『29+1』という香港映画を見てきた。ちなみに、「29+1」とグーグル検索しようものなら、電卓がブラウザに現れる。いやもう、日々賢くなっているというか、先回りして気を利かせているところがいじらしい。「29+1」くらい暗算できるけど、そんな電卓が出てきたりすると、何か深遠な答えでも出してくれるのだろうか、と裏を読みたくなる。
で、映画の話。
誰かを人生のお手本にしようにも、女の生き方は多様なため、どうしたらいいかわからない。それに、若いうちから頑張って「いい子」でいたほうが勝ち組になれるのだと周囲から刷り込まれたりする。一体誰のための人生を生きているのかわからなくなったときの苦しみはいかほどのものだろうか…
http://www.imdb.com/title/tt6095004/
私もかつて、大したこともしていないのに働くことが大好きな時期があった。データベースにデータをものすごい速さで入力して満足するとか、そういう些細なことで喜びを感じるレベルで。
ある日、ふと目を上げると、お年頃の、私と同年代のヨーロッパ系&アメリカ系の同僚たちが週末のパーティの話で盛り上がっていた(AさんとBさんがいい仲になったかもしれないとかそういう話)。その会話を聞いていたら、自分はなぜこんなにも仕事が好きだと思っていたんだろう、と一瞬にして気分が冷め、「何か楽しいことがしたい!」という衝動が押し寄せたが、何がしたいのかわからなかった。それ以来、まず楽しいことをしてからでないと仕事はしなくなった(まず、アイスクリームを食べてから仕事するとか)。
この映画監督キーレン・パンのインタビューのポッドキャストがよかった。
http://asianparadise.sblo.jp/archives/201704-1.html

