WEINER

アンソニー・ウィーナーなんてあんまり好きじゃないけど、今時のソーシャルピンクスキャンダルで政治生命を落としたのが印象的だったので、この映画を楽しみにしていた。もしかしてウィーナー復活のゲタを履かせるようなドキュメンタリーだったらどうしよう、と一抹の不安もあったけど、そうじゃなかった。むしろウィーナーのめちゃぶりに、映画監督もびっくりしたんではないかしら。


http://www.imdb.com/title/tt5278596/

アンソニー・ウィーナーが政治家としてダメかも、と(私が)思ったのは、結構若手のくせにソーシャルメディアの恐ろしさを全然わかっていない、嘘がつき通せると思っていることだな。これがおじいちゃん政治家だったらしょうがないなーと思うけど。意思が弱いのかな。

それと火(女)遊びのレベルが低いのも、せこさを感じさせる。選挙運動のブレーンだった若者たちが「……」となっているシーンは気の毒にしか思えなかったし、ラインとかを上手に使っている若者が、フェイスブックを危なっかしそうに使ってて浮気がばれたおじさんを憐れんでいるみたいな構図だった。元ニューヨーク州知事のエリオット・スピッツァーの高級売春スキャンダルなら、「さすが政治家はスケールがでかいね」と感心してしまう(違法だから感心するとこじゃないけど)。

何より旦那さんにせこい遊びを何度もされて、そのたびにメディアに引っ張り出された美人奥さんに同情。というか奥さんのほうが男前。

7 thoughts on “WEINER”

  1. ドキュメンタリーも、いつまで撮るかとかいつ公開するかとか悩ましいと思う。今のところまで撮っていればまた別の結末になるというか。これからチャイルドサービスの問題とかまた一悶着ありそうだし。

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  2. そうだよねー。私としては離別の決意ぐらいまでカバーできてたとしたら、納得できたな。でももうさすがに撮らせてはくれないよね。

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