https://youtu.be/bwzLiQZDw2I 火曜日は映画が安いので、IMAXか3Dか悩んだ末、IMAX。遅い上映時間だったので、大人しかいなかったけど、あのストーリーは小さい子はどれくらい理解できるのかな。うちの姪っ子は、真っ黒い髪を三編みにして、エルサのコスプレをして喜んでいる年齢だけど、どこまで話が理解できたのか訊いてみたい。それより、IMAXに来ていた大人たち(高校生か大学入ったばかりの年齢)がうるさかった。女の子たちは明らかに「アナ雪」もしくはディズニーファンであることがわかる反応を示していたけど、男の子たちは違った。私の予想では、彼らは夜遊びがしたいけど親がうるさいので、「アナ雪見に行ってくる」と言い訳して映画館に来ているのだ。おつまみとビールを持ち込んで、映画などほとんど見ていない。スマホもずっといじっているし、おしゃべりもする。そういうお年頃なのだから仕方がない。問題は、夜なので館内はガラガラ……なのに、私のすぐ横の席に、指定どおりに座ってくる。なので、私はそこそこ聞こえる感じのため息をつき、場所を移動した。若い男の子たち、夜遊びしたいなら、羽目をはずせ! ルールを無視しろ! ガラガラのときはチケットの指定どおりに座らなくていいんだよ! 他のルールは無視してるくせに、そこだけ守るな! で、私はあの氷?水?の馬に感動してしまった。そして、ノルウェーで見たフィヨルドを思い出して、超感動してしまった。これを書いていたら、ヤフーニュースで「アナ雪ステマ疑惑」なるニュースが飛び込んできた。仕事でマーケティングについて調べ物をすることも多いので、「ステマ」と騒ぎ立てることが無意味に思う。ステマでもいいじゃないか。それで「アナ雪」を見て幸せになればいいじゃないか。ステマで稼ぐ人を羨んでいるだけじゃないのか? そういう営業の才能のある人をすばらしいと思う、でも私はそんなことしない、って思えばいいじゃないか。私は日頃ミニチュアの楽しさをリアルの世界でも仮想の世界でも吹聴してまわっている。クリスタル・メモリーシリーズについてはスワロフスキーにインタビューしたいぐらいに強い関心を今も持ち続けている。ところが、未だにスワロフスキーからコラボのお誘いがないどころか、私のフェイスブックやインスタには、まったく興味が持てない最近のスワロフスキーのジュエリー広告でいっぱいで、迷惑だ(かわいいと思うものも実はある。でも買わない)。
Category: 映画
Yesterday
https://youtu.be/qD6FDkUXSZQ Yesterday 劇場公開中に見たかったけど時間がなかった。最近、白黒映画の仲間が劇場で連続3回見たうえ(連続だよ!連続!)、「今年のマイベストだ」と絶賛していたので、自宅で2回見た。エド・シーランが出てるせいもあって、あらすじはいろんなところから漏れ聞こえていたが、浦島太郎っぽい話だなと思った。ま、映画ではやや後ろめたいことをして、シャングリラに行ってしまったわけだけど。私の好きな女優リリィ・ジェームズが出てるし、すごく好きな感じのストーリーだった。私のマイベストかどうかはわからない。最近、映画じゃないけど、「Fleabag」に打ちのめされたので、あのシーズン2がマイベストかも。映画と関係ないけど、今、仕事用のウェブサイトを作り直したい。根本を変えたい。だからテンプレートも変えるかも。エージェントに「海外の書籍紹介するようなサイトを作ろうと思います」と風呂敷を広げてみたけど、翻訳に追われていると、そんなにアンテナを張れるほど本は読めない。ぶっちゃけ、何が流行っているかとか流行りそうとか、そんなことはグーグルトレンドに訊けば済むし、実際に業界の人々に本を紹介するときはお金がもらえるし。日本の漫画やアニメを訳してる英語が母国語の人々(しかも私などよりずっと若い人々)のブログがすごく面白い。長文でも読んでしまう。あんなにいっぱい仕事してて、あんなにブログも書くなんて、家からあんまり外に出てないからなんだろうけど、尊敬する。私みたいに、翻訳したり本読んだりするのに疲れたら、編み物したり、マッチ箱とか作ったりしてないんだと思う。今は時間がないけど、 仕事用ウェブサイトは来年早々にも変えてみたい。
Last Christmas
https://youtu.be/z9CEIcmWmtA Wham!の音楽にもっとトリビュートしてるのかと思ったら、なんか噛み合ってなかった。「Last Christmas」のあのビデオのストーリーをなぞるのかと思いきや...... びっくり仰天して、椅子からずっこけ落ちるかと思った。最後のシーンにアンドリューが出ていたのだけど、見終わってから友達に言われるまで気づかなかった。平日の夜だったせいか、何かの知的障害者のグループが介護人たちと一緒にこの映画を見に来ていた。介護人たちは後ろの方に座っていて、障害者は前のほうにいた(映画の間はお互いに離れていたいのかも)。私達は障害者の割とすぐ後ろに座っていた。映画の中でも割としんみりしたシーンで、彼らが一斉にブツブツつぶやいたり、(つぶやいたせいで?)咳き込んだりしたので驚いた。あのシーンの何かに反応していたのだろうか。確かに、あのシーンあたりから話が思わぬ方向に進んでいった。つぶやきの内容までは聞こえなかった。ロンドンのいろんな景色が懐かしかった。行ったことのある場所がいっぱい出てきた。あまりにも破天荒な内容だったので、気休めにこれはっとく。 https://youtu.be/E8gmARGvPlI
JOKER
https://youtu.be/t433PEQGErc joker やっと見た。帰結点はなんとなくわかっていても、想像していた以上にダークだった。妄想と現実が入り乱れているのも怖かったし、救いがないところも怖かったし、ホアキン・フェニックスの肋骨も怖かった。実際、過去にジョーカーを真似して、とんでもない罪を犯した人もアメリカにはいるので、(私はカナダにいるのだけど)それも怖かった。映画には見入ってしまったけど。溜め込んだポイント使ってVIP席で映画を見ようと思ったら、VIPチケットを買うにはポイントが足りないと言われ、「じゃあワイン代にポイント使う」と言ったら、アルコールにはポイントは使えないと言われ、今日中にポイントを使わないとポイントが失効してしまうのに!!とジョーカーになりそうになった。私は、ものを集めるのは好きだけど、実はポイントをあまり集めない。自分が振り回されそうで、勝手に還元してくれないポイントは特に集めたくない(だけど映画館のポイントはすぐにたまってしまうので結果的にためている)。
First Love & The Makioka Sisters
https://youtu.be/0XBBGjUf63E 三池崇史の『初恋』、面白かった(笑ったし)。だけどタランティーノっぽいし、私の好きな『Baby Driver』にも似てた。『初恋』の前に、市川崑の『細雪』がやっていたのでそれも見た。実は『細雪』は四人姉妹という設定がすごく好きで、何度も見ている。うちは三姉妹だけど、姉妹の気の使い方やコミュニケーションがそっくりすぎて(義理の兄や弟への依存度まで似ている)、共感どころか感動してしまうから。ウチは貧乏なので、船場のいとさんたちと比べるのはおこがましいけど、服を着せ合っているシーンや、三人揃って親に家族に関する意見を述べるときのシーンとか、そっくりすぎる。久々に見た『細雪』は、相変わらずあのシンセサイザーの音楽がうるさかった(私は嫌いなのだよ、あの音楽が。全然谷崎潤一郎的でないから)。今の日本から見ると、『細雪』の世界なんてまるで『ダウントン・アビー』なので、これからああいう映画を作るなら、『ダウントン・アビー』風にしてほしい。
Judy
https://youtu.be/HU2GJwkH71M ジュディ・ガーランドのお話。キツイ内容だとは聞いていたものの、いたたまれなかった。レネー・ゼルウィガーの私生活と重なるところがあるからかも。でも、ぴったんこの役が回ってきて、苦労した甲斐があったね、とも思ったりする。映画の後、レストランに食事に行き、若いウェイトレスに「何の映画見たの?」と聞かれ、「ジュディ」と答えた。きょとんとしていたので「ジュディ・ガーランド」と畳みかけてみたが、彼女は知らなかった。頭をフル回転させ、彼女の世代でもわかりそうな子役スターで今も現役スターを探してみた。「ジャスティン・ビーバーぐらいな感じのスーパースターだった人」と説明したら、ふうん、と薄めの反応で、「悲しい映画はいや。泣いちゃうから」と言って去って行った。たとえが悪かったのだろうか……私は実は最後にたまらなくなってボロボロと泣いてしまった。
Downton Abbey (movie)
やっとやっと、ダウントン・アビーの映画版を見た!! 一緒に行ってくれるファンを見つけるのが難しかったけど、2回見てもいい、と言ってくれる人がいて助かった。あのドラマを見ていない人にはこの映画はわからないかも(ドラマを見ていることを前提に作られているので)。それより、ダウントン・アビーファンは圧倒的に女性(基本、中年以上)で、後はゲイ。何より、有色人種が私しかいなかった(週日だったから?それとも場所のせい?)タキシードにシルクハットの殿方もいて、私もドレス来て見に行けばよかったと後悔。ワンシーズンかけてやるドラマを2時間に凝縮しているので、必死で見てないと逃してしまう。泣けるし、笑えるし、考えさせられるし、衣装がきれいだしで、大満足。大きなスクリーンでもう一回よく見たい。カナダは10月21日が総選挙なので、映画の予告編の合間に「投票しましょう」の広告が何度も出てきた。
Some Like It Hot
またシカゴに行くので、シカゴがらみの映画を探していたら、『お熱いのがお好き』が出てきた。フロリダに着いてからのシーンが印象に強く残っていたので、出発がシカゴだということを忘れていた。久しぶりに見ると、男女の絡みが超レトロだけど、とてもおもしろかった。今の映画は「賢い女」や「強い女」ばっかり出てくるけど、マリリン・モンローがやってるようなバカっぽい子が世の中から消えているわけではないんだよな、と彼女に釘付けになった。マリリン・モンローってすごいな。女装の男といえば、ネットフリックス版の『Tales of the City』にも、すばらしい女装の男たちが(彼女たちは女になりたい人たちなのだけど)たくさん出ている(過去にタイムトリップしているシーン)。で、さらにシカゴがらみのものはないかと探したら、あった...... ロックバンドの「シカゴ」ネットフリックスでシカゴのロッキュメンタリーがあったので見た。なんか、バンドメンバーがすっごく真面目で驚いた。年取ってるせいもあるけど。大昔、アメリカに初めて来たとき、ペンシルバニア州の片田舎で「どんなバンドが好き?」と聞いたら、「シカゴ」と返事が返ってきたことを思い出した。ロッキュメンタリーによると、ちょうどその頃スランプ脱出した後だったらしい。どれもこれも今のシカゴ(町)を彷彿とはさせないけど、シカゴ絡みの映画はいろいろある(マフィア系のものが多いけど、『フェリスはある朝突然に』もそう)。他になんかあったら教えてほしい。ああ今、久しぶりにイライラがマックスに達し、追い詰められている。眠れないので夜な夜な映画を見てる。
Once Upon a Time in Hollywood (2回目)
2時間半以上ある長い映画だけど、また見に行った。2回見ても面白かった。前回は、ディスカウントデーの火曜日にVIP席で満席状態で見た(自分で払った)。今回は、月曜日の夜遅い時間だったのに、ディスカウントデーよりVIP席が安かった(おごり)。そこそこの混み具合だった。何だろう、普通のチケットの値段とほぼ一緒だった。同じコンサートを2日続けて行くと、客が違うから雰囲気も全然違うと友人が言っていたが、映画もそう。混み具合とか、客の反応ですごく変わる。で、VIP席問題について。VIPチケットを買う時点でプレミア価格を払っているが、さらにそこで飲み食いする場合、お給仕する人にチップを渡すべきなのか、チップを渡すとしていくら上乗せするのか、今悶々としている。いい格好シイのワタシは、結局レストランで払うチップと同じ割合で払っている。あそこで給仕してる人たちは客からのチップをちゃんと貰えているのだろうか。あと、給仕してる人が注文を取るためのタブレットとクレジットカードの読み取り機の両方を持って、両手がふさがっているのが解せない。 時間の問題だとは思うが、1つにまとめてあげたい。
Tales of the City
私は『Tales of the City』ファン。原作を4冊全部読み、ドラマ化されたものも全部見ている。最近ネットフリックスが「完結版」を出し、一気に見た。興味のある人は、この「完結版」から見ても、きっとわけがわからないと思うので、1993年版から見てね。サンフランシスコに引越してすぐにはまったのは、主人公の一人、メアリーアン・シングルトンを自分に重ねてしまったから。保守的な土地を離れ、サンフランシスコくんだりまでやってきて、リベラルな思考とダイバーシティの洗礼を受け、自分が知っている世界なんてほんのちっぽけだったことを知る。若いメアリーアンは、The Buena Vista(アイリッシュコーヒーで有名なバー)の公衆電話からオハイオのお母さんに電話をかける。「わたし、もう家には帰らないから」......物語はそこから始まるのだ。「これって私!?」と滂沱してしまったのだよ。しかもメアリーアンはおせっかいが度を過ぎていつも失敗してしまう(ここも似ている)。ドラマを見た後、The Buena Vista まで行ってしまった。あの電話はなかったけど、電話があったところに立ってみた。『Tales of the City』は Barbary Lane(架空の場所だけど実際に入り口の階段はある)を中心に話が進む。そこには、アナ・マドリゲル(オリンピア・デュカキス)が大家をやっているすてきなアパートがあり、そこにいろんな住人が住んでいる。メアリーアンもその一人。全員、まったくの赤の他人なのに、家族並の絆がある(家族並の付き合いではなくて、あくまでも絆)。そのへんは「Sex and the City」にはまった人ならわかってくれるかしら。今回のネットフリックス版は、ストリーミングってこともあるけど同性愛のセックスシーンが本当に多かった。LGBTQ の話はより一層複雑に。性転換手術は、また新たな問題を生むものだと知った。ま、それはそれとして、エレン・ページがとてもよかった。あと、ブライアン役がシリーズが変わると交代するのだけど、初代ブライアン(ホール・グロス)が復活したのもうれしかった。みんな年取ってて、中年になってたけど、私もそうだし!サンフランシスコをよく知っている人には「おいおい」なシーンも多いが、お話は実に新しい。私は、初っ端のメアリーアンが空港からHWY280でダウンタウンに向かうシーンでもう泣いた。ウーバーに乗ってマーケット通りを走っているとき、メアリーアンが「Safeway! 懐かしい! 車を止めて!」と車を降りるところで、心臓を打ち抜かれた。別に、いいことずくめのサンフランシスコ時代じゃなかったのに、なんでだろ~今回のシリーズで「完結」したのだから、もうこれ以上ドラマ化しないでほしい。時代を超えて語りかけるものがある話だから、見る人の心の中に永遠に生き続けるように、そっとしておいてほしい。最近何でもかんでも延々にシリーズ続けるから、嫌だ!!!私の周辺で「Tales of the City」について熱く語れるのは家人しかいない。
