最近読んだものをメモっておこう。
「安井かずみがいた時代」
安井かずみが書いた歌詞はほとんど好きだった。特に「危険なふたり」が。なのに、安井かずみのエッセイを手にとることもなく今に至っていたが、エッセイよりこっちかなと思って読んでみた。うすうすはそうなんじゃないか(加藤和彦との生活を露出していたことの裏側)とは感じていたけど、やっぱりそうで、別にそんなことは知らなくてもよかったナと思ったわけ(とかいいながらも、吉田拓郎の証言に一番面白がっていたのだけど)。それでも昭和の歌謡界に大きく貢献した人の話だし、ジュリーファンのあの人にオススメしたい。
「女という病」
女であるからこそ、女子校にいたからこそ、肯くところが多かった。女であることをエンジョイしている私ですら悩むことは多いしね。中村うさぎの想像を「さもありなん」と思うのは、彼女の洞察力のすごさ。
「生きていてもいいかしら日記」
私の日常とさして変わらないのではと思ってしまう。やらなくていいことや、気に染まないことはどんどん簡略にして、最後にはやらないし。まあ私のほうが若干働き者かな。
税理士さんとおしゃべりしていてピケティの「21世紀の資本」の話になり、ぶっちゃけ税率ひとつを取ったって労働より資本のほうが有利だし(北米では。日本のことは知らないけどたぶんそうよね)、本当にピケティの言うとおり、という話で終わった。でも後日談があって「まさか女性のあなたがこんな経済に興味があろうとは」という旨のことを言われたのだけど、それに対して私が「失礼しちゃう!」と思ったのは、むしろ、女だから労働より資本のほうが有利だということを嗅覚で知っていたし、本能的にそれを知っている女たちの就職希望先が「資本のある男」だったことも実際に身近で見聞きしていただけのことだった。そういう意味で「プリティ・ウーマン」的な身のふりは経済格差が縮まるから納得できる… ということを今度この税理士さんに伝えたいけど、来年まで会わないからここにメモっとこう。ピケティの本、日本で買ってきてあげるといいながら買ってこなかったし。



