クリスマス 2012 は静かだった

皆様クリスマス休暇はいかがお過ごしでしたか?私は昨日今年分の仕事が完了し大喜びです。今年はのんびりゴロゴロしたいということで二人だけ。

私は信仰心ゼロですが、厳かな雰囲気に浸りたく近所にある聖ポールズ教会のクリスマス礼拝に行ってきました。建物が美しく以前から中に入ってみたかったという下心です。日本で正月に神社に行くのと同じノリです。礼拝に参加といいながらも、賛美歌はどれも歌えないし、コミュニオンもやらなかったし、跪きもしなかったけど、お賽銭がわりに一年間溜め込んだ5セント玉をポチ袋に詰めて置いてきました。

ここはカナダ英国教会の教会で、場所柄、金持ちから貧乏人まで、いろんな人種、世代、セクシュアリティが入り混じっています。人間観察してましたが、信仰心の篤い人たちもいるとは思いますが、クリスマスショッピングで千々に乱れた心を清めに来ている人や、神社に行くのと同じノリの人もいるようです。それに本当に教会ってクリスマスディナーを無料で振舞うのですね!!食べなかったけど。

この教会の建物は何度も建て増しや改築を繰り返していますが、20世紀前半にトロントで活躍した建築家エドワード・ジェームズ・レノックス氏が一部設計。旧市庁舎やカサローマの設計で有名な人です。さらに同じ敷地内にある複数の建物をつなげるために、今は一部ガラス張りになっていて、新旧一体、洒落てます。これは2006年に完成。トロントはなぜか歴史建築物を保存するよりは取り壊すことが多くて非常に残念なのですが、そんな中光っている教会です。

教会の中にはカナダの各州の旗と、カナダ英国教会の旗、カナダ軍の旗、国旗、いろいろはためいています。私はこういう象徴をフムフムと見て歩くのが大好きです。カナダ英国教会は同性愛も受け入れているので、レインボーキルトもありました。この教会の隣はゲイ地区だし、隣人は受け入れなきゃね。なかなかステキな最後の晩餐の彫刻も祭壇中央にありました。

カナダ英国教会の旗


教会のクリスマスツリー
礼拝の後は、トロント大学のキャンパスのきれいなところを散歩し、中華食べて、家でゴロゴロしてギフト交換。3日間毎晩映画館に行って満足。まだまだ見足りないけど。

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