DEEP WEB

この間「DIOR AND I」を見たときに予告編を見て、こういうの好きそうな人が我が家に一人いるな、ということで見てきた。まあワタシも好きだけど。シルクロードの創設者の逮捕はサンフランシスコのグレンパークの図書館だったという「身近さ」も手伝ってゾクゾクする。ナレーションがキアヌ・リーブスというのも驚いた。彼はビットコイン擁護派らしい(あれ?なんか同じことで前にも驚いたような気がしないでもない…)。

http://www.deepwebthemovie.com/

そもそもグーグルの検索は「リンク」がなければ、検索エンジンはその情報を探し得ないのだから、実はグーグルで検索可能なものはインターネット上にあるものの16%にしかすぎない、という記事を読んだばかりだった。

ま、それはさておき、このドキュメンタリー映画は、シルクロード創設者の逮捕や裁判や、それを巡っての報道、シルクロードというブラックマーケットというものを、一般メディアが絶対とらない(とりづらい)角度から見直している。米国憲法の修正第4条(不合理な逮捕、捜索、押収の禁止)を真面目に考えている。国家による不正アクセスについてもまた考えさせられる。

デジタルなものの捜索については、特にプライバシー保護の点から難しいことがいろいろあるし、「そもそも逮捕される状況に自分を持っていっていることが悪いんでしょ」と考えている人には納得いかないかもしれないけど、この映画が描いていることが「正しい意見」なのかどうかの判断はおいといて、これもひとつの考えであるということで。

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