ドリュー・バリモアのほうじゃなくて、それの元になっているドキュメンタリーを見に行った。ジャクリーン・ケネデイのおばさんといとこが超富裕層エリアで超貧乏暮らしをしている映画。もちろん元々は富裕層の母娘なのだけど、わけあってド貧民に転落し、ラクーンやネズミや猫に囲まれて住んでいるのに、ジャッキーみたいな話し方をしている。ジャッキーにもあんまり自慢できない親族がいたのだね。
ここまで落ちてしまうと、ふたりともホームレス並みに突き抜けている。むしろ、あの屋敷に住む人や動物には魔法がかかっていて、魔法を解いてくれる人が現れさえすれば、母娘はお姫様に、そして動物は使用人に戻るかも、と思わせてくれて楽しかった。
一緒に行った映画仲間(杖仲間だったが、彼女は卒業)と、老後あのような貧困に陥ったら、猫を何匹まで飼うか、と話し込んでしまった。私の場合、すごく愛情込めるなら2,3匹が精一杯で、それ以上になると一部の猫に対して贔屓感情が生まれそう。
映画仲間は絵を描く人なので(趣味ではなく職業が画家)、この映画に何やらインスパイアされたらしく、翌朝「今日は絵を描いてるわよ!!!」と張り切った様子のメッセージが送られてきた。私は、まったくインスパイアされていない。

