Richard Jewell

https://youtu.be/gSMxBLlA8qY ジョン・ハムが出ているので、劇場で上映されているときに見たかったけど見逃した。アトランタオリンピックのときに起きた爆発事件の冤罪の話。1回見て、さらにもう1回、興味深いシーンを拾って見直した。ジョン・ハムは悪役。冤罪の話なのだけど、いわゆる「フェイクニュース」は「人が見たいもの/聞きたいもの」があるから存在するのだなと思ってしまった。「非モテ男が一夜にして英雄になること」も「その非モテ男が一夜にして第一容疑者に転落すること」も陰謀論も、「俺は最初からそう思ってた」とか…… みんな「ダークな夢」が見たいのだ、誰かを代償にして。 話はずれるけど、最近『WACO』や『Tiger King』を立て続けに見ていて思ったけど、私たちは、極端な考えを持った人々とも共存しているわけなんだけど、1993年と2020年とでは全然違う。ソーシャルメディアのおかげでリアルタイムに彼らの姿が見えるからってのもあると思うけど、本人たちは至って真剣。

The Last Dance

https://youtu.be/N9Z9JtNcCWY 私がシカゴにお熱なのをネットフリックスは察知したに違いない(シカゴが舞台の映画を何回も見ているから)。『The Last Dance』をお勧めされた。別にNBAのファンでなくても、マイケル・ジョーダンのことは知っている。これは、シカゴ・ブルズの黄金期のドキュメンタリーなので、スコッティ・ピッペンやデニス・ロッドマンなんかももちろん出てくる。面白い。80年代90年代の話なので、なつかしい(サントラも)。同じ「スポ根」の話でも、日本のプロスポーツだと涙を誘う話になりがちだけど、アメリカのプロスポーツは「金」。団体競技だろうと選手のほうも「俺に勝負させろ!」と個人のプロ魂がすごくて、コーチとのぶつかり方がすごい。 私はシカゴに行くたびに、「マイケル・ジョーダンのステーキハウスに行こうかなぁ」と悩んでいる。シカゴの目抜き通りにあるので一回行っておこうかと思ってしまうのだ。麻生十番の「MJ23」というバーには行ったことがある。一回しか行ったことないけど、多分いつ行っても、マイケル・ジョーダンのベストマッチが見られるはず。

Waco (Netflix)

https://youtu.be/qlocXTpy-gs 遂に『WACO』(ウェーコ)を見てしまった。ストリーミング三昧の生活で、いちいち感想を書いている暇もないほど見ているけど、これは衝撃を受けた。個人的には『Tiger King』よりもインパクトが強かった。 あのブランチ・ダビディアンの教団本部の建物に戦車が突っ込んでいくシーンは、私の目焼き付いている。なぜかというと、当時働いていた会社の倉庫がウェーコにあって、私の仕事はその倉庫に「商品番号XXXをYY個、ロサンゼルス港経由で出荷してください」と英語で書いて、FAXを送ることだったのだ。おそらく、当時の日本で私ほど毎日「WACO」と紙に書いていた人はいないのではないか。なのに、あの事件のせいでウェーコが一気に有名になってしまった。よくわからないが、「私はウェーコをよく知っている」と思いながら、テレビで興奮気味にニュースを見ていたのだ。 これはネットフリックスのオリジナルではないんだね、知らなかった。てっきり、ネットフリックスが作ったから豪華なんだと思ってた。テイラー・キッシュもすごいけど、ローリー・カルキンが心の安らぎどころになってくれてよかった。

自己隔離生活(Breaking Bad)

https://youtu.be/lZKqMVPlDg8 El Camino 今更だけど、「ブレイキング・バッド」を全部見終わった。何年か前、シーズン2までは見ていたものの、見ているだけで力と魂が吸い取られるような内容なので、休憩しているうちに他のドラマに心を奪われていた。そして去年、「ブレイキング・バッドのその後」という設定の映画「エルカミーノ」がリリースされたので、それを見た。面白かったけど、やっぱりドラマを全部見てないから100%楽しむ、というわけにはいかなかった。もうこれは隔離生活中にドラマを全エピソード見るしかない!で、魂を吸い取られつつ全部見た。ものすごく面白かった。どのキャラクターもよかったけど、スカイラーの非論理的(そう)な暴走ぶりが好きだった。12年も前のドラマだからしょうがないけど、携帯電話がスマホでないことにいちいち気が取られてしまった。登場人物たちは、のっぴきならぬ電話を掛けたあと、二つ折りのガラケーをバキッと折って、跡がつかないようにする。あと、車の車種も気になった。PTクルーザーのような形をした車に時代を感じた。この12年間で劇的に私たちの暮らしが変わったってことだな。あー、アリゾナに行きたい。 1994年にカリフォルニアからフロリダまで車で横断して以来、サウスウェストは大好きな場所になり、その後も何度も車で旅をした。でも最近行っていない。それより、オンタリオ州とカナダ連邦政府の両方が、カナダにおけるコロナ終息までの今後の感染者数と死亡者数の予測を発表し、「夏にピークを迎え、秋には終息するだろう」などと恐ろしいことを言っていた。この北国では、春、夏、秋が駆け足で過ぎていき、長い冬が来る。今年は冬が明けても外出しづらいだけでなく、秋までなるべく家の中にいたほうがいいということなのだろうか? コロナも怖いが、コロナニュースでいきり立つ人々が苦手だ。

The Crown Season 3

https://youtu.be/vLXYfgpqb8A ザ・クラウンウォッチャーとしては、シーズン3は新キャストでも面白いかどうかが気になるところでした。キャストはとってもいいのですが、時代が…… イギリスが斜陽の時代だったのと、女王も妹のマーガレット王女も中年になっていて、ジューシーな出来事というより泥沼な出来事が多く、個人的にはぱっとしませんでした(シーズン1と2に比べての話ね)。マーガレット王女の酒池肉林ぶりがよかったです。ちらっと昭和天皇と皇后が出てきましたが「おいおい!」な感じでした。でもシーズン4に向けた伏線がいっぱい散りばめられているので、次が待ち遠しいです。過去を振り返っている間にも、現在進行系でイギリス王室のジューシーなニュースが流れ、『ザ・クラウン』がどこまで続くのかが楽しみで仕方ありません。ストーリーが現代に追いつく前に、ネットフリックスがストリーミング業界で淘汰されるようなことがあっても、この番組だけは、アマゾンなり、アップルなり、ディズニーなり資金のあるところが、あの超豪華なセットとキャストで引き継いで、ヘンリー王子とメーガン妃までたどり着いてほしいです。なんなら、メーガン本人がメーガンを演じるっていうのもアリですね。

Fleabag & Little Women

https://youtu.be/ygWAY44SKYQ 昨日ちらっとゴールデングローブの授賞式の様子をネットで見ていて、思い出した。12月末、トロントの映画館でNational TheaterのFleabag(フィービー・ウォーラー・ブリッジが一人芝居している)を上映していたので、はりきって見に行った。満席だった。他の日に行こうとしたらチケットが売り切れていたので、連日満席だったのだと思う。これを元にストリーミング版のFleabagができたので、シーズン1と話は重なっている。でもストリーミングよりダークな部分があった。やっぱりマス向けに作るものはちょっとオブラートに包むのだね。ばらしちゃうけど、演劇ではギニーピッグを握りつぶしてしまう。みんなストーリーもオチも知っているのに大笑い、それにジーンと響くところは静まり返っていた。何回見てもいい!!Little Women 2019年版はフラッシュバックが激しかったので、1994年版に戻って話のだいたいの流れを再確認しようと思ったら、なんかこう、クリスチャン・ベールがすごく浮いて見えた。『若草物語』っぽいものには向いてないからかも。それより、1994年という時代が反映されてて、ジョーが「それって中国の児童労働者を使って作られたシルクでしょ」と言っていた。わざとらしいセリフだ……とドン引きしてしまった。関係ないけど、よく映画を一緒に見に行く白黒映画の仲間は、心は高校生ぐらいの「シニア」。私たちはそれを利用して、長蛇の列があると、「ああ〜すみません」と彼女を先頭に横入りする。私が「シニアパワーを使え!」と命令することもあるけど、彼女の方から「私に任せろ!」と自ら切り込んでいくこともある。大型の映画館ではチケット1枚で忍び込み、何本か映画を見ていると自慢している。その辺はまだ私は現役社会人なので、咎められたときに逃げ場がないからできないけど、年金生活者は強い! 

Marriage Story

https://youtu.be/BHi-a1n8t7M 決して楽しい話ではないけれど、夫婦だとかパートナーと暮らし続けることの難しさってのがよーくわかる。関係がうまくいっているときは意識しないけど、関係が崩れるとそこではじめて、自分たちはどんな夫婦だったのかを考える。ラブコメの真逆を行く話。カナダのコミュニティ誌だったか、新聞だったか忘れたけど、アジア系の既婚男性が「なんで自分のパートナー(女)が夢の仕事をするために、俺が我慢しながら会社勤めをし、収入を稼げていない彼女を支え、家庭を支えなければならんのか!」と投稿をしていたのを読んだことがある。これを、夫婦だったら当然と考えるのか、いやいや、夫婦とはいえ、互いに自立すべきと考えるのかは、永遠の課題。夫婦間で話し合っていくしかない。ちなみに私は自分が働くことが大前提。パートナーに下駄を履かしてもらうことにも抵抗を感じるほう。『Little Women』を見るまでは、この映画が私の中の一番だった(映画とか関係ないんだったら、『Fleabag』のシーズン2だけど)。

Little Women

https://youtu.be/AST2-4db4ic 2019版の『若草物語』を見てきました。#MeToo要素がすごく盛り込まれているのかと心配していましたが、配役で回避してありました。うれしい驚きはティモシー・シャラメでした。一緒に行ったのが白黒映画の仲間たち(しかも高齢)だったので、私はウィノナ・ライダー版の若草物語の話をしたかったのに、キャサリン・ヘップバーン版とかエリザベス・テイラー版の話をされてしまいました。が、歴代の若草物語の映画の中でも、2019版がいいとふたりとも言っていた。2019版は四人姉妹が全員アメリカ人女優ではないし、途中フランスのシーンもあるしで、「いったいどこの国の話なのだろう、あ、アメリカだった、そうだよ、アメリカに決まってるじゃないか!」と思い直さずにはいられなくなりました。これを見るまで『Marriage Story』が私の中の一番だったけど、『Little Women』に入れ替わりました(夫婦で争ってるかんじ)。