クリスマスギフトじゃなくて、おみやげとして超極太の糸でザックザックと超特急で編んだ。この時期に毛糸屋に行くと、ラスト・ミニッツの手編みギフトということで、一日で編める編図と毛糸が並んでいる。 糸は全部Americo Originalのもの。 これはブークレ糸。二重にねじって巻くタイプ。抜毛はするけどグレーだからわからない。端が丸まらないよう、ゴム編みになっているけど、ブークレだからわかりづらい。 コピートという超極太スラブヤーンで2タイプ作った。すっぽり被るタイプと、二重にねじって巻くタイプ。 スーパーファイン・アルパカ。これは自分用。ものすごーく大きいけど、柔らかな糸なので首まわりにいいかんじに収まる。タッセルをうーんと長くゴージャスに。タッセルだけで1カセ使った。ラクダ色は似合わないと思っていたのに、アメリコの人たちに「その色が一番よく似合う」と言われた。 夜中に映画見ながら編んだら全部あっという間に編めた。そろそろ仕事納めだし、もっと編んでいる。 私は車を毎日運転しないので、5日ぶりに車庫に行ったら、車の横に停めてあった電動バイクがない!冬には乗らないからある意味盗まれたのがバイクでまだマシだった。車庫はリモコンで開くタイプだというのに。電動だからなのか延長コードも全部きれいに持っていかれた。アラームも付いているのに絶対プロの仕業だよな。こんなクリスマス直前に!?と思ったけど、師走のドタバタや留守を狙ってのことなんだろうな、と警察と保険会社に連絡。トロントでは5千ドル未満のものが盗まれた場合、オンライン通報できる。だからまだ警察とは直接話をしていないけど、保険会社には電話。身元確認のため誕生日を言わされた。「あら、もうすぐお誕生日おめでとうございます」と、盗難被害届を出しているのに寿がれてしまい、「あ、どうも」という悲壮感のない被害届だった。こっちもクリスマス前(誕生日前)なのに盗難だなんてとイラっとしていたけど、保険会社の人もクリスマス前だけど仕事をしている。
Category: 編み物
サマー サマー
ワールドカップが終わりましたね。全然サッカー知らないのでそんなに見てなかったけど、スコアだとかは追っていました。しかし実は私はスポーツを応援し出すと、ご飯も喉に通らない、贔屓のチームが負ければ泣く、優勝しても泣く、西の空に向かって涙を流しながら、その悔しさや喜びの歌を自作自演するほどの熱い女。だから決勝戦で急にドイツを応援することにした私は、当然泣いて喜びました。嗚呼、私の熱い夏が終わった… 日本人サポーターがブラジルのスタジアムで観戦後に掃除したのが話題となっていたけど、あの人たちを、日本のウチの実家の近くの堤防付近に派遣してほしいなと思う。ゴミの不法投棄が多いので、不法投棄禁止の立て札がものすごくたくさん立ててあるにもかかわらず、その横にゴミが捨てられているので。 ワールドカップを見ながらコットンでサマーセーターを編んだ。とある毛糸屋さんが、ビルのオーナーに急に立ち退き命じられ、慌てて大処分セールで店の在庫処分をしたときに買った毛糸。最近、私も毛糸屋をやってみたいなどと妄想を膨らませていたのが、一気に萎んだ。 この色合い好き。 全然関係ないけど、私がネット上で追っていた「ろくでなし子」さんが逮捕されちゃった。その報道のされ方が、やっぱりヘン。そしたらやっぱり立ち上がった人がいた! http://www.bengo4.com/topics/1784/
GRAY & PURPLE TOP
この間の黄色のセーターに続き、色違いの同じ糸で。ゴム編み以外は機械編み。 丈を12センチぐらい長くして、2色に色分けして、襟ぐりは今回もたっぷり開けたけど、ちょっとデザインを変えた。ゴム編みしてから身頃を合わせたという、ただそれだけのことだけど、身頃を合わせてから目を拾ってゴム編みするよりは襟ぐりのすわりがいいような気がする。 着用している間にいいかんじで形が崩れてきて(?)体にフィットする。 今はこのグレーも、紫も、黄色も、もう売ってない色。Cotton Flammeという糸は定番だけど、人気の色はすぐに売り切れてしまうし、色がほぼ毎シーズン変わる。アメリコの糸の色は美しく短命。棚に並んでいる期間が短いって意味で。
YELLOW TOP
機械編みで、コシのない糸を使って、ひたすら長方形に編み、ゴム編みのところだけ手編み。ネックを広く開けたので、肩をチラリとのぞかせることもできる。 この黄色がとても好き。スラブヤーンなのでメリヤス編みしただけで、素敵な地模様が現れる。 Americo Original、Cotton Flamme 2つで編めた。 同糸異色で今度はツートーンで丈を長くして編んでいるところ。簡単カンタン。
リネンとコットンの引き合わせ…気に入らないの巻
リネンとコットンの糸を2本引き合わせてラグランのサマーセーターを編むつもりが、編んでいるうちに、おぼろ昆布のような色・表面となり、嫌気が差して長い間放置してあった。カナダ人の編友が色は違うけど同じ糸で同じセーターを編んだけど、気に食わないと言っていた。糸だけ見ると悪くない思ったんだけどな。 久しぶりに引っ張り出してきて、袖とか丈とか、弄り回して飽きたというところで止めた。何も考えずに、あれこれ思いつきで編んでみた。 まず、半袖にして丈を長くして、レギンスで合わせてみようと思ったけど、「洗濯カゴが似合うね」というセーターになってしまった。一部ほどく。ここで問題に気づいた。糸にコシがない上に太めの糸でざっくり編んだため、体にフィットしすぎる。それに、袖と身丈のバランス、ゴム編み部分と全体のバランスもおかしい。 脇に大きくスリットを入れてみた。後ろと前の身頃の長さも5センチほど変えてみた。そしてボタンで留めてみることに。袖のゴム編み部分も短くしてみた。これを着て外出してみたら、スリットから風が入って心地よい。キャミを中に着ることが前提なのがよいかも... と自分を慰める。 端をボタンで留める。 前から見たところ 後ろから見たところ 身頃の長さを前後で変えたのは、元々のデザインが前後まったく同じの扁平なものであったので、変化をつけるため。今日ジムに行くときに着ていったので、トレーナーに見せたら、「うーん、まあユニークかな」と、無理やり言わせてしまった。 いろいろ変化つけたってさ、2本合わせた結果の色がキライ。とりあえず、同じものを編んだ編友に見せて、このプロジェクトには終止符を打ちたい。
PRIDE CROCHET
あと一ヶ月足らずでプライドウィークが始まるので、それのデコレーション用に編んでみた。窓に飾るか、家の前の木の枝にひっかけるか。 モチーフを繋げてみようと、いろんな形で並べてみた。元々がLGBTの旗の虹色のストライプなので、その順番で横並びにさせると、モチーフたちが落ち着き場所を見つけたかのようになるから不思議。「レインボー」が同性愛者運動の象徴なのだから、虹の順番で並べることが重要なのかと当たり前なことに気づいた。象徴って根付くと少しのずれにも違和感を感じるな。でも逆に、本筋からやや逸脱したければ、虹のように並べなければいいのか、などと… 考えているうちに、繋げられなくなった。 近所に住む熟年のゲイの人が「プライド・ウィークになると、なんかゲイ文化がすっかり性的なもので埋め尽くされるからいや」と文句を言っていた。私は、パレードのスポンサーに大企業が多くて、誰のためのプライドなんだかよく分からなくなってるよな、と思う。そんなわけで毛糸で応援… というのはウソで、毎年飾っているプライド・ポンポンに飽きてきただけ。まあ、セックスから程遠く、大企業が見向きもしない、平和でのどかなニットってトコです。 週末、ヘイトクライムの現行犯を目撃してしまった。インドやパキスタンの人が多く住んでいる通りを黒人の若い男の子が、ターバンを頭に巻いたおじさんを通せんぼしたかと思ったら、突き飛ばした!マサラ・ドーサを腹いっぱい食って幸せに満ち足りた日曜の午後のことだった。 もうひとつは、クリスマスギフト交換する程度の知人の清掃のおばさんが、男子トイレの掃除のため中に入ったら、中近東系の男の人がいて、掃除のおばさんに危険を感じたとかで、その人が警察を呼んじゃった! そのうち、Do The Right Thing みたいなことになっちゃうよ。夏が近づいてるしな。
薄いポンチョ – 機械編み
ずっと前に買った超極細のアルパカシルク。段染めと単色のストライプで、機械編み。特に何を作るというわけでもなく、スワッチとして編んでみたけど、もったいないのでポンチョにしてみた。 この2色で 裏も悪くない。より素朴な感じ ストライプの出方が可愛い。そのままだと間抜けな感じがしたのでタッセルも付けてみた。蝶結び。薄い羽織ものなので、そのままクシュっとさせて首巻にしてしまえる。いいかも。
ベーシックな黒のタートルネックセーター
ほうやっと完成させたと思ったら、トロントから雪は消えてなくなっていた。春が来たはずなのに、5月半ばなのに肌寒い。かといってこんなセーターを着るほどでもない。 これはアメリコの Tupelo というタートルネックセーター。長方形のデザインなため身頃は幅広だけど、袖がスリム。あと、ゴム編みの部分がストンと下に落ちるように、ゴム編みの部分のほうが身頃本体より目数がうんと多い。両脇にスリットも入っている。シンプルだけど、なかなか細かい気配りのあるデザインであった。 おしりが隠れるほど長くしてチュニック風にした。おしゃれは一切したくないけど、外出必至のときに活躍すること間違いなしのチュニック。 袖口から目を拾って袖を輪に編んでいったので、適当に袖の長さを様子見ながら決められるというのもよかった。短い輪針を購入し、サクサクと編めた。全部メリヤス編みだから簡単だけど、編む面積は広い。 タートルネックの部分の二目ゴム編みは、Tubular Bind Off という二目ゴム編み止めだけど、輪針2本で表編みと裏編みを分けてから、編み止める方法にトライしたら面倒ながらも簡単だった!今までなぜこの方法にトライしなかったのか!目からウロコだった。 毛糸はAmerico Dehaired Baby Llama。高い毛糸だけど、洗っても美しさを保つし、毛玉ができないので、長い間着るものにはお勧め。以前、同じ糸でシンプルなVネックカーディガンを編んだけど、家の中ではすごく大活躍。何度も洗って着ている。 Americo Dehaired Baby Llama、6 skeins US5
リリアンについて考えていたら…
リリアンのことを考えていたら、大昔に作ったジュエリーのことを思い出して、引っ張り出してきた。 リリアンメーカーで作ったわけじゃないけど、同じ(?)テクニックだと思う。 超極細の純銀ワイヤーで編んだ。毛糸と違って、ワイヤーは編んでいると畝って困ったのを覚えてる。
輪針の短針におけるグローバル経済
輪針の短針が届いた。これで私の編物人生も生産性が格段に向上することが予測され、幸甚の至りである。 私の輪針コレクションは圧倒的にクローバーの匠が多いが、ほかのメーカーのや他素材はどんな感じだろう?といろいろ試している。Knitter’s Prideのかぎ針が案外よかったので、輪針もKnitter’s Prideを最近買い始めた。竹製のやつだけど。安いから。 アレ?日本の竹から作られているという但し書きがある!あれ?でもメイド・イン・インディア。「日本の竹をインドで栽培してるのかしら?」と思ったら、パッケージの裏にわざわざ、日本で栽培した竹を使用、云々と書いてある。 日本の竹→インドで加工・製品化→アメリカのサイトで買う→カナダで使う これで私にとって「安上がり」な買い物ができてしまうのだから、不思議だ。 日本の竹→カナダで加工・製品化→カナダのサイトで買う→カナダで使う というパターンが一番値段が高そう。あくまでも私の想像に過ぎないが。カナダに竹はないと思うので(自生はしないと思う)、カナダ産の素材となれば、カバの木などの木材になりそうで、 カナダの木材→カナダで加工・製品化→カナダのサイトで買う→カナダで使う ともなればものすごく高価な針になるであろう。 しかも、カナダにいながらアメリカのサイトで買っているのだから、もちろん消費税を払っていない。カナダ国内で物を買えば、各州で決められている消費税(GST)がかかる。 最近私は仕事上この消費税に悩まされているので、ついつい消費税がかかっているとかかかっていないとか見てしまうクセがついた。 編針ごときで色々なことを考えてしまった… 早く新しい針で編み上げなければ。
