Raptors

普段 NBA など追っていないのに、逆に興味がないふりができないほど、トロントでは NBA ファイナルが盛り上がっていた。結局ファイナルの3試合をパブで見た。

普段見ていないので、動体視力がついていっていない。リプレイなのにまた点が入った!と手を叩いてしまう。で、結局パブで人間ウォッチしてしまう。

ゲーム1のときは、「食い逃げ」を目撃してしまった。横のテーブルにいた人たちが、試合が終わるやいなやサササッと出ていった。びっくりした。私はどちらかというと、このようなとんでもなく忙しく人が働いている日にはチップを多めに置いてくるタイプなので、ショックだった。

ゲーム2は、別のパブで見た。給仕している人に前回目撃した食い逃げの件を話したら、その店でも同じことが起きたらしく、「ゲーム1で学んだよ」と言っていた。なので、第4ピリオドが始まったとたん、お会計が回ってきた。

ゲーム1と2では、薄められたビールを飲まされたので、ゲーム6ではワインをボトルで注文。私も知恵をつけた。

NBA に一度も興味を持ったことがなかった白黒映画の仲間も、さすがに今回は見たらしく、「バスケって面白いのね」と齢70歳で気づいたらしい。そんな彼女から、

「敵と味方でユニフォームの色が違うのね。ラプターズは白いのね。色で覚えたわ」

などと NBA 初体験の感想を述べられてしまった。「ホーム試合と敵地に行ってるときとユニフォームの色は違うんだよ」と言ったら混乱していた。ラプターズを応援しているけど、カリーが好みの顔らしい。

「アイラブカリー」

と急にメッセージを送ってくるので、カレーでも食べているのだろうかと返事に困る。

そして、ゲーム6の直前に、

「私の予想、27-44でラプターズの勝ち」

と、謎のスコア予想が送られてきた。

しかし、スポーツで街全体が盛り上がるときっていうのは、普段興味を示していない人にもポジティブな影響を与えるものなのだなと感心した。

2 thoughts on “Raptors”

  1. 今朝テレビでアメリカだと(ロストかオークランド)はバカ騒ぎになって車に火をつけたりバスをなぎ倒したりするけどカナダ人はバカ騒ぎになってファン(市民)がわーーー!って道で盛り上がってても赤になったら歩道に戻る、ってニュースになってた。

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  2. 目撃したよ! あとね、試合後に地下鉄でみんなでカナダ国歌を歌ってた。アメリカだと試合の後に国歌を歌いながら騒ぐ人はいないよね(いるのかもしれないけど、テレビでは映らないよね)。お国柄の違いってやつなのかな。

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