ヒデキ@青春とアイドル脱皮期

日本に帰ったときに、西城秀樹のアイドル時代の本を買った。まあ、内容は……ヒデキが理想の愛とか女性について語っていたり、雨の日に青年の憂いを吐露したり、架空の恋人への思いを綴ったりしている。それは、あくまでもアイドルとしての「虚構の世界」で、はっきりと虚構とわかるけど、当時のティーンエージャーの性欲や独占欲をうまく突いている。インスタグラムの時代にはありえないね。インスタの虚構はせいぜい写真の加工程度だから。

こっちの表紙はいいんだけど……
こっちはひどい……この頃、10代ですよ

最近、ヒデキ20代後半あるいは30歳あたりのトーク番組で、「アイドルからの脱皮」について、芸能界で息長く活動していく道を模索しているインタービューをいくつか聞いた。「アイドル脱皮問題」も芸能界としては前例が少なかった頃の初代アイドル世代なのだな、と思った。

その頃の西城秀樹が徹子の部屋に出ているのを最近見た。ある意味お宝映像で、ヒデキは和装なのだが、帯を忘れたので、仮紐で結んであるだけで、黒柳徹子と話している間じゅう、腕を組んで帯を隠していた。

西城秀樹のトークを聞いていると、ひねりのない、けっこうまっすぐな性格なんだろうなと思う。毒舌は彼にはありえない。言ってはいけないことは絶対言わないし、かわすのが上手。しかし、同時期に活躍し、友人でもある野口五郎は、ヒデキのことを「間のとりかたが悪い」と言っているし、ヒデキも野口五郎に「俺は、何をやっても西城秀樹になってしまうんだよ」と言ったらしい。ヒデキ研究には、野口五郎の証言は脇固めとして重要である。

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