夏の終わりのシカゴ

ベルギーから帰って、スーツケースの中身を入れ替えてシカゴへ。シカゴに行く予定が先に出来ていて、後からベルギーの予定が入ったからこうなった。

前回のシカゴ旅行は冬だった。「これが暖かい季節なら…」と想像を膨らませていたことを今回実行。クルーズ船に乗ってシカゴ川の摩天楼渓谷を見物するとか、ブルースを聴くとか、ミシガン湖を見るとか。普段オンタリオ湖を見慣れている私にはミシガン湖を見ても感動は薄いが、全米3位の大都市シカゴはトロントから行くと光り輝いて見える。建築に誇りを持っているシカゴの高層ビルは威信をかけて競うように建てられているから美しい。

摩天楼渓谷。トランプ・インターナショナルのビルも結構好き
キラキラ・ビル群
ついシアーズ・タワーと呼んでしまう! ウィリス・タワー!

摩天楼ツアーの後、ぶらぶら歩いていたらシカゴのユニオン駅に遭遇。「あら? これって映画アンタッチャブルの階段じゃないの?」と盛り上がる。その後、妖精を信じるかどうかの話で盛り上がる。ユニオン駅に妖精がいるかどうかをテストするために誰も座っていないベンチを撮影。心霊写真になったらイヤだと後削除。The Blues Brothers の話もした。ジョージ・マイケルの昔のミュージック・ビデオが実はシカゴで撮影されたんじゃないかと疑っていて、何度もユーチューブを止めて凝視してるけど、未だに確証がとれない、という話もした。なんとなくシカゴに求めているものが30年ぐらい前のもののような気がしなくもない。

シカゴ美術館のミニチュア・ルームも再訪、ゴーギャン展(混んでいた)もインドネシアのバティック染め展も満足、そして現代美術館の村上隆展も楽しかった(私の趣味ではないけど、ホテルのすぐ近くなので行ってみた)。ゴーギャン展には高齢者が多かったけど、村上隆展はそれっぽい人が多かった。当たり前だが。

精巧なミニチュアルームを接写すると普通の部屋にしか見えないことの例

前回シカゴ名物のステーキを食べるチャンスがなかったので、今回は食べた。地元民に「ダウンタウンのステーキ専門店ならだいたいどこでも美味しい」と聞いていたので、適当に検索しつつ行ってみたら、そこは当たりだった(と思う)。しばらくはステーキはいいや!と思うぐらいに量が多くて、最後のひと口は肉攻めにあっている気がしたけど、本当に美味しかった。友達は3本の指に入ると言っていたけど、私は1番にしてもいい。そのあとブルースを聴きに行った。

ホテル近所のダイナーのメニューの表紙が超かわいい、という理由で(?)同じ店で2度朝食。全然おしゃれでもなんでもないが居心地良すぎて、いつまでも長居をしてしまう。

これが表紙。リバティぐらいに薄いコットンにプリントしてワンピを作ったらすごく可愛いと思う。

ダウンタウンから離れて、若者が集うおしゃれエリアにも行ったけど、そこに行くまでのバスがどの路線も荒みがち。昼間は平気だけど、夜遅くは微妙。バスの中でシカゴ・ブルズの細編みジャケット(カウチンセーターみたいな形だった)を着た黒人のおばあさんがいた。完成度の高いジャケットで尊敬してしまった。スポーツと手編みは親和性が高いと思う。

シカゴのレネゲードにも行ってみた。来る子達がおしゃれ。買い物より彼女たちのファッション観察のほうが楽しかったかもしれない。訪ねたかったベンダーが見つけられず、足がつってしまった。

そしてThe Beanでお決まりの写真撮影。ビーンと戯れている人々が楽しそう! 幸せ感溢れる場所だから大好き。The Beanの近くにCrown Fountainなる噴水オブジェも発見。冬に行ったときに気づかなかった。こちらの噴水もバカっぽくてとっても楽しかった。最後におちょぼ口になったところで、口からビューっと大量の水が放出される。

シカゴは本当に楽しい。その魅力は語りきれない。私が一番大好きなラジオ番組の公開収録もシカゴだ! 一度その収録会場でみんなと笑ってみたい! 第3戦目もありだと思う。

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4 thoughts on “夏の終わりのシカゴ”

  1. じゃあ、今度はそこのステーキハウスだな。sugaちゃんと一緒にユキちゃんがシカゴに来れそうなプランを立ててみた。今度、聞いといて。

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