ROBUST

ハイテク業界に限ったわけではないと思うけど、流行っていてやたらと使われてるけど嫌いな単語や言い回しがたくさんあります。そんな言葉を無節操に使う人たちが苦手だし、そんなものを訳さなければならない翻訳者は振り回されます。今一番嫌いなのはRobust。コンピューター用語(?)としては「例外的、想定外、稀な状態にでも対応できます。モレは少ないです」というような意味。「堅牢な」とか「ロバスト」と和訳されることが多くて、時間制限もある中そうとしか訳せないこともあるけど… そんな訳語も場違いに使われたりすると困りもの。形容詞なんだから名詞との相性の問題があるし… それしか訳語をあててはいけないはずもなく…

ワインの能書きにもRobustはつきものです。こちらは「フルボディ」「濃厚」みたいな意味合いですが、要は「ほのかさや繊細さがない」ということです。ここで私は妙に納得。そう、Robustを多用する人々の言葉遣いに「ほのかさや繊細さ」が欠如しているのです。そーかー、君たちがrobustな人たちなんだね!!

ついでに言ってしまいましょう。

よく仕事のプレゼンなどで「At the end of the day」が連発されるのを耳にしますが、これも大嫌いな句のひとつ。レ・ミゼラブルの歌じゃないですよ!「At the end of the day」を耳にすると腹が立ち、胡散臭く聞こえる」と友達に告白したら「ミィー・トゥー」と即答が返ってきた。類は友を呼ぶとはこのこと。

でも、こんなふうに感じているのは私たちだけではない!
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=at%20the%20end%20of%20the%20day

「知性に欠け、大して言うべきこともない人たち」などと書いてあります。

2 thoughts on “ROBUST”

  1. at the end of the day…ってProject RunwayでHeidiとかコンテスタントとかが頻繁に使ってそれが伝染しだした気がする。
    私はliterallyってやたら言う人も気になる。

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