この間見た「Neruda」と同じ監督が作った映画。「伝記は危険だ」と発言して「アンチ伝記派」と呼ばれている。その気持ちはわかるね。残された人が家族だろうと身近にいた親しい人だろうと国民だろうと、「後世」に残すことを目的に描かれているから。だから真実だとか事実と言われていることってよくわからないな、と身構えて見ていたけど、とても興味深い映画だった!

http://www.imdb.com/title/tt1619029/
今取り沙汰されている「フェイクニュース」で、時々見ていた「RT」という国際ニュースサイトが実はロシア政府が後押ししているサイトで、欧米諸国から批判されていることを知った。普通のニュース(普通って何?と思ってしまうが)と、ロシア政府の視点で見たニュース(これはいいけど)にフェイクニュースを織り込ませてあるらしく問題視されているらしい。「RT」とはロシアトゥデイの略なのだけど。そんなことを知らずに覗いていた。
今トランプが就任後1週間しか経っていないのに大統領令を乱発している。オバマのときも大統領令はもちろん使っている。議会が共和党主導の議会だったから大統領令なしでは何もできない状態だったからだけど、「大統領令を使いすぎ」と批判されていた。で、過去の大統領と比べてどれぐらい発令したんだろうとウィキペディアをチェックしたら、ビル・クリントンより、ブッシュ息子より少なかった。トランプの場合、共和党から出馬した大統領なのに共和党勢力がとても強い議会を通さずに大統領令を乱発してるっていうのは、やっぱり「専制」でいいと思っているからなんだろうな。今更ながら、アメリカ大統領には強権が与えられているということを実感した。「民主主義」を掲げて他国に攻め入っていたわりに、そんなにわりと簡単に揺らぐ民主主義システムをアメリカは持っていたのかなと、不思議に思っているところ。
先週の金曜日からアメリカの移民政策に大変化が起きて、大変な騒ぎになり、暗い気持ちになっているけど、リバタリアンサイトを覗いてみたら、「オルタナ右翼の目指す社会を見たければ日本へ行けばいい」と書いてあった。民族的に同質的な社会であるということ以外に、移民や難民に厳しい政策をとっていることや、女性が社会進出しきれていないことも理由にあがっていた。アメリカのオルタナ右翼の主要人物の一人は日本で育ち、日本のことをよく知っているというのもあるかもしれない。
国際結婚アルアルなたとえ話でいうと、日本人妻がアメリカ人(白人)夫に「アメリカのごはんは本当にまずくて食べられないわ! それに比べて日本はおいしいものがたくさん!」というセリフを連発しすぎると夫婦喧嘩になり、「そんなに日本がいいなら日本に帰れば?」と反撃されてさらに喧嘩が泥沼化していくのに似ている。

私も、日本の鎖国的なところはすごいと思う。そんなこと大きな声で言っていいのか?ってドキドキしちゃう。
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そう、だからオルタナ→の人の発言に「どっかで聞いたことあるような…」って思うことある。
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