言葉を育てる

これに収録されている林真理子との対談で、「通訳界で西太后と言われる人がいるがそれは英語通訳者で、私は東太后(ロシア語だから)」というような文言に「もしや?」と思ったので記録しとこう。そして知的な対談内容の中、米原さんのファッション&メイクに触れたのは林真理子だけであった。勇気あるな、林真理子!

「言葉を育てる」は言葉だけの話ではなかった。母国語と外国語の両方を知ることで、それぞれの言葉で支えられている思考方法を知ることの重要さが書いてあった。「当たり前」を疑うには外国語習得とか海外生活は手っ取り早く、効果的。

最近私がよく考えるのは「自信の見せ方・出し方」。レベルはどうあれ名実のバランスがとれている状態の自信を持つことは大切だけど、人間だからちょっと大風呂敷広げたり、少し盛ってしまうことはある。その逆も然り。だから謙遜と虚勢は正反対だけど似たものでもある。それでよく日本的な行き過ぎた謙遜と、アメリカ的な実が伴ってない虚勢についてツラツラ考える。まあ元々謙遜するタイプじゃないけど、謙遜しないから日本の社交ルールに違反したりする。かといって自信を表に出せなかったりするので、アメリカやカナダでは「もっと自信持っていいんじゃない?」と言われたりする。

2 thoughts on “言葉を育てる”

  1. ”謙遜しないから日本の社交ルールに違反したりする”
    難しいですね、この問題。日本人独特かと…。謙遜しすぎるとかえってイヤミになるしなー。シェ―っ(古すぎ)

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