ヒデキとプリンス

世間がプリンスの死を悼んでいるけど、買ってしまった(亡くなる前に買ったけど、訃報の後に箱を開封)。

プリンスの訃報のおかげでしばらくテレビやソーシャルメディアでトランプを見なくてすむ!と喜んでいた人も多かった。前衛的なプリンスのパフォーマンスやラリー・キングとの 1999 年のインタビュー(プリンスがとてもスマートな受け答えをしている)を見てから、トランプを見たら、ますますプリンスが高貴に見えた。

それのせいでヒデキの時間も減ってしまったけど、届いたCDの中の洋楽カバー曲を聞いていて、ヒデキが歌うと何でも「歌謡曲」になってしまうことに気付いた。YMCA はビレッジピープルのバカっぽさがうまい具合に日本のお茶の間にぴったりのバカっぽさにうまく「翻訳」された稀なカバー曲だったのかもしれない。

ヒデキは何をやっても何を歌ってもヒデキということなのだけど、翻れば、それは1)ヒデキのスター性の証、2)不器用、3)歌謡曲化させることがヒデキのアート、のどれかだと思う。

プリンス訃報で気付いたことは、

ヒデキとプリンスとほぼ同世代。4つしか違わない。
どっちも奇抜なファッションをしていた(ラベンダー色のスーツに襟元がフリフリフリルのシャツとか)
どっちもスタンドマイクのパフォーマンスが上手
ヒデキはアジア進出で大成功、プリンスはワールドツアー…… 
ヒデキはヒールのある靴を履く必要がないほど背が高い

ヒデキもトシちゃんやマッチが出てきたときにシンボルになってしまえばよかったのに。

でも脳梗塞後は狙ってたわけじゃないと思うけど、ある意味シンボルにはなったよね。

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