散歩でも遠足でもないですが、日本帰国中のショッピングでの「にた社会見学」。
新しい腕時計が買いたい、とまず妹とショッピング。「予算は?」と聞かれ「XX ぐらいかな」と、そのセンで探すもあまりいいものがない。とりあえず断念。
日を改め、ゴージャスな姉とショッピング。姉妹で私だけがゴージャスでない。姉に「稼いでるんだから予算上げろ」と一言。そういうわけで予算を組み直して時計を物色し始めると、身に着けてみたいと思う時計が何点か。時々可愛いな、と思うものが並べてある店だけどファッション路線が違うということで、自分のものは一度も買ったことがないという某店で、第一候補をようやく購入。ヒマそうだった(午後4時過ぎ)というのもあり、店員さんと四方山話に花を咲かせ、午後5時ぐらいまでナンチャラカンチャラで手間取り、気がつけば、オジサンと若い子のカップルが何組か店を賑わしている。その彼らの年齢差(どのカップルも同じような年齢差)、親子ではないよなと思わせるオーラ、などなど、探偵の目はギラギラ光る。
店員さんに「なんか急に込み合ってきましたよね」とアゴをしゃくってカップルたちを指すと、「そうですね、この時間帯はいつも… 会社が終わる時間なので」と店員さんも目配せしてくる。「やっぱりそうなんですね。財布と一緒に来なきゃ、ですよね」
そうか、そうなのか!ま、世の中そうだよな!
しかし… 20年前に私はとある財布を買い、「テメーのその財布に、その値段を超える現金が入ってるトコ見てみたいもんだね」と家族にバカにされたことがあるのですが、今こうして振り返ると、「アタシ、もうそんなに貧乏じゃないのかも…」と客観的に自分を見つめることができました。でも貧乏性は直っていません。
