The Invasion of the Body Snatchers (1956)

オスカー候補作品を観る! と言いながら白黒映画。1956年版。モノクロのオリジナル版を観た。リメイク版もいくつかあるけどどれも観たことない。ポッド・ピープルとはこれのことを言っていたのか! 

カリフォルニアの架空の町がポッド・ピープルに支配されるのだけど、画面を観ながら「この町、どこかで見たことがある」と気になった。後で調べたらMill Valleyだった。1950年代のあの町を私が知っているはずがないし、映画を撮影した頃とはすごく変わっているはずなのに不思議。

1950年代の女性は大変というか、つまんないねぇ。びっくりするわ。「あなただけを愛してる」とか「あなたの子供を産みたい」とか「あなたを捨てては生きてはいけない」とか演歌やムード歌謡の歌詞みたいなセリフをバンバン言う。

結局、ポッド・ピープルに世界を支配されてしまうという荒唐無稽なあらすじよりも、1950年代の男女の絡みのほうがずっとずっと荒唐無稽に感じた2019年だった。

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