最近のロンドン市内は鉄道の高架下が「熱い」らしく、高架下で地ビールを飲み歩くというお誘いを受けたので参加。ロンドンの地価が高騰しているから、高架下にも手を出しているのかも。歩きながら地ビールはのんびりしていて楽しかったけど、集合時間に2時間も遅れた。それというのも「シティ オブ ロンドン」のパレードの交通渋滞に巻き込まれたから。パレードに参加する騎馬隊を見ただけで、パレードは見逃したけど、後で人に教えてもらったところによると、面白そうだった。ビールなんか飲んでる場合じゃなかった!特別なイベントを逃した。
そもそも「シティ オブ ロンドン」というのを知らなかった。シティ オブ ロンドンには別の市長がいるし(ボリス・ジョンソンじゃなくて)、ここはUKよりも歴史が古く、イギリス女王ですらここに入るのに許可がいるという。詳しい説明はウィキペディアにまかせよう。
厳密に言えば私はロンドン市じゃなくてウェストミンスター市かケンジントン&チェルシーにいるらしい。広義には「ロンドン市」なのだが。
この前日には人に呼ばれてエセックスの田舎に行ったら、ピンク色の外壁の家が目に付くので聞いてみると、「昔は塗料に豚の血を混ぜていたから」と説明を受けた。ピンクだからといって迂闊に「可愛い!」とはしゃいでもいられない。もちろん今の塗料には血はさすがに入っていない…
さらに、エセックスの田舎で白鳥が泳いでいたのだけど、この物知りな案内人が「イギリスでは白鳥は女王の所有物なのだ」という。後でイギリス王室のウェブサイトに行ったらちゃんとそう書いてあった。白鳥を食べる人は今はいないらしいが、勝手にそこら辺を泳いでいる白鳥を捕まえてはいけないし食べてはいけない。唯一勝手に捕まえられるのは女王なので宮廷の晩餐にたまーに白鳥が供されることがあるとまことしやかに伝えられているらしい。
そして日曜の夜、ブリクストンという下町な地区にライブを見に出掛けていった。ライブといっても普段は道端で音楽を奏でている大道芸人なので、行ってみたら、内輪と地元の通りすがりの人と私たちしかいなかった。このバンドはフツウなのだけど、他の人たちがクセモノ(?)で、女の子二人組みが「女王なんて大嫌い、女王も私のこと嫌いだけど」とか「ドイツに帰れ!」(イギリス王族は遡ればドイツのほうから来ているので)とかウクレレとバンジョーをかき鳴らしながら楽しそうに歌っているではないか。しかも彼女たちは子連れで来ていて、「明日学校があるから」と早々に帰っていった。イギリス王室はかなり開けているのかもしれない。


