昨夜、アイスランドで新たな間欠泉を発見する夢を見た。間欠泉はまだ苔や溶岩に埋もれているのだが、私が写真を撮ると、その場所が白い蛍光色で浮き上がり、それを世間に忠告すると、間欠泉が吹き上がるという壮大な夢だった。
ゴールデンサークルと呼ばれるところにある有名な間欠泉を見に行ったが、数分おきに吹き上がり、見事にボァー!っと吹き上がるときと、不完全燃焼のときがある。予測がつかないし、唐突にやってくるので、毎回驚いてしまい、スマホでちゃんとした写真が撮れるまで、何度も自分の指、足、前の人の頭などを撮ってしまった。
ゴールデンサークルには6500年前にできた小さなカルデラ湖もあり15分もあればゆっくりを周囲を歩ける。ここの溶岩は赤く、武田百合子が『富士日記』で夫婦で赤い溶岩を拾い集めていたのを思い出し、私も拾って帰ろうかと思ったが、昔、霊感の強い人が「溶岩の穴の中には霊が入っているから、持って帰ってきてはいけない」と忠告していたのも思い出し、やめた。
グトルフォスの滝にも行った。壮大だった。周囲には何もない。きっと大昔はナイアガラの滝だってこんなかんじだったのかもしれない。グトルフォスの滝にも発電所を作る予定はあったが、反対にあって今のところない。
アイスランドに行くなら是非にとたくさんの人からお勧めされたブルーラグーン。しかし9月上旬は北米からの観光客でいっぱいで、芋洗い。まずは女子ロッカーが激戦区。
そんな中、プラスチックカップになみなみと注がれたワイン、ビール、そしてスムージーを飲みながら、たくさんの人がお湯に浸かっている。巨大な温泉だもの、あっちこっちでみんなドリンクをお湯の中にこぼしているに違いない。
この日も嵐のような天気。しかしドライブするのもたいへんだし、お湯に浸かって雨に濡れるのもよろしいではないか。でも一人で一時間以上も浸かっているのは疲れたな。ブルーラグーンを何周も回った。温泉は国際色豊かで、イスラム教徒の女の子はお湯の中でも頭にスカーフ、全身を隠す服(水着?)を着ていた。そして、ここでも防水の袋にスマホに自撮り棒が!あの棒、キライ。むしろ、あの棒をあらゆるところに持ち込んでずっと自撮りしている棒の持ち主が苦手。
http://www.bluelagoon.com/
今ブルーラグーンは拡張工事中。来年に終わるらしい。芋洗い問題は解決されるのか。でも、一日65ユーロはいくらなんでも高い(バスローブ貸出してくれるけど)。レイキャビックに市民が利用する温水プールがいくつかあるらしく、そこには子供用の滑り台なんかもあって安いらしいし、家族で行くならそっちかもね。
宿泊先のホテルには、ブルーじゃないけど露天風呂もサウナもついていて、実はそっちのほうがずっとよかった。10人ぐらい入れるような大きさで、景色が眺められて、夜の11時まで入れるし、客室数が少ないから独占できたこともあった。ほかの客がいれば、客同士で話したりしたし、退屈しなかった。写真撮らなかったからリンクを貼っておこう。
http://ioniceland.is/spa/
ホテルのごはんもおいしかった。バターがとてもおいしくて、ほめちぎっていたら、食事のときに「ほら、バターですよ!」と強調しながら出してくれるようになった。魚の干物もあって、おしゃれそうにポテトチップス状になっていたけど、味は干物。これもバターと一緒に出てきた。





アイスランド、恐ろしい話ばっかりじゃなくてよかったわん。
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