ちい散歩その2。
川喜多半泥子の作品が多く展示されている石水博物館のタダ券をもらい、阿漕の駅から徒歩で。無人の駅を出たとたん、どっちに行けばよいのかわからず、人がまばらすぎて道を尋ねることもできず、営業しているのか外からはわかりにくい喫茶店のヨボヨボのお爺さんに道を尋ねると「あっちのほうや。池のどんづまりを左に行け。」…と。
「どんづまり」の意味がわからず、聞き返す勇気もなかったので、「あっち」というアバウトな方向指示に従いましたが、「直線で行けばあっち」ということなので、それなりの努力と想像力を必要とする散歩でした。でも到着。方向感覚だけは優れているのです。
平日だったので誰もおらず、好きなように展示物を眺めていました。長谷山の広永陶苑に行ったこともあるし、半泥子の生き方も憧れるところがあるけど、本人が作ったものよりは、彼と交流があった人たちからの贈り物のほうが私は好きでした(ま、そっちのがプロだからね)。
この池の「どんづまり」というのは…?? 池の手前という意味だったようです。

また歩いて阿漕駅に戻りましたが、名所案内が恐ろしい。

阿漕塚とは阿漕浦にあるのでしょうか?「あこぎな」の語源になった浜のことです。
この JR 阿漕駅のレトロぶりに嬉々として写真をパチパチ撮影。無人駅なのですが、隣の津駅から遠隔で案内放送が入り、「只今津駅を列車が発車いたしました」という実況中継ぶりです。

余談ですが私は鉄女じゃありません。


