伝説のバーとか風葬とか

「おそめ」

白洲正子の本に出ていたので知った「おそめ」。一度は読んでおかなければ!と東京から帰ってきてから読み始め、著者のあとがきを読んでしゅんとしてしまった。サラっと書いているけど、やはり「故人のことはそうっとしておいてほしい」という風当たりは相当にあったらしい。

それはさておき、そこまで知らなくてもよかった思う気持ちもあったものの、やっぱり面白かった。メモ書きいっぱいしたから人には貸せないけど。

「ぼくがいま、死について思うこと」

身近にいるある人と長年にわたる確執があり、積もった憎しみは大きく、その人の死に直面した場合、自分の気持ちがどう出るかということに不安があった。ところがこれを読んですっきりした。亡くなったら穏やかな気持ちで葬儀に出席できると思う。

世界のいろんな葬式事情、そして死者の魂と肉体をどう捉えるかという死生観、葬りの文化、を語っている。葬儀が巨大ビジネスとなりがちな先進国の話より(日本なんかその先頭切ってるから)、未開の地の話のほうが腑に落ちる。

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