少しトロントから離れ、空いた時間にアンティーキング。既に2回ほど訪れたことのある場所だったけど、こういうところも、クリスマス用に商品入れ替えるのだね。ある程度は。。。 別に何かを買おうと行ったわけではないけど、見つけちゃったもんね。 ナマステ! こういう感じの、サリーを着たインド人、ターバン巻いたアラブ人のマトリョーシカはネットでは見ていたけれど、これはほどよくサビレていている。媚びてない表情も好き。手首が不自然な角度で曲がっているのが特徴。両手にバングル、じゃらじゃら。おでこにビンディがついている子と付いていない子。 2番めの子がうっすらと仲間由紀恵、あるいは壇蜜。
Category: マトリョーシカ
Matryoshka from Harbin
中国は黒竜江省ハルビンのおみやげマトリョーシカ。 ロシアにとても近い(北朝鮮にも近い)ので、マトリョーシカを売っている店がたくさんあるらしい。 最初箱を開けた時、もっと普通のものが出てくると思っていた。おみやげ感の高いデザインがコレクターの心をくすぐる。顔はシールを貼り付けているんだと思うけど、いつもの丸い顔でない上に、帽子をかぶっている。斬新。でもバッチリメーク、長いまつげ、濃いめの頬紅、ぷっくりしたピンクの唇という、マトリョーシカの基本は踏襲している。前面は斬新だけど、後面は割りと伝統的な仕上がりになっている。 お腹のところに書かれている絵の中の人々がとてもアジアちっくな顔をしている。国境付近の香りをプンプン放っているマトリョーシカである。 ハルビンのホテルでは、ブルベリージュースが毎日出てきたそうだ。ブルーベリーがよく採れるのか、ブルーベリー味のグミもおみやげにもらった。とてもおいしかった。 ハルビンに私も行ってみたい。
CARE PACKAGES FROM JAPAN
友達からおみやげをもらった。人形、マトリョーシカ、こけし、タオルハンカチ、豆皿とすべてがツボだった。うれしい! 極小マトリョーシカは、ケーキに入れる陶製の人形。そういえば、カナダに引っ越しするときのお別れ会で友達がそういうケーキを用意してくれた。陶製の人形はみごと私のスライスに入ってて、紙で作った王冠を被らせてもらってそのケーキを食べた。ふふふ、その気遣いが嬉しかったよ。 この土人形が私に似ているといろんな人に言われた。小学生の頃から今までフォーエバーこんな感じだからな。 ありがとう!
最近のマトリョーシカ3点
集めたマトリョーシカの収納のためカルトナージュで箱を作っていたが、箱を作る速度より、収集のスピードが速いことが判明。借金の返済がおいつかないのに似ている。「さらに集めてしまう」ということが頭から抜けていた。 伝統的な絵柄なのにこういうのはあまり持っていなかった。集めてくれといわんばかりにアンティークマーケットに置いてあった。目がこわいよね。 今更サンタクロースだけど、クリスマス前に買った。なんとなく北欧チックじゃない? こちらはイルフ美術館で買った。ひげおじさん。ひげの下にある四角いものは歯? おかっぱ頭の姪っ子の前で開こうとしたら、「めちゃくちゃにされるよ!」と警告を受けたのでトロントに帰ってくるまで開くのを我慢した。 今週は嵐の前の静けさで、余裕をぶっこいていることができるな。嵐が本当に来るかどうかは不明。
卵型マトリョーシカ
やっと手にいれた卵型マトリョーシカ。さほど珍しいものではないようだけど、数が少ないので「これだ!」というのはなかなか見つからない。ところが、カナダ国内にあった! この渦巻き模様は、もともとは布をくるくる巻いて、その断面に絵の具をつけて、ポンポン叩くように模様をつけたものらしい。このマトリョーシカの渦巻きは、そういう伝統の模様に似せて描いてあるだけ。それか、ハンコみたいなのがあるのかな。 最近思うけど、現代作家が作ってるものは別にして、伝統的なもので古いマトリョーシカは、1番外側は万人ウケしそうな顔をしていることが多いけど、中に入っている人形はくせのある表情をしていることが多い。「開いてみたら、あれ?」というのはマトリョーシカ特有のインタラクティブな要素なので、なるべく踏襲してほしい。有名な作家は全部が抜け目なくキレイだったりするし、マトリョーシカに愛もプライドもないのに作っている現代アーティストはマトリョーシカのストーリー性を無視してる。 ...と批評家ぶってみた。 ここんところ、ミニマリストな生活が流行っているし、「貧乏人ほどものが捨てられずに物に埋もれて暮らしている」とすら主張する記事も最近読んだ。しかし私に限ってミニマリストな生活はあり得ない。近藤麻理恵が「手にとってときめきを感じなかったら捨てなさい」と言っているけど、私はいろんなものにときめいているからね。 淀川長治(さよなら、さよなら、さよなら、の人)も家の中がぐちゃぐちゃで、机の上にも本がいっぱいで、だから引き出しに板を置いて、そこで原稿を書いていたと言っている。やっぱり私は淀川派だと思う。
FLAT HEAD
忘れる前に書いておこう。 ロシア製マトリョーシカ。頭が平たいのと、入れ子になっておらず、ボトルケースになっている。細長いミッキーぐらいしか入らないと思う。でも、香水ボトルが入っているマトリョーシカを見たことがあるので、酒のボトルを入れるとは限らない。 これは、顔がおきまりの丸の中に書いてあっても、スカーフの重ね合わせた部分と前髪と帽子の細部のおかげで、安っぽくなっていないトコが気に入った。値段の割によくできている。鉢担ぎ姫みたい。 頭が平たいのは、ノルウェーで買ったルパシカを着ている5人組を持っている。黒いから軍隊?そのわりには、おばさんっぽい顔だち。帽子の色が全部違うことに感動して買った。でも、上のものと比べると、ずいぶんとさっぱりしている。 マトリョーシカは丸いものは落っことしても簡単には割れないけど、頭が平たいのは、落っことして、ペイントが剥がれた。 このボトルケースのマトリョーシカは自分で買ったわけじゃなく、カナダ中西部に出掛けていた相方が買ってきてくれた。勝手に選んだわけではなく、店先から写真を送ってきくれたので、私が選んだ。
新入り
いやもう、気が付いたら世間はハロウィーンは終わってるわ、感謝祭も終わってるわ、クリスマスへ一気に突入しちゃってるね。クリスマスを祝っている時間はないけど、ギフトは買いに行かなければならなかったので、One of a Kindショーへゴー。いやぁ、買い物って楽しいね。なんか自分へのギフトのほうが多い気がするね。なんか知らないけど、クリスマスのギフト交換ってのは捩れに捩れて、ストレスが溜まる原因になるからね。自分へのギフトには奮発しておくのが一番。 と、ものすごく言い訳がましい。 マトリョーシカおばさんに会いに行った。2年ぶりに。向こうも覚えてくれていて、「アナタ、去年来なかったわね」と言われたけど、一応再会を喜び合ったね。それから、去年、おばさん以外のルートで集めたマトリョーシカの写真を見せると、「マァ!いいアイデア!イタダキ!」とパクる気満々。好きだな、そういうトコ。ついでに、「アンタは一体いくつマトリョーシカを持っているのか? こんなものは1つあれば十分だろう」と老婆心が商魂を上回る余裕を見せたりもする。 まずは、おばあさんマトリョーシカ。小さいものほど若返る。「女の一生」なんだと!アイデア賞!鼻もかわいいけど、全体的にお色気ムンムン。女の底力を思わせる。 次は、「おおきなかぶ」の話が描かれているヤツ。お腹だけじゃなくて、横っ腹にも、背中にも、ストーリーが飛び出していて躍動的。顔がモーリー・リングウォルドに似ている。 最後は10層になっている大作。そんなに大きくはない。泣いているマトリョーシカは初めて見たな。テントウ虫がくっつけてあるけど「アタシの生まれた国(ロシア)ではテントウ虫は幸運のしるしだ」という。 仕事が後半戦に差し掛かってきたね。遠くに光が見える!早く編み物がしたい!
ラッキー7 マトリョーシカ&ミニチュア
しばらく前、アンティークモールに行き、古めのマトリョーシカ発見。古いと言っても70年代か80年代だと思う。はっきりとはわからないけど、ネットで見る限りロシア製の古いマトリョーシカはそれぐらいの年代が多いから。ま、別に古けりゃありがたいってもんでもない。 こういう素朴なのを探していたんだよ!ヘンに作りこんでいないものを。精巧な絵のものも、あれはあれでいいんだけど。 プラトークがオレンジと緑と交互になってるトコが可愛い!頭部がなだらかな円錐形になっていて、そこんとこを「おでこ」に見立てているトコも。目と口がドット。何考えているかわからない目がやや怖め。洋服は深緑だし秋っぽいのもいいな。小さいのに7層なのがすごい。 同じアンティークモールで、こんなロシア製の人形も見つけた。コケシっぽい。ストールの色合いが可愛い。ペッパーグラインダーに見えるが、そういう実用性はない。 エプロンがゆがんでいるのは元から コケジジと合わせると、なんか物語が生まれそう。 家の中にあるマトリョーシカの森が、コケシの参入により膨れ上がってきているので、ローテーションさせて飾っている。家人が何気なく「実用性のないものが家の中にいっぱいある」という言葉を吐くたびに、罪悪感が訪れる。 しかし、そんな罪悪感も長続きはしない。つい最近ミニチュアのティーセットに目覚めた。ドールハウス用だけど、ドールハウスの大きさによってこういうものの大きさも変わる。小さいものがズラズラ並んでいると、どういうわけか、すごく可愛いと思ってしまう。ひとつひとつを手に取って、「もしこれが実物大なら…」と考えると、どれもイラナイのだった。 一番可愛いのが猫のお皿。小さい!!百円玉ぐらいの大きさ。
絵描きのこけし
6月、西荻窪のコケシエキスポで「絵描きのこけし展」をチェック。普段は絵を描いている人たちがコケシを料理して絵を描くというもの。普段は2Dの人が3Dに挑戦するかんじなのかしら?幅広いジャンルの絵があったけど、「コレかアレだな」と的を絞っていたら、一緒に居た妹が「コレやろ!」と後押ししたのがコレ。血の濃さというものをあらためて感じた。 これは銅版画作家のさかたきよこさんが作った。彼女の版画のライオンがモデルになっていて、タテガミ部分が脱着自在になっているのが面白い。これは「ヅラ」ですね。ヅラを取った後の不気味さも、コケシ本来のグロテスクな魅力を醸しだしていてイイよね。(イイと思っているのは私だけで、家人に見せたら、見なかったフリのようなスルーのされ方だった) こういうのが、最近のコケシの面白いところで、マトリョーシカももっと面白くなってくれればいいのに!! コケシ展会期中は持ち帰ることができなかったから、このたび、いろんな人の手を経由してやっと再会。妹の計らいで、こけしアネスまで!彩香まで! ジム通いしているのに、最近体型がコケシ化しているのは、コケシとチャネリングできているからかもしれない。
非白人系マトリョーシカの正体
今トロントでは、Pan Am Gamesという南北アメリカ大陸の国々が参加するミニオリンピックみたいなのが開催されているけど、テレビでシンクロ団体を見て満足。それにしてもクソ暑い。この程度で文句言うと日本の人に叱られそうだけど、北カリフォルニアのような涼しい風がそよそよしているところに長年住んでいたから、湿度と気温の両方が高いのはツライ。 マトリョーシカ図鑑をペラペラめくって見ていたら、いつかアンティークマーケットで買ったマトリョーシカがIKEAオリジナル限定品だったことを発見! Maria Vinkaというスェーデンのデザイナーのデザインだった。2008年あたりに出ていたらしい。それより前かもしれない。 5体1セットだったようなので、3体どっかにいっちゃったということか。やはり。 これこれ、コイツらよ! これをわたしは「パンチパーマと霊媒師」などと呼んでいたが、このIKEAのデザイナーによると、「世界の人々」という意図で作ったのだって。ぬわぁぁん。
