UKでロシアのスパイが殺されかけて大騒ぎになっているなか、とてもタイムリーな内容! というわけで観に行った。ひょっとしてジェニファー・ローレンスがボンドガール的な役回りでがっかりするかも…… と思っていたら、全然そんなことなかった。よかった。
とにかく話の筋がややこしく、たとえ英語が母国語の人でも何が何だかわからなくなる。混乱したまま「まあでもジェニファーの裸が見れてよかった」とお茶を濁して帰る人たちもいれば、私たちのように、こんがらがった糸を解くため、その後パブに行って話し合う人もいた。
ビールを頼むのも忘れてしまうほど、一体何がどうなって、誰が誰を裏切っていたのか、整理するのに40分ぐらいかかった。
同じ店に、同じ映画を見て、同じように映画について話し合っている人たちが何組かいて、ロシアがどうのこうの、CIAがあーだこーだ、と会話が漏れ聞こえてきた。
普通の暴力と性暴力が満載でリラックスして見る映画じゃないけど、内容が古臭めで面白かった(個人的に近未来的なものより、こういうもののほうが好きだから)。バカバカしくて吹き出してしまうシーンもあったしな。

