LA LA LAND 3

LA LA LAND、3回目を見た。3回とも涙した。4回目を見てもいいとすら思っている。やっぱり大画面で見ないと面白さが半減するので。

しかしどうやら若い人の反応はそれほどでもないようで、「いい話だけど、別に何かが起きたわけではないよね」という感想を持つらしい。その意見が主流派なのかはわからないけど。

「何か」とは地球がエイリアンに攻撃されるとか、裏切りのどんでん返しでシーズン2に悪者が善玉になって戻ってくるとか、そういうことなのだろうか。確かにそういう意味では何も起こらないけど。

映画やドラマは虚構の世界だけど、いかにもありそうな、共感できそうなものを喜んで見る人と、絶対あり得ない壮大な絵空事の中に入り込める人がいる。LA LA LANDはミュージカル映画だから、どっちの要素も入っているけど。

同じ世代の人と話していて、この映画はやはり中高年狙いなところが散りばめられている、ということで合意した。そもそも「もしもあのとき…」と振り返って想像できる人生の分かれ目を経験していないとわからない「切なさ」のある映画ではある。

あと、個人的には、オーディションに落ちる経験をしているので、あの女の子の気持ちがよーーーーーーくわかる。そして、大きなチャンスを掴んでもいないので(小刻みには掴めているかもしれないけど、是非あなたにやってもらいたい、というようなものは一切ない)、あの男の子の気持ちもよーーーーーくわかる。私もLA LA LANDの住人なのだ。

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