新源氏物語

田辺聖子の新源氏物語読んだ。ノルウェー旅行中に。 ブログを始めるずっと前から、2000年ぐらいから読書記録つけてたけど、本の題と著者名をリストしてただけで、読んだことあるのに内容をすっかり忘れている本がいろいろある。でもブログっておくと、もっと内容を思い出せる(ような気がする)。全部の本をブログる余裕はないけど。 いろんな源氏物語本がある中、これ以外にも何か昔読んだことがある気がするけど、思い出せない。「あさきゆめみし」とこれと、あともう一つ、何か。読書リストを検索してみたら、胡桃沢耕史の「翔んでる源氏」しかなかった。これは源氏本とはいえない... よね。 源氏物語は、やっぱり源氏が若くてあちこちに愛人を作って自業自得に陥っているときの話が一番面白いね。源氏が熟年に達してからの話は、若いときの失敗を踏まえて立ち回りがうまくなってしまい、出家することで人生の諸々をチャラにしたいと願ってばかりで、ギラギラ度が足りない。彼が「官僚体質」というのはきっと須磨に飛ばされるあたりからだな。そのせいか、田辺聖子も、上巻では雅な香りのする言葉を星のようにちりばめて、まめまめ&ノリノリで書いているけど、途中から普通の現代小説みたいな語り口になってたよ。盛り下がったのは私だけじゃないと思うな。 また何年かしたら、次の瀬戸内寂聴か円地文子のを読もうかな。今はお腹いっぱい。

カナダ生き生き老い暮らし

Bits によく寄稿しているサンダース・宮松敬子さんの著作。図書館で借りてきて読んだ。 自分のお母さんがカナダに移民してきたときの体験談、プラス色々。 2000年発行だから、移民法も世界経済もカナダの物価も変わってしまっているけど、もし自分の親を呼び寄せることを考えている人がいたら、心構えに読んでみるといいかもね。この本にあるのは「成功例」だけど。あと、現在海外在住の人が自分の老後を想像するのにもいいかもね。 思ったけど、老後を生き生きするには、元から生き生きしてないとダメなのよ、きっと。生き様って毎日のちょっとしたことへの態度なのよね。自分の心にメモメモ... 別に老後の心配を今から始めたわけじゃなくて、たまたま見つけたから読んで見たけど、思いのほか感動的。

マリコ・ジャーナル

今更...な本ですが、先週のブックスワップで見つけたから読みました。88年から89年までのアンアンに掲載されていた林真理子のエッセイ集。私は当時も「旬ネタ」としてアンアンの中で読んでいたものですが、23年後にこうして読むとちょっとした近代女性史です。彼女に煽られた女子は多いから影響力は強い。私は林真理子の女性観(?)男性観には好意的じゃないけど、イジワルで妬みのこもった感じとか、時々見せるするどい観察はやっぱり面白いね。 女子の人生って世代に大いに影響受けるよね。私は男女雇用機会均等法の施行後に就職したので、その前の世代の「戦いモード」の女性や、「シバ漬け食べたい!」のキャリアウーマンとはやっぱり違う。前世代の女子の功労にのってしまっている世代で、遊ぶために働くぞ!気に入らないことがあれば転職するわ!の世代。嗚呼、まさにワタシ。あのまま日本にいたら雇用氷河期突入でどうなっていたことでしょう。うまい具合に好景気のアメリカに引っ越してしまったので、コロコロ転職してました。 逆に、私の下の世代、不景気が長引く日本で学校を卒業して就職に苦労した女子たちを見ると、お金についてしっかりしてるな、とか、起業精神あるな(たぶん企業への就職に期待してないから)、などなど驚かされることもあるし。 このエッセイにちりばめられてるファッション用語、ブランドが当時の時代のアイコン、シンボル、象徴なので、若い読者に再読をすすめるには、脚注が必要かと思われます。ある意味、その脚注入れての再版のほうがかなり魅力的かもしれません。バブリーな日本、ブ男に「オマエ、ブ男のクセにえらそうなこというんじゃないわよ」と女子が公然と逆差別的に発言し始めたあの頃。オヤジの価値が急降下し始め、草食男子の誕生にいたったきっかけのような気がいたします。

Book Swap!

夕べは CJS で Book Swap という要らない本の交換イベントをやっていたら、こんな本が舞い込んで来ました。 英語の本の著者名(Marthe Jocelyn)に見覚えがあって、その場でネットで調べたら、やっぱり知っている人でした!向こうは私のこと「誰それの誰それさんよ!」という関連でしか思い出せないと思うけど、私はストラットフォードにある彼女の実家に遊びに行ったことがあり、超クラフティな人なので、彼女の持っているものにシゲシゲシゲシゲと見入っていたのでした。人形の洋服とかいっぱい作っておいてあって可愛かったから。彼女とはあまり話さなかったと思うけど、私は彼女のお父さんがとても大好きでした。朗読がとても上手なおじいさんで、編み物にも凝ったことがある人だったので。 すごい偶然。 そして、林真理子の「マリコジャーナル」。かなり古いけど、サラ読みしたらとても面白かった。 このブックスワップは労力もかからないし、エコだし、お金も無駄遣いしないし、知らない人と本の話もできるし、とてもよかったわ。またやろうっと。でも、本が全部電子書籍になると、こういうことできなくなるよね。電子書籍って便利なところもあるけど、「持てる人」にしか読めないというのが最大の弱点。リーダーを持ってる人、電子書籍を買える人、という意味で「持てる人」。だから敢えて「持ちたくない人」がいるのも分かるね。

私を離さないで(訳本読んだ)

本当にしつこいですが、「Never Let Me Go」は只今私の中で一番好きな映画なので。 映画を劇場で1回見て、英語の本読んで、また劇場に戻り、昨日もまた Netflix で見て、今は和訳を読んでます。和訳を読んでいるうちに英語はどんなだっけ?と英語の本を探したのですが、 「コレ、是非読んで!」 と友達にあげてしまったのでした。がーん。 関係ないかもしれませんが Mad Men も今大好きでジリジリと Netflix で見てます。タイプライターの時代なので秘書を使っている人たちは「電話」かミーティングしかやらないのがすごくうらやましいです。あとは全部頭の中、みたいな。

悪童日記

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E7%AB%A5%E6%97%A5%E8%A8%98 なんか久しぶりに怪奇小説風な物語読んだ。こういうのは、日本で OL してたときに通勤電車の中で読んで「私は普通にオーエルしているが、実はダークな部分のある女なのだよ。クククっ...」と不気味に微笑むのが、アンバランスなようでいて心のバランスが取れて好んで読んでおりました。しかし、今はこんなにも自由な生活をしていて、「虐げられている感」がまったくない健全な生活なので、読書の趣味も変わったのだと思います。 最初へんな言葉遣いに「ん?」と思ったけどこれはわざと主人公たちがこんなふうにしゃべってるんだなと気づいた。ハヤワカ epi の文庫版だったので、訳者あとがきまで読み(同業者っていやね、こういうとこまで楽しみに隈なく読むから)、どうもタイトルの訳を不満に思う人がいるらしいようなことだったので、訳者のブログまで行ってみました。私はこの和訳は好きです。それに、タイトルの訳が本の売れ行きだとか市場を考えて原文に忠実にならないのも当然だと思いますが、私はこの場合、字面どおりじゃないけど内容をよく反映した翻訳じゃないかと思っています。字面どおりだと「大きなノートブック」ということらしいです。 私は昔から訳本をよく読む人だったので、訳が少々不自然に感じることに対してものすごくおおらかです。特にその不自然さが興味をそそる結果になったり、「きっと外国の話だから違った感じがするのかな?ワクワク」と勝手に外国文化に憧憬を抱くからです。そんな私ですらどうしても無理だったのが SD シリーズでしたけどね。

Steve Jobs

後半途中で興味を失って読むのやめてたけど最後まで読んだ。 興味を失った理由は、あまりにもつい最近の出来事すぎだったから。 もっとインスピレーション高まる話かと思ったけどそうでもなかった。私ずっとシリコンバレーで働いていてアップルの浮き沈みとか、前夫が CG 業界で仕事をしていたのでピクサーがあんなに大きくなっていったところも身近で話を見聞きしていたところに、死後すぐに出版された話なので「美化」も感じなかったし。でもアップルに戻ってきて盛り返したところあたりまでは本当に面白かった。余談だけど、あのウィンドウズが他を抑えてガンガン売れていた時期に、アップルも苦戦していたけど、シリコングラフィックス (SGI) が潰れちゃったよな、とか思い出したわ。覚えてますか?みなさん、SGI を。アップルのニュートンとかも、「ああ!そういえばあったあった!」と思い出して笑ったわ。私は PALM 使ってましたけど。 スカリーの行方も気になって、ウィキペディアで検索して読みました。 ビルゲイツやマイクロソフトをこきおろしているところもすごかった。基本的にスティーブジョブズは口が悪い「ののしり型」なので、それが英語ではとても面白いんだけど、日本語訳ではどんなふうになっているのか気になるから読んでみようかな。むずかしいよね、Cursing の翻訳って。 でもさ、この本を読んでスティーブ・ジョブズ(または彼風の経営)目指すとかはダメよね。基本的に「社会不適応者」だもん。でもこんな変人やっぱり滅多にいないから、自分が生きているときに活躍した「偉人」ということで希少価値感じました。 最後にスティーブ・ジョブズが「金儲け」と「すばらしい製品づくり」の違いを説明するところで本は終わるんだけど、コレ、すごく分かる。 たとえば、今 TOSHIBA のウルトラブック使ってるけど、Windows 7 搭載なので何か問題が起きたときに「これ、ウィンドウズのせいだろうな」と思うけど、「ウルトラブックの使い心地どう?」って聞かれるととても困る。これを買ったときでも注文受け取りから発送までが非常に悪かったんだけど、それは BestBuy.ca のせいだし。でもアップル製品にはこういう問題はないもんね。

オーディオブックにすればよかった

昨日スティーブ・ジョブズの本をハードコピーで買ったけど、オーディオ・ブックにすればよかった。。。 まだ読んでないから交換してもらえるかも。でもレシートがないかも。。。探すの面倒臭いな。 こういう本はオーディオでサクっと読んでしまうのが一番いいと思うな。編み物しながらでも読めるし(聞けるし)。e-book だったら朗読してくれるのかもしれないけど(朗読機能ある?)、声優や俳優が読み上げてるわけじゃないよね? e-reader にダウンロードしてある本だと読む気がしないというコメントをもらったけど、それはよくわかるな。オーディオブックも CD だとジャケット見てわくわくしたりするけど、ダウンロードしてきたやつだと、ダウンロードしたことすら忘れたりするし。でもこういう反応は世代によって違うものなのかな!?スーパーのセルフチェックアウトが平気・好き派と、生の人間派に分かれるのと似た感じで... 本ってつい買い込んでしまうけど、全部読めるわけじゃない。去年クリスマスギフトにもらった本まだ読んでないし。だから、オーディオブックとか e-book とかファイルになっているものは、1ドルぐらいの値段でインスタント ダウンロードして読む、みたいなものにして欲しいな。そのほうが、「立ち読み」にも1ドル払うわけだから、ビジネスとしても著者にとってもいいんじゃない?クリックしたら1ドル。それか、Netflix みたいに月極めで読み放題とか。そういうサイトもうあるのかな?

機長からアナウンス

周囲の人が何人か「これ、面白いよ!」と言っていたから読んでみた。 10年以上前の航空業界のネタだけど、それでも「機長」の視点からいろんなことが書いてある。飛行機の利用頻度が高い人には特に面白いと思う。 この著者、前立腺癌でもう亡くなっているのね。だから、Movember でビール一杯飲むと1ドル寄付というのに協力したよ。 私もそこそこ飛行機利用する頻度は高く、空港にいる時間も結構長いと思う。ユナイテッドに乗っていることが一番多いけど機内でチャンネル9にしとくと、コックピットの会話が聞ける。 著者は航空業界を「サービス業」と見ているけど、私もそう思う。短距離の国内線は別として、長距離の国際線でサービスが悪いと本当に苦痛。それに、マイレージサービスで利用頻度の高い人によりよいサービスをするのも大賛成。著者も言っているけど、これはセキュリティを高めたり、空港でのセキュリティチェックを手短にさせるためにも有効だと思う。 だってね、旅慣れてない上に世の中の出来事に無知な人が空港に来ると大変なんだもん。 サンノゼ空港でスプレー缶や液体をいっぱい手荷物で持ち込もうとしたおばさんに遭遇。おばさんは「知らなかったわよ!!なんでスプレーだめなの?液体も?え?なんで?誰が決めたの?」もー、ごねるごねる。これ2007年の話。あと、靴を脱がされるときにごねる人もいるよね。こういう人の後ろにいると本当に大迷惑。 あと、空港で搭乗券と ID とパスポートを見せなきゃいけないよね。でも搭乗券だけ見せればよいとか場合によって違うけど、旅慣れている人はササっと出せるように持っている。でも「なんでパスポート見せなきゃいけないの?」とゴネたり文句タラタラ言っている人いるよね。特に、アメリカ発のカナダ行きの便では搭乗口でパスポートチェックが普通だけど、あれで文句言っている人も結構多いし。 空港のセルフチェックインで英語の画面で英語指示どおりに従えばいいだけなのに、「わからない!!」と叫んで英語が母国語じゃない私に助けを求めてくる人もいるしね。 空港を利用する回数が多い人にとっては、こういうことに遭遇すると時間がとられてしまうので、マイレージのポイントで差別化してもらい、セキュリティラインも別ラインでスイスイは大歓迎。それにこれだけ頻繁に飛行機に乗って一回も「怪しいこと」してないという「安心できる客」という証じゃないか。 余談だけど最近アメリカ領域内の空(結構高く飛んでいるときだけだと思う)だったら Wifi できるよね。携帯は無料でラップトップとかだと10ドルぐらい払うけど。