「アナと雪の女王」の話じゃないですよ。ヒデキのこと。CDプレーヤーが壊れたので、本を読んでみた。スーパーアイドル時代の本が読みたかったけど、なかなか海外発送してくれるとこが見つからないので、2回目の脳梗塞後に書かれた本を読んでみた。
東京新聞での連載はこれを元にしてる感じだな。
前半が脳梗塞の話。後半はヒデキの軌跡。一番私の興味をひくはずのページが4ページほど破かれていた! 古本だからしょうがないけど、悔しい!!
脳梗塞後、ヒデキは地獄を見た思いをしたわけだけど、そこは家族に救われているので、特に彼の奥さんへの感謝が綴られている。ヒデキの命を救った人といっても過言ではないから当然。が、逆に、それだけ親身に世話をしてくれる人が身近にいないと、リハビリも、その後の生活も乗り越えられないのではないかと思ってしまう。期待をして本を買ったわけではないが、結果的にはとてもいい本だった。
驚いたのは、事務所から独立してから、人にお金を騙しとられたりしながら、自分で経営について勉強をしていったくだり。だから、そこらへんの中小企業の経営者には負けないよ、と言っている。
脳梗塞後のインタビューを散々見たけど、病気のことを中途半端にしか聞かないし、お涙頂戴に仕立ててしまうものが圧倒的に多くて気の毒。
昨日、イギリスからハリー王子が「インビクタス・ゲーム」の宣伝のためトロントに来ていた。来年トロントはこのインビクタス・ゲームの開催地なので(今年はフロリダのオーランド)。手足を失った傷痍軍人たちが再び活躍できて輝ける場所を提供したい、とハリー王子が提唱して始まったスポーツの祭典なんだけど、ヒデキだって「ありのまま」の姿でそういう活動をしているんだから、もっとそういうところを日本のメディアはポジティブに紹介してあげたらいいのに。

