ホイホイ気軽に外出できないので、アマゾンでポチポチポチポチ、指先が私の購買意欲を抑えきれなくなっている。
ひろゆきの言動には少なからず興味を持っているのでブログは読んでいるけど、初めて彼の本を買った。「ものすごい高名な識者」が世界を俯瞰して書いた本より、彼ぐらいの存在の人がやってくれたほうが読みやすい。ブログと同じトーンで書いてあるし。「高名な識者」だとそれだけで発言が担保されがちだけど、ひろゆきぐらいの存在だとファン以外の人にはどう受け止められるのかな?
内容の大半は、海外メディアを普段から追っている人だとか、孫正義の発言やらソフトバンクの海外の動きを見ている人には、びっくりするようなことは書いてない。「キモくて金のないおっさん問題」について言及してるとこが一番面白かった。
最近仕事で読んだ本には、アメリカ以外の国で起業した人々が市場の大きなアメリカを狙って進出すると、既に成熟しているアメリカ企業に阻止されるが、中国をはじめ、アジア圏の大企業と組むことで対抗する様子が書かれていた。その事例は、一歩間違えれば「キモくて金のないおっさん」になっていた人の成功例で、その人にとって幸運だったのは「英語も流暢」だったことだと私は思ってしまった。
ほしよりこの本、面白かった。最初このタイトルを見て色めきたってしまった。何のことかというと、20年ぐらい前に「Sam & Ham」という短い話を英語で書いていたから。タイトルだけがニアミスで中身は全然違った。


