Occupy ムーブメント、どうなるんでしょう。昨日はニューヨークで騒いでましたよね。トロントは、3日ぐらい前に市が公園からの立ち退き命令を出したんですが、誰かが裁判所に駆け込んで「それって合法なん?!」と抗議したところ、裁判所は「立ち退かんでもええ~。」と判断したため、今も同じ公園にいますが、ボヤとか出したりして立ち退きさせられる対象となるかもしれない法律を破らないように大人しくキャンプしてるように見えます。でも夜は零下になる気温だし、「北風と太陽」的な結末を迎えるような気がします。
私はこのムーブメントを傍観してます。これに反対する人たちは「キャンプしてないで仕事見つけろ!」とか便乗者に浮浪者が多いことを懸念していますが、オキュパイヤーの主張は、「就職」じゃなくて「経済格差の是正」なので、話があんまり噛みあわないようです。公園周辺の住民は「犬の散歩ができないじゃないか!」と不満の声をぶつけているようだし、オキュパイ先を巡回させるほうがよいような気がします。
オキュパイヤーがたむろってる公園周辺の個人経営の店が「営業妨害だ!」と怒りの声を上げているので、同じ自営業の私もそれには心の底から同情できます。銀行から融資受けて商売してるからね。個人経営者は自転車操業なのよ!銀行がさらに儲けてしまうじゃないの!!(私は融資受けてませんが、利益から次の仕事への投資はしてますよ)
そんなわけで、オキュパイヤーがたむろっている公園に面したシーフードのレストランに夕べ行って来ました。生ガキを出している店なんですが、店の前に簡易トイレがズラズラズラズラ~~~。
こりゃ~、営業妨害だわね。
でも、店内に入ってみると、すごく賑わっている…
なんだよ~。
絵柄的には、客が全然入ってなくって、私たちがドアを開けて入ってきたとたんに、手厚いサービスを受けるぐらいの気持ちで行ったんだけどな。しかも「環境によろしいシーフード」という謳いなので値段はお高いのよ。
今度は、きっとこのレストランから美味しい魚を焼くニオイがぷ~んと公園に漂って、零下の夜に体張ってキャンプしているオキュパイヤーがぎゅ~んとお腹を空かせている気がして、すごく気の毒になりました。マッチ売りの少女の話とか思い出したわん。
結局なんだかよくわからないことになりましたが、このオキュパイ ムーブメントについては、私は密かに「アメリカン ドリームの裏返し」だと思っています。うまく説明できないけどね。スーパースターが生まれることを重視する社会で、しかもその成功を阻む社会的要素が少ない社会(アメリカとか)で、スーパースターになれない人の身のふりが問題になりかねない、というような感じ。だって、「xxx になれない」っていうだけで失敗感あるでしょ。

ねー。
わたしも傍観者。傍観というよりはもっと見てるから「オキュパイウォッチャー」みたいな感じ。アンソニの仕事関係で裏話も聞けたりするから面白い。ベイエリアはオキュパイ以前に警察との市民の間に最初から問題があるから複雑。今日なんかすごい雨で可哀想、と思ってしまう。
でもオキュパイSFにはシラミが出てるらしいからそれはイヤだわん。
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ウオッチしがいがあるよね。そうそう、トロントのもね G20 のときの警察との衝突のからみもよくオキュパイヤーが話してて、「かぶってるんだな」って思う。
シラミはやーねー。
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