機械編み夏用スヌード

なんか私最近景気いいです。 今日なんてブログってる場合じゃないし(ブログっているが)、夜の遊びの予定がキャンセルになってほっとしているぐらいなんだなー。 玉石混合ですが引きも切らずに問い合わせが。なんだろう?景気がかなり上向いている?嬉しい悲鳴をあげてみようか。いやいや、例の一件があるからな、支払の最終確認が取れるまでヌカ喜びはしてはならない。遠い遠い昔、探偵が依頼主からの小切手を一件落着後に銀行に持っていったら、「不良小切手です」と言われガーンとなったシーンを見たことあるな。 さて、週末に Americo の糸で機械編みしてみた。トロントの夏は昼間蒸し暑いけど、夜になるとスースー肩や首周りが寒くなることが多いので、夏仕様の多目的スヌードが欲しかった。 一段160目もあっと言う間。段数なんて数えもしなかったし。1カセ使い切るまで編んだ。やっぱり糸が美しいとシンプルな編地がいいね。でも細いし華奢なので糸がきれないように慎重に編みやした。 ふたまき ひとまき かたのせ Americo は日本のテレビ局から取材を受けたらしいけど、いったいどこの局なのだろう。

Blue Blue Cardigan

ようやく完成させた。超極細の糸で編んでいたし、針のサイズや寸法間違えたりして、編み直もしたし、甘撚りの糸だから解くの大変だったし、時間かかったな!でもかなり満足。トロントの冬には分厚いセーターなど着る機会がないからね。色も好き。模様も簡単だけどさりげないから好き。 身頃はストレートなラインなのだけど 巻きつけるように着用すれば模様編みのラインと V ラインとで、ちょっとキリリと引き締まるところも好き。 巻きつけないときはこんな感じ。 前身頃がラップできるように長くなっているので、あちこちにボタンをつけておけばいろんな着こなしができるという触れ込みでしたが、あちこちにボタンをつけるのも面倒です。2個だけ付けた。2 Way とか 3 Way とかいう編図はよくあるけど「どっちの着こなしもいやだな」というどっちつかずが多いように思う。去年黄色のコットンでボレロを編んだけど、どうやって着てみても不自然で、結局猫の布団がわりになっている。でも「発想の転換」としてこういう編図は面白いね。 ボタン。ボタンホール作るの忘れたけどね。 糸は細くて甘撚りだからはぎ合わせのときによく糸が切れてしまったけど、手触りなどいいです。アルパカ50%、バージンウール50%で、甘撚りだし抜け毛は出ます。 6玉買って3玉しか使わなかった。セールで1玉$4.49だったし、お財布に優しい編物プロジェクトだった。 夏用に半袖でコットンで編んでみようかな、機械編みもできるよな、などなど想像力は広がる。

Jane Austen Knits (200th Anniversary)

ジェーン・オースティンの『自負と偏見』が出版されて今年で200年。一家総出で玉の輿を狙うことが壮大な恋愛文学になり得た1813年から200年。ありとあらゆる恋愛ドラマは『自負と偏見』の伝統を踏襲し、「当人同士のコミュニケーションに問題があり、周囲は2人の愛が結ばれることは分かりきっているのにもかかわらず最後まで見届ける」ということを私たちは200年もの間、涙を流しながらヤキモキしながらやっています。「一家総出で玉の輿を狙う」というのは現代はナイ、と言い切ってみたいような気がしますが、アルアル!ですね。経済的不遇から這い上がる場合はサバイバル、不遇じゃないけどもっと上を狙いたいという人の場合は… いずれにしてもパーソナルな人生の選択肢ですから。 ジェーン・オースティンといえば「自分のイニシャルを刺繍したハンカチ」のイメージが強いのですね。さまざまな文学作品にハンカチは意味深に出てきます。イニシャル入りハンカチをわざとらしく落としたりすることは「I’m available」というメッセージを送っているらしい。それは2013年に復活させてもよいのでは。「婚活」だなんて無粋なことはやめ、イニシャル入りのハンカチを用意して、あちこちに落としてくるのはどうでしょう。あ、ハンカチが意味深なのは「持ち主の体液をたっぷり吸収しているから(もらったものに特別感を与える)」ということのようなので、汗、涙、鼻汁など各種体液を沁みこませておきましょう。 話はそれましたが、『Jane Austen Knits 2011』を本をしばらく前に買ってみました。でも2013年版がこの秋に出るようです。2011年号にはとりたてて編んで身につけたい、というものはなかったのですが。 うぅん... ↑これは編む気湧かないけど 左側のキャプレットなら編みたい 友達とニットアロングしたら楽しいかも?そしてジェーンごっことか? 余談 あの『自負と偏見』は今は『高慢と偏見』というのですか?私は前者に慣れてしまっているのですが、自負じゃだめなの?私はエリザベスの「自負」のことを指すのだと思っていたけどな。彼女は自負心は強いけど高慢ちきじゃない。だって「偏見」の部分もエリザベスの偏見でしょう?ヘンなの。

Americo Orginal Blow-out

クィーン・ウェストにある Amercio Original は私がトロントで今一番気に入っている毛糸屋です。もう何度もこのブログでこの店について書いていますが。 扱っている糸はすべてこの店のオリジナル。色や染色具合、糸のブレンド、すべてこの店でコントロールしています。生産しているのは今はペルーの工場。毎シーズン、夏糸・冬糸が出る頃に新色・糸が出てきますが、その深い色合いや糸の表情には感動します。その頃に店を覗きにいくと、新色を決めるまでの数々の見本帳を見せてくれて、素人から見たら違いが分からないほどの染め具合の差を見極めて色を選んでいる職人技、毛糸への愛を感じます。オーナーがシンプルだけど良質のものが大好きで、彼女が選んだ毛糸も「寡黙なのに魅力に溢れる」ものばかり。 そればかりでなく、アメリコの糸を使ったオリジナル編図もたくさん用意してあって、毛糸を買えば無料で編図がもらえます。1玉が20ドル前後と値段は張りますが、それは店のほうも分かっていること。1玉で編めるものもたくさんあるし、セーターも2玉で、というものも用意してあります。そして糸の質を生かすためにシンプルなものが多いので簡単に編める。少し上級者用には編地はシンプルだけど折り紙するときの想像力が必要なパターンが多いです。日本のニット作家でいうと michiyo さんのパターンみたいな。 私もはじめは値段に驚いて手が出ませんでしたが、折角編むなら、とスカーフや帽子から編み始めました。どれにしようか悩んでいる間にニットのいろんな話で盛り上がり、結局毛糸を手にして店を出てしまいます。あとですね、革のボタンや鞄の持ち手なども揃ってます。もちろん高級ですが…高いので誕生日やクリスマスのギフトにねだるのも手ですね。最近は超極細の糸をたくさん出しているので、それをひたすら攻略するとか。私も昨日超極細の糸を買い込み「じゃあ2年後にまた会いましょう」と言って店を出てきましたが、「じゃあまた来週ね!」と返事が返ってきました。バレています。 カナダ国内にはアメリコの糸を扱っている毛糸屋さんは何軒かあります。最近はアメリカでも取扱店が2店ほどあるみたい。南米の糸だからトロントのお土産としては「?」かもしれないけど、カナダでしか手に入らない糸だからお土産にいいかもね。かくいう私はニット好きの友達にお土産として持っていったことはありませんが。 ただ、渋い色合いばかりだし、ポップな色が大好きな人には全然購買意欲が沸かない店だと思います。あと糸が高いからかぎ針編みの人にも不向き。北欧ニットが好きな人にもテンションが上がらない店かも。あとショーウィンドウの独特のディスプレイも全然可愛くはなくむしろ「怖い」ですが、私はああいうの好きです。むしろやたらと「可愛いでしょ!」とクラフティさを全面に押し出しているディスプレイよりもずっと好きです。 でもでもでも、ここの糸は是非手にとって見てもらいたい!!なんたってオリジナル! http://www.americo.ca/

VARIEGATED SNOOD

これはオレゴン州ポートランドの毛糸屋で見かけた見本と毛糸に惚れぼれし、お財布には痛い値段だったけどカナダでは手に入れにくい糸だから買ってみた。 編地はただの鹿の子編み。でも糸を3本引き合わせて編んでいて、その3本の糸の色をグラデーションさせながら編んでいくというもの。編物というより織物みたい。オレンジの部分を表に出したり、引っ込めたりして巻き方を楽しめる。 AAA AAC ACC というふうにグラデーションさせていきます。わかるかな? しかし、実際に編んでみて思いましたが、似たような色だとグラデーションが地味。まさか!の驚きの反対色などをランダムに選んだほうが面白いかもしれません。これは4色使っています。グラデーションの間隔はまあ適当に、思いつくままに。 SHIBUIのSilk Cloudというキッド・モヘアとシルクの混毛。色が非常に美しく、シルク40%ならではの光沢。そして手触り弾力性がなんとも言えません… チクチクしない。 スヌードはこれまでゆったりネックラインを包む感じの長さを編んでいましたが、首にぴったり、ネックウォーマーかとっくりの付け襟ぐらいなしまり具合です。

3.5mm vs 3.25mm

途中から針の号数間違えた。 3.5mmと3.25mmの間違いだから、差は0.25mm。 そのまま突き進んでもいいかなと思ったけれど、そもそも号数の間違いに気付いたのは手の感触で「なんか細い!」と感じたので、解いて編み直し。 後身頃と左前はできている。あと右と袖ね。 編む気が萎えているといいつつも編物しないとリラックスできない。 やりたいな思っている翻訳をやろうとして(お金にはならない)いるけど、やらなくてはならない翻訳の仕事が次々と舞い込んでくるので、なかなか集中できない。それでお金にはならないが好きなほうを優先させたいなと家人ににじり寄ってみたら、あっさり却下された(当たり前だ)。それで時間捻出のために時間割作ってやっているけど、柴田元幸が「東大の仕事があるから、趣味で小説の翻訳ができる。あれは好きなこと、趣味なんです」と言っていたので、これを「仕事の時間」に入れるか「趣味の時間」に入れるか悩んでる。

夜更かしニット

編物への熱が冷めているといいつつも、手が寂しいから極細糸でカーデを編んでる。Mad Men のシーズン5を見ながら。でも Mad Men は字幕付きで見てるから「ながら編み」はなかなか難しい。嗚呼でもシーズン5を見終わってしまうよ… だんだん女の登場人物のほうがよくなってきた。みんなに嫌われているピート・キャンベルのことも私は見守ってるし。まだシーズン6については何も言わないでね!! さてと、ニット。 候補の糸がネットでセールになっていてポチっと購入。アメリカのサイトから買ったけど、送料&手数料を考えても安いわ。カナダの郵便局で関税払わされるハメになるとあんまり変わらないケースもあるけど、その辺はギャンブルだわね。 こういう青系の糸大好き。SMC の Highland Alpaca Fino ですが、アルパカとバージンウールが半々。極細なのに甘撚り糸なので引っ張るとプチっと糸が切れますが。まあ、これぐらい細かったらどの糸でも切れるか。 編図はこの本から。なんとなく押し付けがましいタイトルが気に入らないけど(ライフスタイル... ってなんか提唱しているようでイヤでございます)、岡本啓子のデザインは割りと好きだしな、機械編みニットのアイデア本としてもいいかもな、ということで購入。

とりあえず真っ直ぐ

最近編物してもなんだか前のように盛り上がらない... どうしたんだろう?ニット更年期障害?ニット・ミッドライフ・クライシス? でもそんな自分の背中を押して編んでます(?) 最近空港に向かう途中のタクシーの中でこれを見たんですよ。タクシー内に設置されているモニターで。ただひたすら、いろんな巻き方を見せるという... 巻きの見せ場はスローになるという編集が私のツボにはまりまして。 それでまあスカーフの長さとか幅にいたく興味を持ちまして。さらに、色を真ん中で分けることにより結び目あたりに驚きのドラマが生まれることにも嬉々としまして。 結んでびっくり... それでこんなツートーンのスカーフをアミアミアミアミ。手持ちの毛糸だと色の組合せに限界を感じてさらに糸を注文。そんなに編んでどうするの?というぐらいに編んでみようかな... 透かし編みを入れてみたけど無くてもいいか。 ビーズはもちろん入れた!

SOMETHING ORANGE

「みんなの、まきもの50」に載っているやつ。淡い色合いだと私の好みじゃないが、これぐらいの渋いオレンジだと、なかなかよいわ。今ぐらいのトロントの気候にはいいかもね。 赤ちゃんのカーデを編むつもりで買った毛糸を結局使った。オレゴン州ポートランドのダウンタウンにある可愛い毛糸屋さんで買ったんだよなー、この毛糸。 とても簡単なのに手が込んでいるように見える。

ALPACA REALLY RED SCARF

機械編みで何を私はしたいのか?などという深遠な悩みにぶつかり、しばらく編機に触れていませんでした。その間に折角覚えた編機の技を色々忘れてしまい、「あら?このパーツは何に使うものだったかしら?」なんて突発性痴呆症になり、一番簡単なメリヤス編みだけで「そーいや、こういうのが欲しかったんだった」というスカーフを編んでみました。 真紅が私のブームだった頃に買った糸で。スーパーファインアルパカ100%です。ものすごく華奢な糸なのでふんわりとしています。 灰色の冬の街にはやっぱり鮮やかな色のほうが映えるし、でも単色よりはちょっとほかの色も混じっていたほうがいいし、巻いたときに首のあたりにもちょっと違う色が出てるのもいいんじゃないかしら、とか。写真で見えますか?くるくる巻いてあるところに見えるピンクのライン... 私って天才じゃないかしら、と思ったのはこのビーズ。軽いスカーフってよく落としてしまう。でもビーズが付いていると落としたときにカツンと音がする! 9月あたりにニットを売るならという前提でクラフトフェアに誘ってもらえそうな話があったので、それに向けて編んでみた。誘ってもらえないかも。もう忘れられているかも。まあいいや。いろんな色でいろいろ編んでみよう。