輪針の短針におけるグローバル経済

輪針の短針が届いた。これで私の編物人生も生産性が格段に向上することが予測され、幸甚の至りである。

私の輪針コレクションは圧倒的にクローバーの匠が多いが、ほかのメーカーのや他素材はどんな感じだろう?といろいろ試している。Knitter’s Prideのかぎ針が案外よかったので、輪針もKnitter’s Prideを最近買い始めた。竹製のやつだけど。安いから。



アレ?日本の竹から作られているという但し書きがある!あれ?でもメイド・イン・インディア。「日本の竹をインドで栽培してるのかしら?」と思ったら、パッケージの裏にわざわざ、日本で栽培した竹を使用、云々と書いてある。

日本の竹→インドで加工・製品化→アメリカのサイトで買う→カナダで使う

これで私にとって「安上がり」な買い物ができてしまうのだから、不思議だ。

日本の竹→カナダで加工・製品化→カナダのサイトで買う→カナダで使う
というパターンが一番値段が高そう。あくまでも私の想像に過ぎないが。カナダに竹はないと思うので(自生はしないと思う)、カナダ産の素材となれば、カバの木などの木材になりそうで、

カナダの木材→カナダで加工・製品化→カナダのサイトで買う→カナダで使う

ともなればものすごく高価な針になるであろう。

しかも、カナダにいながらアメリカのサイトで買っているのだから、もちろん消費税を払っていない。カナダ国内で物を買えば、各州で決められている消費税(GST)がかかる。

最近私は仕事上この消費税に悩まされているので、ついつい消費税がかかっているとかかかっていないとか見てしまうクセがついた。

編針ごときで色々なことを考えてしまった… 早く新しい針で編み上げなければ。

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