後悔先に立たず

教授がランチ時に常連となっている中華料理屋が「もっといい場所に移って名前も変えて商売するんだ!新しい名前は…ナンバーツー!中国人はナンバーワンが好きだけど、ウチはちょっと違うってトコみせたいの。」

とキッパリいうので、びっくりしてあんぐり口を開けたまま「やめたほうがいいんじゃない?」とか「ナンバーツーの意味知ってるの?」と聞くのも憚られるかんじだったので、「ま、そのうち誰かが忠告するさ」と放っておきました。これは春の終わりの話。

最近チャイナタウンに「ナンバーツー・レストラン」という看板が架かっているのを2週間前に発見し、「ヤ、ヤバイ!」と教授に報告し、今日やっと教授が行ってきました。看板は外されていました。

「ナンバーツーの隠れた意味知らなかったから… 看板外して、名前変更の申請してるとこ…」

とオーナーが、ランチをちょっと過ぎた時間なのにガラすきで教授以外誰もいないレストランで、教授の横に座っておしゃべりしてきたそうです。前の場所ではランチ時は満席の店だったのにね。

あんまりにもヒマだったので、「これ持っていって~」とお菓子をお土産にくれました。それを夕飯のデザートに食べながら、

「やっぱりあの時言えばよかった、やめたほうがいいよって。」

と二人して後悔しました。私はむしろ「ナンバーツーの看板の写真撮ろうと思ってたのに…」という違う後悔をしていましたが。

というわけで、Spadina 通り西側で College と Dundas の間にある現在名無しの店は「元ナンバーツー」で、実は美味しいレストランなのでみなさん機会があったら行ってください。

2 thoughts on “後悔先に立たず”

  1. おもしろすぎる。
    てか、名前変えたら本当にお客減ったりして。
    復活を期待するわん。

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