非常に久しぶりですがカリフォルニアのスタートアップと仕事を始めました。たぶん2000年前後のドットコム・ブーム以来です。私も歳を重ねたし、ここ15年間は成熟した大企業や団体と仕事をすることが多かったので、スタートアップの行動のすばやさと24/7体制に今更ながら驚いています。メールでの連絡事項や説明はいつも手短。説明しているヒマがないんだろうなと察しもつくし、こっちも老獪に想像をふくらませ「こうなのね?」と手短に返事するとピンポンのように仕事が始まる。私もうるさくいろいろ言われてメールなどに時間を取られるよりは翻訳作業にもっと時間を充てたいから都合がいい。ああいうところで仕事をするには、ある程度の若さと体力がないとついていけないですよね、きっと。私はほんの一部の仕事を請け負っているだけなので平気ですが。
7月の第一週はアメリカ独立記念日のため長期休暇を取る人が多く、大企業と零細企業の違いが如実に現れていました。大企業のクライアントは「全体的に休んでいるな」という余裕が感じられましたが、スタートアップのほうはそんなのはおかまいなしでした。
そんなわけで昨日仕事が一段落して見通しが明るくなったとたん、ソフトクリームがむしょうに食べたくなり、今私の中では大ヒット中の Laura Secord のツイスト(チョコとバニラで、チョコアイスがすごく美味しい)を求めて散歩に出かけたら、店が探せなかった上に突発性の集中豪雨発生で、タクシーの争奪戦も身の危険を感じるほどすごかったし、傘もなく、ずぶ濡れのまま帰ってきました。
頭の中がすっかり翻訳モードだったので、「あの会社は何を伝えたいのかな」などと考えながら歩いておりました。大企業ともなるとそれなりに重要な文章は専任ライター(コミュニケーション担当)が書くのでその人の力量が出るというものですが、翻訳したばかりのスタートアップのほうは文章にも若々しさが滲みでていて「けっこう直球型だったよな」と思いました。
話と全然関係ないけど、今編んでいるものと読んでいるもの。



スタートアップの人たちは、なんかこう、刹那的な感じ。
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そう。資金が底をつけば終わりだから見放されたら終わりだもんね。
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本格小説。なぜか3年ごとぐらいに読み返したくなる本。初めて読んだ時はけっこうどーんときたなぁ。読んでいて情景がずっと浮かぶ本だと思う。楽しんでいただきとうございます。
お茶色の毛糸も気になるわん。
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夕べはかなり読んだぞい!「あれ!?そうなの!?」という長い長い前置きの部分から物語の始めまで。1998年パロアルト。大雨からマウンテンビューの中華料理店まで思い出したよ。
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