やっと平日昼間のロンドンを徘徊できる!と喜んだ私は、とりあえずリバティ(デパート)に行き、ほぼまっしぐらにリバティプリントの布コーナーに向かった。なぜかこのコーナーにやってくる客は店内のほかの客と様子が違う。手芸好きが圧倒的に多そう。布を眺める視線が一般の人じゃない。そして日本人が多い。本物はお高うございましたよ。「ワンピでも作ろう!」と意気込んでいたのが「小物でもいいかな」なんて思ってしまうぐらいに高かった。それに高級なコットンなので超薄地。作りたいものをよく考えてからまた行ってみよう。三カ月滞在者の余裕。結局買わないかもしれないが。
週末ごとに遠出をしていて、ブライトン、オックスフォード、バースに行ったのに、そのことについて書き残したいのに、それはまた後で。
先週も同じ店のニット・ナイトに行った。私は結構方向感覚はいいほうなので、スマホなしでブラブラと適当に歩いて行ったら、線路の下を潜り抜ける長いトンネルを見つけて、その中に入ってみた(薄暗くなっていたので少々躊躇ったけど)。そのトンネルの中はグラフィティでいっぱいでとても美しかった。なんだろう、コレ?と思って後で調べてみたら、バンクシー・トンネルとも呼ばれていて、彼が2008年に企画したグラフィティアートらしい。でもいろいろ上に重ねていろんなグラフィティが描いてあるからもう何がなんだかよくわからない感じだったけど。別にバンクシーのアートが残っているようには見えなかったのだけど。今度もっと明るい時間に行ってよく見てこよう。


http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/7377622.stm
ニットナイトではまたしてもイギリス英語に驚いた。「何編んでるの?」と聞かれたので「Hooded sweater」と答えると、「ふうん、jumperか」と言われた。セーターでも通じるけど「ジャンパー」。後でUKブランドの洋服屋さんのサイトなどをチェックしてみると、やはりセーターは「JUMPER」だった。
先日幅広なパンツを探していた私は、いろんな洋服屋さんに行って「wide pants」と言うと「wide trousersはねぇ、今あなたのサイズはないわね」と言われた。これも別に通じるけど、イギリス英語なんだね。アメリカ英語では普通のカジュアルなパンツを「トラウザー」とは言わないもん。カナダ人の教授に聞いてみたら、「子供の頃は、ジャンパーとかトラウザーと言っていた」と言う。やはりカナダ英語は中間的な存在なのだろうか。
この間、Camden地区のマーケットを物色しに行ったら、エイミー・ワインハウスの実物大銅像が建てられた日だったらしく、ファンが花を捧げていた。彼女はカムデン地区出身らしい。なんかロンドンっぽい。


