ロンドン日記 その9

ニット・ナイトのネタ色々

まだサンタクロースを信じている子供が200ポンドもするレゴセットをクリスマスに欲しい、とサンタに今からねだっているらしい。

家計を支える母は、それは小さな子供には高価すぎる、キツイ、ということで子供にものの価値を教えるときがきたかもしれないと思い、「おもちゃ屋に行ってほかのものも見てみよう」と提案。

「ママ、どうして店なの?クリスマス・プレゼントってエルフが作ってるんでしょう?」

可愛い。まだ純粋。まだ幼い。お母さんはeBayで頑張って同じものを半額で手に入れた。

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ニット・ナイトにアメリカ人が一人いたので、「UKのスイーツってアメリカほど甘くないよね」と話しかけてみた。アメリカだったら「歯が痛くなるぐらいに甘そう」に見えるスイーツが、食べてみると全然甘くない。アメリカ人は「そうそう!」と乗ってきた。そこから二人でアメリカやカナダに比べるとロンドンの牛乳や野菜、果物がとても安いという話で盛りあがった。ほかの物価はものすごく高いのに不思議だ。

そこでアメリカのポップカルチャー好きのイギリス人が、「アメリカのジャンクなチョコレート食べたいのに、7ポンドもする!」と話に入ってきた。そう、なぜか北米では貧乏人の味方であるクラフト社のマック・アンド・チーズが北米では1ドルぐらいなのに、こっちでは4ドルぐらいする。あんなマズイものに4ドルも出すなんて!と思っていたのに、なぜか食べたくなり、ロンドンに来てから一度食べてしまったけど。

結局、健康に悪そうなものは高い、という仕組みなのかも。それは国民皆保険制度につながっているよね。「食べたいものを食べたいだけ食べる国(アメリカ)→保険も自分で用意」

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ニット・ナイトにマトリョーシカがプリントされたバッグを持ったアジア系の女の人がいた。もしかして日系かな?と思っていたら、向こうから「日本人なの?」と聞いてきたので、「あなたは?」と聞くと、「シベリア」だって。「私、マトリョーシカ集めてるんだ」というと、「マトリョーシカは私の国のものだから、このカバン持っているの」と話す彼女の「マトリョーシカ」の発音がロシア語だった。モンゴル種つながりなのか、「今度一緒にどこかで会いましょう」と誘われた。

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ピンクと白のストライプでセーターを編んでいる子がいて、身頃の半分しか編めていないのに、「毛糸がなくなった!ここからライト・グレーで編もうかな、どう思う?」と聞かれて、返答に困った。ニット初心者ではなさそうなのに、この子はバカなのだろうか。

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