Market Street Railway (San Francisco)

サンフランシスコに住んでいる人ならよく知っている F ライン。世界中のレトロな電車たちを集めて普通に市電として走らせてます。Fラインはフィッシャーマンズ・ワーフからカストロ地区を結んでいるので市民の足としてだけでなく観光客が利用することも多い。残念なことに、このFラインの運賃300%値上げ案が出ている(廃案になるといいなぁ)

この路線はカストロが終点(?)なので、この路線の運転開始のときのスローガンが「Take Me to Castro」だったらしい。カストロ地区はゲイ地区なので意味深でもあるけど、そういう遊び心があるところがサンフランシスコのいいところ。

このFラインにはトロントのTTCの古い「Red Rocket」も走っている。うまい具合にこれに乗り合わせるのは難しいんだけど、今回は見事に乗り当てた!!マーケット・ストリートにある「Market Street Railway Museum」に電話するとスケジュールをある程度教えてくれるらしい。

私はこの路線(景色と車両)が好きなのでサンフランシスコに行けば利用するけど、今回はこのミュージアムに行ってみた。すごく小さくて無料なのに見るものは多い。お土産になるようなものもかなりある。サンフランシスコの公共交通機関や都市開発の歴史が学べるようになっていて、当時の宣伝ポスターや標識も置いてあるからレトロなグラフィックアートを見るのも楽しい。電車のミニチュアとか、ケーブルカーの運転席を復元したスペースがあって、そこで運転手気分も味わえる。電車オタクなお兄さんが居て質問すれば色々と教えてくれる。

ぺっぴんな車掌にも会える

イギリスから来たこの屋根ナシの電車(写真右)にいつか乗りたいのだけど、走っているのを見たことがない。屋根がないため天候良好なときしか走らせられないので、走行自体が稀らしい。車両が全体的にティキ・バー風なのがステキ。

一番最初にサンフランシスコのFラインに持ち込まれたのは、ポルトガルのポルトの市電。

歴代のトークンと特別切符。ハロウィーン仕様の切符がとても可愛い。嗚呼トロントもこれぐらいのサービス精神を出してもらいたい。

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