今週金曜日からロンドンファッションウィークが始まる。私が住んでいる近くにもその会場のひとつがある。
先日地元民が集うバプに行き、「どのビールがおいしいの?ワインは?」と私たちが地元民でないこと丸出しの質問をしていたら、「This is my local」と質問を投げかけた相手の、左手骨折中のおばさんが言った。「近所のイキツケの店だから、味よりは、酒飲みながら常連同士でおしゃべりを楽しむ」店であることは一目瞭然。シニア率の高さ、オシャレ度の低さ、ハグの頻度の高さ、ざっくばらんな雰囲気がそれを物語っていた。
そんなオシャレではないパブでファッションウィークの話をしているお姉さんがいたので、ファッションウィークで働いているの?と尋ねる。
「働いてるよ」
「何してるの?」
「警備員」
やっぱりな。モデルとかデザイナーが来る店じゃないからな。
「ファッション好きなの?」と向こうが聞いてくる。手編のセーターを着ている私は「いいえ、別に」と断る。
「バーバリーだったら警備してるから入れてあげてるわよ」
「いや別にイイです」
「暇なのよ。入れてあげるわよ」
「警備員にしては華奢ですね」
「アナタ、私の裸を見てからモノをいいなさい」
ここで他の常連のおじ(い)さんたちが、「見たい、裸が見たい!」とチャチャを入れた。やはり地元民の憩いの場、というかタダの酔っ払いの会話だけど。
ロンドンは曇り空の日が多く雨もよく降るらしいと聞いたので、憂鬱な雨の日を吹っ飛ばすには可愛い傘を持っていくに限るな、と一番のお気に入りの傘をスーツケースに忍ばせて持っていったら、ロンドン到着二日後にまさかの紛失。
妹からもらったものでフランス製だったよな、とググってみたら、ロンドンに3店舗ほど、同じ傘を置いてある店があった!やっぱりロンドンはオシャレだな。何でもあるな。同じ傘買おうかな、迷うな… だってカメラももう失くしちゃったからね。



