東日本 vs 西日本 (三重県の話)

最近立て続けに「三重県って関西なの?」と聞かれ、「月曜から夜更かし」(10月放送)でマツコ・デラックスがこの解明にあたっていたと人に教えられ、今日チェック。

– 新聞が西日本版なのにテレビは東海経由なので東日本
– 中日が優勝しても阪神が優勝してもセールがある
– カップ麺のE版とW版の両方が買える
– 味付け海苔(関西)のおにぎりと、焼き海苔(関東)のおにぎりが両方ある
– エスカレーターに右通行と左通行の両方がある(どっちが西か忘れた)
– JR 西日本と東日本の混在
– るるぶは三重を西日本、まっぷるは東日本と位置づけている
– 広辞苑は三重を近畿地方と定義
– 各省庁で三重の位置定義が異なる

などなど、本当に驚くべき事実が明らかとなり、三重県出身者でも知らなかったことをいろいろと学びました。別に西か東かどちらかに属していなければならないというわけでもないので、三重県庁の見解(「三重は三重です」)はよかったですね。というか、この東西の二分化で不必要に定義づけを迫られて一番迷惑なのは、東海経済圏の中核である名古屋じゃないでしょうか?そもそも関が原の戦い以降、あのあたりに線を引いておかないと気がすまない人たちが日本中に今だ残っているのじゃないでしょうか?新幹線に乗っていても、名古屋から京都に行くとき「精神的な壁」が米原付近にありますよ(私の場合)。ベルリンの壁と違って破壊できるコンクリートがないだけに、400年以上たった今もぼわーんと精神的な壁が空中に淀んでいるのではないですか?

生まれ育った土地を離れて暮らしている人がほとんどではないかと思われる昨今、特に海外在住者の間では接点を探るため「日本はどちらの出身?」と聞き合うことがよくあるのですが、ひどいこと言う人多いんですよー!(マツコ風に)

まあ、三重に対する数々の否定的な発言の中には、単に私へのいやがらせというものもあろうかと思いますが、ほとんどは地理的無知からくるものです。みなさん、地図を片手にもっと旅しましょうね。私は出身地を小馬鹿にする人は容赦なく「要注意人物」のレッテルを貼っています。だって、自分で選べないものだけど自分に大きく影響しているもの、つまり家族や出身地をからかうということは、大変な失礼にあたることでしょう?

… と鼻息を荒げてしまいましたが、つい最近、私自身も失態を… 「日本はどちらですか?」という会話をしていて、「島根です」となり、「砂丘のあるところですよね」、「違います、それは鳥取です」という、おそらく島根県・鳥取県出身の人たちが何百回も直面しているのではと推し量られる勘違いを犯してしまいました。海外生活長いから許してー!失礼に失礼を重ねますが、県の形が似ていて漢字の「島」と「鳥」が似ているので、双子の姉妹でほくろの位置が違う、というぐらいのきわどさです。ごめんなさい。

でも考えてみれば、領土の線引というのは恣意的に行われるもので、この間も「熊野古道は三重ですか和歌山ですか?」と聞かれたときに、「そういう県境が設けられる以前から存在していたものだからどっちにもあるんだよなぁ」とぼんやり思ったのを思い出しました。第二次世界大戦後、日本では沖縄返還、北方領土問題を始め、最近の尖閣諸島などなどの領土問題はすべて国土の端っこのほうで起きているので実感がないですが、旧ユーゴスラビア、旧ソ連、アフリカなどなど、国境の線引が近年変わってしまったところはたくさんあるし、線というのは行政の面で引く必要はあるけど、文化的にはそこでははっきり分けられないよね。

4 thoughts on “東日本 vs 西日本 (三重県の話)”

  1. わたしも出生国がもうないから、出生国を記入しないといけないとき、現在の土地名を書くのか当時の土地名を書くのかですごく悩む。

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