HUSH MONEY

トランプ政権ネタで、個人的に今面白いと思っているのは、トランプ個人が雇っていた弁護士が払った(ということはトランプが命じて払ったのではないかと言われている)「口止め料」の金額。

トランプタワーのドアマンと、浮気相手のポルノ女優にそれぞれ別件で口止め料がずっと前に支払われていた。この金額が安かったから、ふたりとも口止め料を受け取っておきながらバラしているのかな、と最初は思っていた。

でも、ふたりは口止め料を受け取るとともに、「これをバラしたら百万ドルの罰金を払う」という同意書にもサインしている。この罰金の金額も、個人が払うには高額だけど、彼らをサポートしてくれる人たち(民主党とか、ちょっとした金持ち)なら、ささっと払ってくれる「安い」金額だ。だからバラしたのかな、と今は思うようになった。

この手の秘密を守るか守らないかは、口止め料への満足感もさることながら、「罰金が怖いから守る」という脅しが効いているかどうかが重要なんだなと改めて思った。罰金を肩代わりしてくれる人がいれば、怖くはない。むしろ、罰金肩代わりしてやるからバラせ、という脅しのほうが効いてくる。

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