The Lovers and the Despot

70年代後半に韓国から北朝鮮に拉致された女優(崔銀姫)と映画監督(申相玉)夫婦のドキュメンタリー。面白かった。韓国のCIAエージェントの話とか、二人が脱北するためにメッセージをリレーした日本の映画関係者の証言も面白かったし、申相玉が北朝鮮でこっそりと録音していたときに使っていた言語がときどき日本語だったのも興味深かった。

人によっては当時の北朝鮮が韓国よりよく見えた時代でもあったし(梁石日の小説にもそういうことが書いてあった)、CIAが本人たちの証言をすべて信じたわけではないとか、映画の中のいろんなことを合わせると、結局「拉致」だったのか、あるいは、本人たちに北に行きたいという意思があったのではないかと、謎に包まれていると思えるところが、なかなかよかった。謎なんかじゃない、あれは拉致だよ、と思う人もいると思うけど。

日本語では『将軍様、あなたのために映画を撮ります』というらしい。

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