まだ日本帰国の散歩&遠足日記が終わっていないというのに、サンフランシスコに行ってきました。久しぶりのシカゴ経由ユナイテッド便。クレジットカードを使って金を払わないと機内で映画が見られないタイプの飛行機でした。
各シートにモニターがない機種
から
各シートにクレジットカード読み取り機能の付いたモニターがある機種
へのアップグレード。エアカナダが輝いて見えるほどユナイテッド機はイケていません。
さてサンフランシスコ。
Stitches West 2013 に行ってきました。サンフランシスコから南下、シリコンバレーのハイテク企業がズラズラ並んでいる町にあるコンベンションセンターです。その向い側にはサンフランシスコ 49ers の新本拠地となるアメフトのスタジアムが目下建設中!「サンフランシスコ」とは呼べない距離に移転ですが。
そんなニットとは縁もゆかりもなさそうな土地に、「シリコンバレー企業の人事部にいるよな、こーゆー人!」というおばさんたち発見。「間違いない、ここだ」と友達と車を止めて入場。
けいとけいとけいとけいとけいと…

ニッター(棒針)とクロシェッター(かぎ針)とスピナー(糸紡いで織る人)を全部網羅しているからすごい量!
まずは会場全体をサラサラと見て、気に入った出展者をチェック。
フィラデルフィアから出店。ロブスターが可愛いので問い合わせたら在庫切れ。カリフォルニアでロブスターが受けるとは予想外だったそうで… サンフランシスコはカニだからな、ロブスターじゃなくて。でもだから受けるんじゃない?


↑ここの毛糸は本当に手触りがよく、おさわりしているうちに一玉60ドルの毛糸を握り締めてレジに並んでいたら、友達が通りかかり、「それはやめとけ」と魔法を解いてくれました。一玉80ドルなんてのもあったな。

↑一番最初に目をつけた店。人気もある様子。羽振りがよさそう。「マリアンヌさんの毛糸だよ」と教えられる。ああ、アレか。なかなか色がいいし、お値段もそんなに高くはない。高いけど。一玉10ドル前後のレベル。

そしてこれを買う。2本引きそろえて、あるものを編む予定。しかし、突然このイベントに行くことにしたので、編み図を確認できず、分量やゲージがこれでよいのか不安。

家に帰ったら、ISAGER の本があった!これはマリアンヌの娘ヘルガ・イサガーの本。結構気に入っている本でした。母子だったのか。知らなかった。

最後の最後まで Delicious Yarns で悩む。色はデリシャスだけど、お値段がデリシャスじゃなかった。
疲れたので、流して見学。こんな金糸・銀糸を売っている店もあった。スピナーたちが織り込むのだわ。鶴の恩返しみたい…
このイベントでは撮影禁止らしい。でも誰も私にダメって言ってこなかったから、パチパチ撮ったわ。ブログ用というよりは後で同じ店に辿り着けるように撮っていたんだけど。
帰りにロピを着た白髪のおばあさんを発見。三人でジロジロ見た。ばあさんは可愛かった。
… そう。いろんなライフスタイルがもてはやされて、田舎暮らしなんかもそうだけど、北欧の田舎で白髪のおばあさんが花や野菜を庭で育て、ピクルスにして、自分のセーター編んで… なんてのは「ステキ
」といわれるけど、日本の田舎で、干し柿作って、たくわん漬けて、編物しているばあさんに取材を申し込むニット雑誌は絶対にない。「もっていきかたがウマイよな」という会話をしつつ帰る。
それにしてもカナダとアメリカの違いは、こういうイベントにも顕著に現れる。アメリカでは出展者はほぼ全員スクエアなどのサービスを利用して自分のパソコンかスマホでカード決済。でもカナダにはつい最近スクエアが来たので、ガチャンコでカード決済する人がまだ多い。ガチャンコですよ?!英語だと imprinter (a.k.a. knuclebuster) です。こういうとき、まだカナダは社会主義が色濃いな、アメリカは資本主義まっしぐらだな、と思います。


ダンジネスクラブバージョン作ろうかしら。
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ブログよんでいて、ふと知人が
「アメリカの航空会社のひどさは常々つぶやいているが、UAが「お母さんにいいつける」レベルだとすれば、AAは「お巡りさんを呼ぶ」レベルでひどい。機内ビデオが作動せず、マニュアルで安全設備の案内をしなければいけないのに、CAさんがお客さんと喋ってサボるなど、あり得ないレベルだった…。」とつぶやいていたのを思いだしてしまいました、、。
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ユキちゃん、カニは難しそう。インベーダーになりかねないね!
Azu さん、AA はあんまり乗ったことないんですけど、覗いてみたい。この間の UA の飛行機は頭上の荷物入れも狭くて、あれも小銭稼ぎの作戦ですよね。あ、でもエアカナダとのコードシェアだったな…
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