ヒデキの曲を年代順に何度も繰り返し聴いていると、「ヤングマン」でヒデキは一度完結しているな、と思う。あの曲までは、君の唇は俺が奪い、君のためなら俺は戦う、抱いてやるー!と歌ったり叫んだりして、ファンの女の子たちと一緒に成長していく。でも「ヤングマン」でお年寄りから子供まで巻き込んじゃって、バーモントカレーのCMのヒデキと、それまで歌っているときのヒデキのイメージのギャップが、あの曲でなくなってしまった。
それまでのヒデキの歌は、デビューしたての2曲までは、可もなく不可もなくというところから始まって、「チャンスは一度」で「アーアー」と歌い始めてから「男の性」に目覚めた感じで、グイグイくる歌詞にファンは身悶えしていたと思う(私は今身悶えしている)。
実際、うちでは、ヒデキがセクシーに歌っていると、「こんなものを見てはいけない」とチャンネルを親に変えられたものだが、「ヤングマン」ではそういうことは起きなかった。
で、「ヤングマン」以降、どうしたら元のヒデキに戻れるのか、戻るべきなのか、という逡巡が感じられるような氣がする。だから、その次の曲が「ホップステップジャンプ」という前曲の二番煎じになってしまったんじゃないだろうか。実に悩ましい選択だ。
で、それ以降、80年代は有名な作詞家作曲家がヒデキの曲を作っているけど、海外モノのカバー曲もあったりするし、90年代に至っては70年代に築き上げた「ヒデキ」へのオマージュを自分が歌ってしまっている…….。
にわかファンだし(ファンでもないんだけど)、コンサートとかに足を運んだこともないし、あくまでベスト盤CDだけで、そう思っただけなので、間違ってるかもしれないけどね。
最近、ヒデキの時間に、教授も積極的に参加するようになり、寝る前に1日のいろんな出来事を話す時間に、ヒデキの曲を聴いている。レパートリーを増やして!とリクエストがあり、何がいいの?と聞いたら、ミスチルとユーミンだと。ミスチルは、東工大の近くに住んでいた時に、金曜日の夜になると「名もなき詩」の歌を大声て1人で歌う男子学生がいて、その声が聞こえてくるのでこっちも覚えてしまい、好きになったらしい(ミスチルが)。
今思い出した!
昔、ヤングマンの元曲のことについてブログっていた。Village People の歌詞について。
http://yaplog.jp/bunnybon/archive/205

