なんか最近「毒親」ってのをよく目にするね。読めば「そうかぁ」と納得する内容だけど。そういう毒親ってのとは全然レベルは違うけど、大人へ成長していく段階で、「ひょっとして自分の親は思っていたほどXXXなわけではないかも…」と気づいてしまうときってのはあるよね。
私の場合、小学校高学年あたりで、「梅干しはアルカリ性食品」というのをどこかで読んで知り、夕飯のときにそう話したら、父親に「嘘つき!梅干しがアルカリ性のはずがない!」と言われて、泣いたことがある。悔し涙を拭いて、後で一人で悶々としているときに「ひょっとして、お父さんには知的好奇心がないのかもしれない」「自分の知らないことを人に言われると感情的になるのかもしれない」というようなことを、小学生レベルでぼんやりと考えたのを覚えている。あれが、ネットの時代なら、その場ですぐ検索して身の潔白を証明することができたのに。
で、その頃の私は、若干、気持ち悪い子供だったので、日記にいろんなことを書いていたのだけど、新しく日記帳を買ってきて、その見開きページに記念になるような、深遠なかっちょいい言葉を書きたいな、と思って
「梅干しはアルカリ性食品である」
と書いた。親が親なら、子も子…
この頃の私は、今思い返しても気持ち悪かった。時々、習字の道具を出してきては、墨をすって、半紙に、自分が本当に友達だと心から思える人たちの名前を筆で書き、それを畳んで仕舞っておく。で、またそれを時々、引っ張り出してきては、そのリストを筆で書き換えていた。心理的には、藁人形を作ってるのに近かったかも。
そういえば、親に「ごはんおごって」と言われたときに、親子関係が逆転したことを身に沁みて感じたと言っていた人もいたな。


第一段落を読んだ時点で、その後の内容が推測できた私はすごいですか?
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すごいよ
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ありがとうございます。
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