よくいえばシンデレラ物語

昨日「愛と青春の旅立ち」について書いてて思ったけど、別に今だってああいうのはあるし、別に辺鄙な町じゃなくたってあるよね。シリコンバレーで働いているときそうだったもん。

勢いのある会社で働いている男子狙いの女の子たちとか。「愛と青春の旅立ち」で「アタシは海軍パイロットと結婚したいの!!!」と本音を吐くシーンがあるけど、シリコンバレーの女子一部だって、「アタシはグーグルで働いてる人とデートしたいの!!!」とか平気で言うし、バブルがはじける目前の2000年あたりのシングルズパーティーやバーでは、女子が男子に堂々とアプローチし「年収いくら?」と歯に衣をきせることもなく聞く (そんなことをしているといいのは取られてしまうらしい) のが普通だと聞き及んでいました。私の友人知人でそういうことを聞かれた男子は、「自分の年収が彼女たちのラインに達していない上に、ルックスでも判断されて、1分も会話せずに去っていった」と証言しています。

サバイバルですね。

シリコンバレーはたぶん今もそうなんだろうと思いますが、男女比が9対1で、そのような女子の成功率がかなり高いのではないかと思うのです。そして、カリフォルニアの法律では、なんの婚前契約もないまま結婚して離婚すると、結婚後二人で築いた財産は半分こなので、そういう子に引っかかり結婚して、自社持ち株を売却して高い家を買わされ、離婚されて、半分持ってかれる、ということになりかねません。

気をつけましょうね。

でも、「愛と青春の旅立ち」の場合は、辺鄙な田舎から出て行きたい!ほかの世界が見たい!という女子の小さな希望でしたが、シリコンバレーの場合は、「もっと楽して暮らしたい!」レベルで、死活問題ではなく、「身の振り」の問題ですよね。だって、仕事を自分で探して暮らす、という選択肢のある町だもん。

でもそうかと思えば、アメリカ人と国際結婚して「男女平等だからね」と、仕事を絶対することが前提になっているカップルも多いですよね。私の周辺でも、移民、出産など何かの都合でしばらく仕事してなくて、「そろそろ仕事してくんないかな。独りだけで家計支えるのプレッシャーなんだけどな」と言われたことある、という人はちらほらいます。私も前の夫に、「アナタ結構収入あるんだから、私はのんびりした仕事でもしたいもんだわ!」と言ったところ、「ジョウダンはやめてくれ」みたいなことを言われました。まあ、半分ジョウダンだったんですけど。で、家計に互いに半分ずつ貢献していたところ、はっと気づき、「そっちの収入のほうが高いのに半分ずつだと、私の分が割高ということだ!」と申し立てしたら、認められたことがあります。しかし、これが逆の立場だったら… 私のほうが女だけど収入が高くて、7割の家計負担を迫られたら、「おまえ、オトコだろ」と一蹴していたのではないかと思います。

ダブルスタンダードですね。

4 thoughts on “よくいえばシンデレラ物語”

  1. 子連れで離婚したら今までの半分+養育費でウハウハね!
    シンデレラというより継母みたいだけど、、、
    わたしは大黒柱だった時代もあるし、アのお給料はそんなに高くないから半分とられるのは納得いかないわ~~

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