはわからない。最近、映画じゃないけど、「Fleabag」に打ちのめされたので、あのシーズン2がマイベストかも。映画と関係ないけど、今、仕事用のウェブサイトを作り直したい。根本を変えたい。だからテンプレートも変えるかも。エージェントに「海外の書籍紹介するようなサイトを作ろうと思います」と風呂敷を広げてみたけど、翻訳に追われていると、そんなにアンテナを張れるほど本は読めない。ぶっちゃけ、何が流行っているかとか流行りそうとか、そんなことはグーグルトレンドに訊けば済むし、実際に業界の人々に本を紹介するときはお金がもらえるし。日本の漫画やアニメを訳してる英語が母国語の人々(しかも私などよりずっと若い人々)のブログがすごく面白い。長文でも読んでしまう。あんなにいっぱい仕事してて、あんなにブログも書くなんて、家からあんまり外に出てないからなんだろうけど、尊敬する。私みたいに、翻訳したり本読んだりするのに疲れたら、編み物したり、マッチ箱とか作ったりしてないんだと思う。今は時間がないけど、 仕事用ウェブサイトは来年早々にも変えてみたい。
