短い輪針の必要性

久々にアメリコに行き、今何を編んでいるかという話になり、 袖を袖ぐりから拾って5本針で編むのが非常に面倒だ、と私が文句を言っていたら、 「短い輪針を買えばいいのに」 と一言いわれ、確かにそうだ、どうしてそんなことを今まで思いつかなかったのだろう、と反省し、ネットでポチリ。しかし、針が家に届くまでに編みきってしまうだろう。 最近アメリコの人と一緒に編み物してる。もちろんアメリコの糸で。 あ、今店頭でマネキンが着ているのは私が編んだやつ。花柄のレギンスと一緒にコーディネートされている。

Mad Menとスタークロシェと、ガラスの破片

アメリカのドラマの中ではMad Menがかなり好きである。先週日曜日にとある店でMad Menの最終シーズンを60年代のファッションで見よう!という企画があったので、参加意欲満々だったものの、シーズン6をまだ全部見ておらず最終シーズンを見る勇気がなかったのと、見せびらかすに値するビンテージの洋服が手元になかったため諦めた。ビンテージ・カクテルや60年代トリビア、ダンスなどなどがあったらしい。残念至極。まあそんなトコに出掛けたって、ボーッと人の観察に励むだけなんだけど。 しかし、最大の不参加理由は、家で「この野郎!」とワイングラスを自分で割ってみたのですが(怒りを示すための行為として)、あろうことかそのガラスの欠片を踏んでしまい(掃除機を動かしている最中に)、歩行困難になったためです。破片といっても極小で、今だに足の裏に突き刺さっているのか、油断して歩くと痛い。 誰だったか、無性に腹が立ったときのために、安い食器を買っておいて、それを布巾に包み、さらにシンクの中でバーンと割る、という方法を編み出した話を聞いた。感情に任せてお気に入りの一枚を割らないように、飛び散った破片の掃除しなくてもいいように、という計算され尽くした素晴らしいストレス発散方法だったのに、私の準備は足りてなかった。それどころか、赤ワインが入ったままのグラスを投げつけた。 復習を兼ね、Mad Menのシーズン6を見ながら、スタークロシェを練習してみた。ちょっとビンテージな編地じゃねーか!Mad Menは60年代ニットウェアの宝庫だよ。

バクのワッペン付チョッキ

Americo のメリノウールでベストをしばらく前に編んだけど、何か物足りなく、ワッペンを作ってつけてみた。今私の中ではワッペンブーム。ワッペンがついているだけで気分が盛り上がる。これはベストなんていわずに、これはチョッキと呼ぼう!そのほうが相応しい。 この間、羊毛刺繍で刺したバクですが。あれからさらにチクチクと針を刺してみたら、表面がずいぶん綺麗になった。 アメリコのメリノウールは1玉200グラムで35ドルと単価はとても高いけど、物々交換でもらった糸なので財布に打撃なし。キリリとした感じの仕上がりを求めるならオススメ。ドレープしない。これで2.5玉使った。 最近物々交換することが多い。とあるプチ翻訳で本をもらうことにした。

Lobster Hat 5 (Felting)

ロブスターの帽子を程よく縮ませることに成功。私サイズになった。 縮絨させると起毛するので目が揃うというよりは、フェルトっぽくなる。それがなかなかいいかんじ。真っ白い部分が赤い染料でピンクになったのもヨシ。白がキライなわけじゃないけど、コントラストが強過ぎた、私には。 てっぺんはこんな感じ 手順を記録しとこう。 1. バケツに冷たい水を入れて、シンクの横に置いておく。 2. シンクで熱いお湯(蛇口から出るお湯)で、IVORYのハンドソープでゴシゴシしごきながら帽子を洗う。熱いお湯だからゴム手袋は絶対必要。摩擦が大事。このときすごく赤い染料が出る。帽子を絞って水をきる。ソープの量は僅かでいいと思う。アワアワタイプの希釈してあるIVORYソープをポンプから5回出したぐらいじゃなかったか。 3. バケツの冷たい水に帽子を突っ込み濯ぐ。温度差が重要。 4. これを何度か繰り返す。一回だけだと縮みが少ない。縮絨が始まれば、フェルトっぽくなってくるから分かる。私は4回ぐらい繰り返したか。覚えてない。

Lobster Hat 4 (Knit Along)

出来た。編み直したときにきつく編んだというのにデカイ。一緒に編んでいた友達もデカイ、ラベリでのコメントでもデカイと書き込みがあったから、針の号数は下げたほうがいいと思う。どうせ被らないだろうから縮絨してみよう。 ロブスターの編み込みが左右対称ではなく、写実的であったな。これをアレンジするとバルタン星人のシルエットは編み込めると思う。 これを被ってロブスターを食べに行って、担当のウェイターのお兄さんがカッコよかったら、その人にあげることにしようと思う。縮絨に失敗して小さくなりすぎたら、子供にあげよう。あ、でも子供の頭って大きいか。 しかし、編み始める前から「白い部分がイヤだ」と思っていたけど、やっぱり白は可愛くない。

Lobster Hat 3 (Knit Along)

ロブスターのハサミの根元まできた。 もう何かの罰ゲームのように苦行で、ニットアロングじゃなかったらポイしてた。 前回編んだのを解いてやり直し。ロブスター同士の間隔を間違えたから。編み直しついでにちょっとキツく編んでみたけど、それでも帽子がでかい(ような気がする) 嗚呼... 「これを被ってロブスター食べに行けば?」 と言われたけど、どうしようかな。

Lobster Hat 2 (Knit Along)

私のロブスターも育ってきたぞ。 そして、私も「そんなもの被りたくない」と家族に言われたぞ。私もたぶん被らない...はず。 忌み嫌われる帽子。しかしキットとしては人気者。 きゃ!間違いに気づいた。編み直し、確定。

Lobster Hat (Knit Along)

Netflixで2/14にHouse of Cardsのシーズン2が出た。一気に見られる機会を狙って今週見てる。この番組を見ながらロブスターを編み込むのは「三歩進んで二歩下がる」。ロブスターに集中すると、番組の話についていけなくなり「アンタ、何者なの?」と前のシーンに戻らなければならない。ケビン・スペイシーも私も複数の糸を手繰っているぞ。 先にシーズンを見終わった教授に「語り合いたいから早く見ろ!」とせっつかれている。シーズン2は中国マネーに翻弄され、さらに賞味期限が切れていない時事ネタの盛り方がスバラシイ。 遅ればせながら「半澤直樹」を4話見たけど、私の中で盛り上がりに欠けたのは「一体いつの話!?」と常に思ってしまったところと、時代劇風な勧善懲悪ぶりだった。勧善懲悪はいじめ精神の裏返しだと思っている私にはちょっと見ていて辛かったな。ま、でもこの続きをまた見ようと思う。話のスジは知っているんだけど。

Stitches West 2014

カリフォルニア州サンタクララのStitches Westに行ったときに買ったもの。 去年売り切れで買えなかったキット。ニットアロング中。 美しいグレーのモヘア。この色はかなり気に入った。 美しい八布の糸。合成シルク。細い! これぐらいの勢いで歳を重ねたい Stitches Westの楽しみは、会場に溢れんばかりに並べられた毛糸だけど、手編みの服や小物とを纏ってやってくる人たちもすごい。コミコンなどにアニメのキャラの衣装を来て行くのと同じノリだと思う(本人がそうは思っていないケースもあるけど)。いつかカナダでのニットイベントに参加したい。

Small Fish

紺色のベストが欲しいから編み出した。予定が狂って何度も編み直し。 身頃の上半分になわ編を入れることで身頃を形作るデザイン。それをアレンジして作ろうとしたら、どうにもこうにもゲージが本とは合わない。 諦めて「毛糸だま」に載っていたベストに挑戦。ゲージが合わないので適当に減ら目して、ながら編みをしていたら、前身頃を「左右対称に編む」ことをすっかり忘れて何度も編み直し。やっとできた。ボタンを買いに行こう。 結局このデザインとは形が違ってしまった アメリコのこの糸で編んだ。コシがあってクリーンな仕上がりがグッド ボタン屋に毛糸玉を手にしたかますびしい客が一人いて、手編みのベストに合わせてボタンを買おうとしている私を見るなり話かけてきた。 なんと二人ともアメリコのサンプルニッターでした。すごい偶然。向こうのほうがニットで生計を立てているので編む量がハンパじゃない。 「指を痛めたのよ」 と人差し指を見せられた。そして彼女のサンプルニッターにならないかと誘われた。 小魚は大きな魚に食われる、食物連鎖のニットの世界。